山東省の学習者・高宏偉さんに懲役4年の実刑判決 
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 【明慧日本2021年1月27日】山東省東営市の法輪功学習者・高宏偉さんは2019年12月24日、東営市東営区裁判所により懲役4年の実刑判決、罰金2万元(約32万円)を宣告され、2021年1月5日に山東省刑務所に移送されて迫害を受けている。

 高さんは東営市にある浄水器会社のマネージャである。法輪功を修煉した後、高さんは常に真・善・忍に従ってより良い人を目指し、真面目で優しく、大らかな態度で人に接しており、例え誰かに攻撃されても気にせず、愚痴や不平などを言うことはなかった。部下と従業員たちは高さんを尊敬し、社長も高さんを非常に信用している。それは高さんの管理や業務能力が優れているだけではなく、会社設立時の珍しい先輩でもある。十数年前、会社の設立当初の月給は数百元しかなかったこともあったが、高さんは辞めずに社長との約束を守り、十数年終始一貫して堅持してきた。ここ数年、会社は忙しくなり、高さんも関係者たちから注目を集めている。会社の要人にもかかわらず、高さんは利益についても絶対甘い汁を吸わない。

 2018年11月24日、東営区勝利派出所などの4カ所が一斉に警官を出動させ、現地の法輪功学習者17人を連行した。連行の理由は同年7月、現地の共産党の党マークが塗られたことで、警官らは監視カメラを通して王子明さんを追跡したという。

 2019年12月24日、東営区裁判所は王さん、高さん、商さん、張さんに対して開廷した。開廷する前、張婷という裁判官は「無罪の弁護をするのですか。自分の立場に注意してください」と弁護士を脅した。この赤裸々な要求から、裁判官は共産党の支配下だと分かった。

 3時間以上にわたる不法審理の過程で、主審裁判官・劉某、裁判官・張婷、検察官・趙鵬と李ぜんらは公然と法律やルールに違反し、互いに茶番劇を演じた。学習者を罪に陥れるように、張婷裁判官はいわゆる証拠に対して「はい」か「いいえ」かという二つの選択肢を学習者に無理やり回答するよう強要した。その「証拠」は本当に法律に違反したのかという問題についての弁護は許されなかった。弁護士が弁護していた時にも張裁判官は乱暴に中止した。

 検察官が提示した証拠「邪教を利用して法律を破壊した」という罪を証明できない。「法輪功は邪教だ」という法律根拠もないし、学習者がどの法律条例を破壊したのか、社会に悪い影響を与えたのかなどなども証明できなかった。

 同日、学習者4人に対する裁判結果が宣告された。高宏偉さんに懲役4年、罰金2万元(約33万円)。王子明さんに懲役7年6カ月、罰金3万元(約48万円)。商兆香さんに懲役3年、罰金1万元(約16万円)。張愛麗さんに懲役2年10カ月、罰金8千元(約13万4000円)を科された。4人とも控訴したが、原審維持とされた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/21/418859.html)
 
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