【明慧日本2021年1月28日】前文に続く
4、深セン市「次世代ケア委員会」常務副主任・唐海海さん夫妻は不当に連行された
2020年3月、深セン市次世代ケア委員会の常務副主任、法輪功学習者(以下、学習者)の唐海海さんと妻の孫雪新さんは身柄を拘束され、2人とも市南山区留置場で拘禁されている。
2003年、唐さんは深セン市教育局の副局長に就任。市の幹部らは唐さんの才能と品格を高く評価している。
5、2020年8月23日、甘粛省蘭州市の学習者、交通大学の講師・王琳さんは不当に連行された
四、嫌がらせの実例
1、刑期満了後、南京市の馬振宇さんは自由を制限される
ホワイトハウスに招待されてトランプ大統領と面会した南京師範大学の学部主任・張玉華さんの話によると、夫の馬振宇さんは3年間の刑期が満了し、9月19日に解放された。しかし、現在も南京市公安に監視され、妻との連絡はできないという。
明慧ネット2020年10月3日の報道によると、学部主任の張玉華さんは、同年7月にトランプ大統領に引見された。張さんはホワイトハウスで夫の馬振宇さんが迫害を受けた状況を話した。
2020年7月20日、アメリカのポンペオ国務長官は声明を出し、中共による法輪功への迫害を批判した。馬振宇さんのことを一例にし、中共に直ちに学習者への虐待と迫害を止めること、拘禁されている学習者を解放することを要求した。
この件は国際社会に大きく注目されたが、馬さんは刑期満了後も自由がない。
馬振宇さん |
馬さんは中国情報産業部南京第十四研究所の元レーダー・エンジニアである。中共のトップに法輪功の無実が書かれた資料を郵送したとの理由で、懲役3年の判決を宣告された。江蘇省蘇州刑務所側は、9月19日、馬さんを南京市公安に預かったと言った。しかし、張さんはいまだに馬さんと連絡が取れない。
情報筋によると、馬さんは現在南京市玄武区鎖金村派出所に監視され、市夫子庙近くにある公安警備室の隣の部屋に泊まらせられているという。公安は馬さんの家族にプレッシャーをかけ、馬さんの80代の母にも、張さんとの連絡を禁じた。南京市のいくつかの派出所は管轄内の学習者に、馬さんと連絡しないこと、見舞いに行かないこと、さもなければ、逮捕すると脅迫した。
2、上海の建築弱電専門家、高級エンジニアの徐永清さんは放浪生活に
徐永清さん |
徐永清さんは上海市の高級エンジニアである。法輪功を学んでいるとの理由で中共に懲役2年の判決を宣告され、2019年11月28日に解放された。洪澤湖刑務所から戻った徐さんは嫌がらせ、監視され、最近、強制的に引越しをさせられた。その結果、放浪生活を余儀なくされた。
徐さんは建築弱電の専門家で性格は素直な人である。同僚と顧客から高い評価を得ている。2017年11月29日、警官・茅志新は徐さんを天山路派出所に呼び出した。徐さんは着いたら、すぐに身柄を拘束された。その後、懲役2年、罰金5000元(約8万円)の判決を宣告された。
徐さんは刑務所で殴られ負傷し、解放された後、失業した。2020年3月末、失業手当を申請し、それが唯一の収入になった。徐さんは妻と上海近くの農村の貸家で暮らし、中共に監視、嫌がらせを受けた。
10月の中秋節の休暇中、徐さんは浙江省の実家に帰省し、母親に会いに行った。しかし、10月11日、徐さんはメッセージを受け取り、上海の家にあるものは全て奉城鎮塩行村の村委員会の倉庫に移動したと告げられた。徐さんは大家に10月31日までの家賃を払い済みで、すぐに上海の貸家に戻ったが、錠は変えられていた。現在、徐さんは居場所がなく、放浪生活を余儀なくされている。
3、年金は止められ、崔会芳さんはジャムス市の財政局と元職場を提訴した
崔会芳さん |
