【明慧日本2021年2月4日】遼寧省撫順市の79歳の法輪功学習者・魏少敏さんは、懲役7年6カ月の不当判決を受け、現在すでに6年半の刑に服し、2021年12月19日に服役の期間終了となる。
法輪大法を実践した後、魏さんは心身ともに恩恵を受け、法輪大法の素晴らしさを身をもって体験したことを人々に伝えていた。何度も連行され、家宅捜索を受け、拘禁された。そして、強制的に洗脳され、懲役刑に処され、家族も家宅捜索などの嫌がらせを受け、刑務所の暗闇の中で拘禁生活を余儀なくされてきた。魏さんは心身ともに重度のダメージを受けた結果、現在は歩くことができず、車椅子に頼っている。
中国共産党による法輪功迫害が始まってから22年近くの間、魏さんは4回も不法に逮捕されている。
最初は2001年に連行されて武家堡拘置所に送られ、3カ月間「洗脳班」に参加することを強制された。
2回目の2007年には、撫順新華派出所に連行され、馬三家拘置所に送られ、3年間拘禁された。
3回目は2012年7月31日、魏さんが開発区の高麗街住宅地で法輪功の資料を配布していたところ、真相を知らない警備員によって開発区派出所に通報されたことがあり、李石派出所の警官らに連行された。警官らは魏さんの息子の家と娘の家にも行って家宅捜索を行った。魏さんが身体検査された後、高血圧のため、派出所は「仮保釈」の手続きをした。しかし、魏さんを家に帰らせるのに2万元を要求した。
2013年6月17日、撫順市望花区裁判所は魏さんの事件を審理するための公聴会を開き、傍聴席は魏さんの息子1人だけで、他の人は許可されなかった。法廷で魏さんは、法輪大法について真実を語り、人々を救っているとし、法律を犯したり、悪いことをしておらず、憲法および信教の自由と言論の自由に関する法律を遵守していると述べた。しかも、法輪功がカルトであるという法律は存在せず、なぜ江沢民の一存が法律になるのかと述べた。裁判所の人員は魏さんにどこで情報を得たのかと尋ねた。魏さんは「言うことはありません」と答えた。裁判所の人員はもう一つの質問をし、「あなたは毎日何をしていますか?」と聞いた。魏さんは「人を救うことです」と言った。早々に裁判が終わり、彼らは魏さんに署名を求めた。魏さんは『法輪大法は素晴らしいという言葉を真摯に唱えれば、災害時には命が助かります。私は法輪功学習者です』と書いた。最後には全員が帰って、魏さんも帰宅した。
4回目は、2014年6月20日午前9時、魏さんは順城区の葛布街の自宅で他の4人の法輪功学習者と一緒に法輪功書籍を読んでいたところ、7、8人の私服警官が家に押し入り、5人全員を連行した。魏さんは現在、刑務所で6年半の刑に服している。
コロナウイルス蔓延の前に、車椅子に乗った魏さんの面会に行った魏さんの娘は涙を止めることができなかった。魏さんは「この部屋の精神病にかかっている受刑者が一晩中自分を罵ってくる。他の部屋に変えてもらえるよう、刑務官に相談してくれますか?」と娘に言った。刑務官は「精神病の部屋とエイズの部屋しかないですが、どの部屋にしますか?」と言った。そのように魏さんはずっと苦しみに耐えている。今のところ、家族は長い間魏さんに会えていない。魏さんの娘は、母親のことをとても心配している。
信仰の自由は市民が憲法で保障された権利であり、法輪功を実践し、法輪功迫害の真実を世界に伝える法輪功学習者は合法的な市民であり、法律に違反していない。警官らによる逮捕は違法であり、市民の信仰の自由に対する不当な侵害である。