文/台湾の大法弟子
【明慧日本2021年1月11日】
尊敬する師父、こんにちは!
同修の皆さん、こんにちは!
私は2003年に法輪大法に出会い、修煉してから今年で17年になりました。この修煉の道でいつも順調に行なうことが出来ませんでしたが、今年から安定して法を暗唱し始めて、大きく前進したことを感じ、この体験を皆さんと交流させていただきます。
一、大法との出会い
2003年の秋、私は南部のある大学院に通い、論文を書いていました。ある日、数年前に知り合った台湾大学の先輩から電話が来ました。先輩は私の現状を聞いてから、彼女が今法輪功を修煉していて、身体がとても良くなったと教えてくれ、私にも知って欲しいと言いました。
私は少し驚きました。医学を学ぶ先輩がどうして気功を学んでいるのでしょうか? 私はさっそくインターネットで法輪功について調べました。私は「法輪大法in台湾」というウェブサイトから『轉法輪』を見つけて読んでみて深く震撼されました。「真・善・忍」は宇宙の特性でありと本の中に書いてあり、師父の経文の一つ一つの文字は私の身体の細胞にまで振動を引き起こしたように感じました。これは決して普通の本ではないと信じました。
当時、私が書いていた論文は科学哲学についての議題でした。本当の科学とは何かを知りたかったのですが、西洋科学の思惟方法について一定的な認識を得てから、私の心の中に多くの疑問が生じました。最大の疑問は、一見公正で客観的な論理的方式が、なぜ人類に更なる幸せな生活をもたらすことが出来ず、逆に次々と社会問題がますます多くなっていることです。
それらの疑問を、師父は大法の中ですべてをはっきりと説かれました。私は大法に出会った当初から大法を修煉する固い決意がありましたが、自分のいろいろな執着心を見つけ出すことはなかなかできませんでした。時には執着心だと分かっていても、いかにして取り除けるか悩んでいました。
二、執着心を取り除く難しさ
修煉している中で、私は少なくとも自分にある二つの執着心をはっきり分かっています。一つは顕示心、自分を証明する心、もう一つは色欲心です。
小さい時からいろいろな面で恵まれていた私は、いつも人から褒められてきたことで、段々と自分は人より優れている自己満足の心が生じ、自分を人に見せることが自然となっていました。修煉してから、これは一種の執着心であると分かりましたが、具体的な事になるとなかなか取り除くことが出来ませんでした。師父は「わたしが見たところ、皆さんは往々にして、法を学んで煉功しているときには心理状態がとても良いのですが、いったん仕事に接し、人に接すると、常人と同じになってしまって、ときには常人にも及ばないほどです。これがどうして大法を修めている弟子の行為なのでしょうか?」 [1]と語られましたが、全くその通りです。
また、色欲心が根強く残されていて、少年時代から良くないものの本を読んでいたので、それらが時々私の頭から浮かんできます。
師父は「人間は目で何を見ても大丈夫で、見たくなければ見なければいいと言っています。違います。目に入ってしまえば、身体に入ってしまいます。いかなるものもほかの空間で身体に入ることができます。長く見れば見るほど、たくさん入ってきます。テレビ、パソコン、どのようなものでも見たら、入ってきます。頭と身体にこれらの良くないものが多く入ってしまえば、あなたの行動はそれに制御されてしまいます。話したこと、思考方式、物事に対する態度は、いずれも影響されます」 [2]
色欲心をなかなか取り除くことが出来なかったため、法を実証するプロジェクトの中でも妨害されました。時間が経つにつれ、それを無視して少し良くなったとしても、しばしば間違いを犯してしまい、その度に後悔しましたが、そのような状態がいつも繰り返して現れました。
三、突破する
今年大グループの学法交流会に参加した時、ある年配の同修が、彼女の地域で同修たちが法を暗唱している状況を紹介し、その中で多くの年配者はグループ学法の時、1段落ずつ暗唱して学法していると言いました。私はその体験談を聞いて驚きました。以前はいつも法を暗唱することは容易ではないと思い、しかも暗唱している同修も少ないと思いましたが、たくさんの年配の同修たちが皆暗唱出来るし、皆精進していると分かり、自分も頑張って法を暗唱しようと決意しました。
交流の中で、同修は「若い人でも、年を取った人でも、誰もが法を暗唱することができる。なぜなら、暗唱しているのは人の表面的な身体ではなく、よりミクロな部分、つまり私たちの分かっている一面が法を暗唱しているのだ」と言いました。それを聞いて、私は自分の観念に妨げてはいけないと気づき、「人体の奥深さは人が知っている表面的な知識ほど浅くはないのです」 [3]と師父のお言葉を思い出しました。人体の能力は無限なものかもしれないので、ただ観念に限られてしまっていると思いました。同じく、法を暗唱することにおいても、常人の暗記と見なしてはいけないのです。
四、焦る心を放下し、静かな心で法を暗唱する
