繰り返し迫害を受けた時応吉さん 再び不当判決
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 【明慧日本2021年1月13日】北京市延慶区の法輪功学習者・時応吉さん(45)は1年以上前に不当に連行された。2020年11月5日、時さんは大興区裁判所に不当に開廷された。先日、時さんは同裁判所に懲役2年と罰金5,000元の判決を下された。

 時さんは北京市延慶区の永寧鎮孔化営村に在住、鉄道会社の職員だった。1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。それから、法輪功を学び続けた時さんは迫害され、家庭が崩壊してしまい、放浪生活を強いられた。現在、時さんの家には健康状態が悪い高齢の両親しか残っておらず、辛い日々を過ごしている。

 繰り返し当局に迫害をされる

 2006年6月28日夜、時さんは延慶県(現在の延慶区)公安局の警官に連行され、延慶留置場に拘禁された。留置場での迫害より、時さんは急性心筋梗塞、高血圧症などの病状が現れ、生命の危険に陥った。そのため、時さんは延慶中医病院から北京公安病院に運ばれ、救急手当を受けた。

 2006年8月2日、時さんは延慶病院に転院されたが、監視され続けた。

 2006年9月19日、時さんは北京市公安局に身柄を拘束され、北京市留置場に拘禁された。その後、時さんは延慶県裁判所に秘密裏に懲役6年の判決を言い渡され、前進刑務所に収容された。

 2013年7月18日、時さんは北京市公安局、延慶県国内安全保衛部門の警官に連行され、北京市昌平留置場に送られた。

 2015年4月14日、時さんはまた、北京市公安局、延慶県国内安全保衛部門の警官に連行され、北京市海淀拘留所に送り込まれた。同年4月30日、昌平洗脳班に連行された時さんは42日間拘禁された。

 2015年7月20日、時さんは友人宅を訪ねた時、待ち伏せしていた私服警官に連行され、延慶県留置場に入れられた。7月27日に解放された。

 2017年3月7日午後、時さんは河北省張家口から北京市延慶の自宅に帰る途中、河北省張家口市懐来県東花園派出所の警官に連行された。夜8時、延慶区公安分局永寧鎮派出所、郷610弁公室の警官によって、延慶区に送還され康庄鎮馬房村にある洗脳班に入れられた。3日後に解放された。

 2018年5月29日、時さんは山東省青島市に行き、税金の手続きをしようとしたが、下車した後、連行され、青島鉄道留置場に拘禁された。

 再々連行され2度目の判決を受ける

 2019年2月28日、時さんは大興区西紅門派出所の警官に連行され、同区大洼留置場に送り込まれた。

 2019年4月4日、時さんは北京市検察庁第一分院に逮捕状を発付された。公安局と検察庁が共謀して、時さんを陥れた。

 2020年1月、大興区検察庁は時さんを大興区裁判所に起訴した。そして、11月5日、防護服を着た時さんは大興区裁判所に入った。法廷で弁護士と時さん本人はともに、警官と検察官が案件の調査過程での違法性を指摘し、それによって間違った結論を導いたことを主張し、法廷に完全記録をするようにと要求した。

 検察、裁判官は時さんの自己弁護と弁護士の弁護を中断しなかった。裁判は1時間半で終わった。

 しかし先日、時さんは懲役2年と罰金5,000元の判決を言い渡される結果となった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/4/418089.html)
 
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