転んだことで悟った
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 文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2021年2月7日】私は70代の大法弟子です。1995年、妻が法輪大法を修煉し始め、私も一緒に何日間か学びました。しかし、機縁がまだ来ていないからか、或いは以前他の良くないものを学んだことがあったからか、すぐには修煉しませんでした。その上、妻の修煉についてもあれこれと口出しをして、自分が道を誤ったことに全く気付きませんでした。

 1998年、妻が20日以上の高熱に見舞われましたが、学法を怠らなかったので、奇跡的に回復し、その後、病気にかかることなく、顔色も良くなり、若返ったように見えます。また、妻はよく目の前で小さい法輪が飛んでいるのが見えます。これらのことを実際に見てきたので、法輪大法が正法であると確信し、そして、今度こそ迷ってはいけないと思い、1998年の10月、修煉の道に入りました。これまでの修煉において、身体的に大きな変化が現れましたので、これから少し交流したいと思います。

 2004年のある日、家で餃子を作ることになり、私は餃子を煮ていました。物を取りにリビングに行く途中、床の水に気づかずそのまま転んでしまい、左足が後ろの方に曲がってしまいました。起き上がれないので、そのまま床を這って携帯電話を取り、同修に電話をかけました。その同修はすぐに来てくれて、私を起こして、「正念を持つように。師父にお願いすれば大丈夫」と教えてくれました。この時、左足はパンパンに腫れあがり、骨が外れたと感じました。慌てて駆けつけてきた子供たちが私の足に驚き、すぐさま救急車を呼びました。病院に向かっている間、私はずっと師父に助けを求めました。

 病院でレントゲン撮影と、あちこちの検査を受け、その結果、太ももあたりが骨折し、そして、膝に腫瘍が見つかりました。まず接骨し、半年後に手術をして腫瘍を取るように医者に勧められました。後に娘がレントゲン写真をもって北京の大きな病院に行って、医者に診てもらった結果、足の様態が悪く、(中国古来の)骨を削る治療法を行わなければならず、3年に1回のペースで、全部で3回治療しなければ、これから先、歩くこともできず、時間が経つと、何もしなくても骨が折れる可能性さえあると言われました。このことを知って怖くなった娘はまた別の都市に行き、専門家に診てもらったところ、同じことを言われました。確かに、修煉した後、子供たちは私の身体に起きた変化を見てきましたが、それでも、心配せずにはいられません。

 あの頃は毎日師父にお願いし、目の前の状況を信じず、全ては虚像であり、きっと自分に漏れがあるから、邪悪に隙に乗じられたのです。医者の言葉は事実ではない、私は師父の言葉だけを聞き、そして、自分自身を正していけば、きっと大丈夫と正念を固めました。

 同修も会いに来てくれて、みんなと一緒に法を勉強し、絶えず交流していくことで、正念もどんどん強まりました。内に向けて自分を探すと、最近、土地を開拓することばかり考えており、師父が延ばして下さった時間を浪費してしまったことに気づきました。これは大きな漏れです!  同時に利益を重んじる心理もあります。大切な時間を常人のことに費やし、そして、衆生を救うことに重点を置いていませんでした。他の同修は一騎当千の勢いで衆生を救っているのに、私は土地開拓などと余計なことをしていました。同修と大きな差が開きました。これらのことに気づいた後、頭上から足の爪先まで熱い何かが流れたような気がして、自分の悟りは正しかったと分かり、そして、慈悲なる師父が私を励まして下さっているのだと悟りました。

 この日、『轉法輪』の「第六講」を勉強しました。「心がちょっと歪んだだけで、すぐ駄目になります」[1]という師父の説法を読んだとき、突然、1文字1文字がキラキラと輝いているのが見えたのです。見間違いかと思って目を強くこすったところ、確かに輝いていました。しばらくして、元に戻ったのです。医者や家族の話を聞いて少し動揺した私を見られた師父が、この方法を通じて啓示してくださいました。心を正し、自分を修煉者として律しなければならないのです。私の悟性が低いので、師父に心配をおかけしました。これも師父や大法を信じていない証拠なのです。

 この日から、それまでの動揺はすっかり消えました。手術のことなど全く考えずに、衆生を救うことだけを考えるようにしました。そして、間もなくして足が回復し、医者が言ったような結果は全く起こりませんでした。私の身に起きた奇跡を見た家族も大法の素晴らしさを信じ、私も修煉の厳粛さを知りました。

 慈悲なる師父に感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/7/418141.html)
 
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