実は、修煉してから法を暗唱することについて、同修たちの交流を聞く度に、自分も暗唱しようと心が動きましたが、いつもしばらく続けたあと放棄してしまいます。主な原因は頭の中で雑念が多くて集中できず、1段落の法もなかなか暗唱出来ないため、最後には自信がなくなってしまいました。
今回は決意を固め、暗唱を続けるにつれ、私を妨げる観念と執着心を見つけることが出来ました。その一つは、私は学法をするためではなく、暗唱のために暗唱していると気づきました。
区別としては、暗唱のために暗唱している時には、この段落をすぐに暗唱できるように望んでいるので、逆に焦りが走って心が静まりません。それと対照的に、法を暗唱することによって師父の法を深く理解しようとする時や、法に同化しようと思う時には、その焦る気持ちや挫折感がなく、心に読んでいる法が集中出来るのです。
焦る執着心を放下し、穏やかな心で法を暗唱する時には、とても楽しく感じました。そのような状態で一言ずつ暗唱していると、以前学んだ法も頭の中から浮かび出し、次の一言や1段落の法が現れました。
五、法を暗唱することは観念と執着を打ち破ることが出来る
師父は次のように語られました。「皆さんの多くは法を学ぶことが不十分です。その原因は、皆さんが法を学んでいないのではなく、その量が少ないのでもなく、常人の観念を抱きながら学んでいることです。あなたの心が求めたものと一致した内容を選んで、それが良いと思って、それだけを読むのです。あなたの要求に合っていないような内容、あなたと関係なく、ひいてはあなたの観念と一致していない内容を読まず、選んで読んでいるのであれば、修煉して永遠に向上することはできません」 [4]
以前私は学法する時、師父のおっしゃった通り、自分の好きなところを選んで学び、他のところをあまり重視しませんでした。しかし、法を暗唱することになると、一言一言順番に暗唱するので、選んで学ぶことはなくなり、一文字一文字をより深く理解するようになり、すべての中に計り知れない法理があると感じました。それによって、思想がさらに開かれ、心性も絶えず向上し、法に同化する素晴らしさを体験しました。
六、自分は修煉者であることを忘れず
私は続けて法を暗唱するようになってから、以前なかなか取り除くことが出来なかった執着心が確かに弱くなってきました。常人の仕事の中でも、大法を実証するプロジェクトの中でも、自分は修煉者であることを忘れず、慈悲の心をもってすべてのもの事に対応するようにしています。例えば、私の常人の仕事はビジネスであり、私と会社の別のキャリアの長い同僚は、それぞれ異なるビジネス領域を担当しています。 昨年、もともと同僚が担当する地域はなかなか進まなかったので、上司はその地域を私に委ねました。 1年以上の努力を経て、その地域の事業は徐々に発展しました。 しかし、最近上司は同僚がその地域の営業を担当したいので、彼に返して欲しいと私に言いました。それを聞いた私は平気で、自分の利益が損なわれた不平を感じることもなく、すぐに上司の要求を受け入れました。
また、色欲心においても段々と弱くなってきましたが、無理やり抑えるのではありません。以前はその心が強くて良くないと分かっていても、どう排除するかが分かりませんでした。しかし、法を暗唱し、法に同化するにつれ、心性が高まり、自然と淡泊になり、他空間の色魔が私を攪乱することはますますできなくなりました。私は心から大法の中で修煉して向上していく、その素晴らしさを感じ取りました。
七、結びの言葉
この十数年の修煉の過程で、修煉はとても難しいと思う時もありました。その難しさはたくさんの執着心がなかなか取り除かれないことです。一方、修煉はそれほど難しいものではないと感じた時もあります。なぜなら、師父はすでに法を私たちに伝えてくださり、しっかり法を学び、確実に法に従って行ないさえすれば、命は絶えず昇華し、執着心も徐々に取り除くことができるからです。すべての関門、すべての魔難の現れは修煉の過程で、私たちを向上させるためのものに過ぎません。
最後に、師父の経文の中のお言葉で、同修の皆さんと互いに励まし合いましょう。「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」[5]
次元が限られておりますので、正しくないところがあれば、ご指摘お願いします。
師父、ありがとうございます!
同修の皆さん、ありがとうございます!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「環境」
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「2010年ニューヨーク法会での説法」
[3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「穹」
[4] 李洪志師父の著作:『長春輔導員法会での説法』
[5] 李洪志師父の経文:『妨害を排除せよ』
(2020年法輪大法台湾修煉体験交流会)