崔会芳さんは定年退職した司法警官である。2015年2月12日に不当に連行され、懲役2年の実刑判決を宣告された。2016年刑務所に入所後、年金を止められた。解放されてからの3年あまり、崔さんはアルバイトで生活を維持している。
自分の権利を守るため、崔さんは何度も元職場のジャムス市の強制隔離薬物中毒治療センター、上級組織のジャムス市司法局、財政局、市政府、610弁公室、財政担当の市長、地元の陳情弁公室を訪ね、年金の停止解除を要求した。しかし、3年経っても解決されず、崔さんは法律の方法で提訴した。崔さんは何度も警官と街道、コミュニティーに嫌がらせを受けている。
五、洗脳の迫害実例
1、湖北省工業大学の講師・張華平さんは再び洗脳班で迫害される
2020年10月6日、武漢市洪山区獅子山派出所の警官、湖北省工業大学の警備課、大学のコミュニティーは当大学職員の張華平さん(50代男性)を獅子山派出所に呼び出し、湖北省洗脳班に連れていき、迫害を加えた。
張さんは武漢大学図書管理学部を卒業、湖北省工業大学の図書館に勤めている。法輪功を学んでから「真・善・忍」の教えに従い、より良い人になることを目指し、名利に執着せず、コツコツと働き、人に優しく接して、親友、同僚の高い評価を得ている。
10月1日の休み明け、獅子山派出所の警官と湖北省工業大学のリーダーは張さんにプレッシャーをかけ、毎日談話し、法輪功を止めることを強要した。また、公職を追放され、洗脳班に拘禁すると脅迫された。張さんは法輪功を諦めないと声明し、省の洗脳班に拘禁された。
2、吉林市大学の王之非教授は洗脳班に送られる
2020年10月30日の明慧ネットの報道によると、吉林市は洗脳班を開き、学習者に迫害を加えたという。場所は吉林市豊満区の旅行ホテルである。情報によると、吉林市大学の教授・王之非さんは当ホテルに連行され、迫害を受けた。
六、不当に免職された実例
河南省禹州市の警官・査卓琳さんは免職された
2020年8月19日、河南省禹州市公安局の工業園区派出所の警官、学習者の査卓琳さんは職場から『免職通知書』を受け取った。原因は査さんが法輪功を学んでおり、今年57歳で、あと2年で定年退職することになっていた。
査さんが免職された情報は、大きな話題になり、多くの人は査さんの味方である。
査さんは19歳から軍隊に入り、17年間服役した。中国の東北部の国境線で青春を捧げた。その期間、査さんは小隊長、副中隊長、中隊指導員、共青団政治処の幹事を担当し、「優秀指導員」に選ばれ、功三級の表彰を3回受けたことがある。
1999年、査さんは復員し、禹州市公安局の刑事警察になった。仕事が優秀で2001年に薬物中毒治療センターの中隊長に選ばれた。2003年、褚河乡派出所の副所長になった。その期間、特別捜査本部に選ばれ、殺人事件を調査し、功三級の表彰を受けた。他に殺人事件や暴力団の案件などの役に立ち、周りから高い評価を得ている。
2015年、査さんは最高検察庁に江沢民による法輪功に対する迫害の犯罪行為を告訴した。
2016年、禹州市公安局、政治法律委員会、610弁公室は江沢民を告訴した学習者に迫害を加えた。610弁公室の主任・呉慶旭は査さんの起訴状を持ち、公安局へ行き、査さんへの処分を求めた。査さんは行政処分と毎月の業績給2年分を停止された。2年後、査さんは処分の停止を求めたが、職場に法輪功を諦める保証書を書くことを強いられた。査さんは強く断った。そのため、処分は2016年から2020年まで撤回されず、業績給合わせて十数万元の支給を差し引かれた。
明慧ネットでは法輪功の迫害に加担し、悪い報いに遭う実例を大量に報道した。このような人たちは中共の虚言に騙され、悪事を助け悪事を働くことになり、非常に残念である。1999年7月中共による法輪功への迫害が始まってから21年間、すでに2万人以上は悪の報いに遭い、全て実名で調べることができる。これは深く考えるべきである。
(完)