旧正月の前 1216人の法輪功学習者が迫害される(一)
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 【明慧日本2021年2月10日】まもなく中国は、旧正月を迎えるため、どこの家庭も旧正月用品を買いそろえている。しかし、真・善・忍にしたがってより良い人を目指している法輪功学習者(以下、学習者)や家族たちは中国共産党(以下、中共)による連行、嫌がらせ、家宅捜索、判決などの迫害を受けており、精神的な苦痛と恐怖を覚えている。

 学習者たちは固い信条と慈悲心を持って、中共ウィルスが流行している中で、人々にウィルスから身を守る方法を教えているというだけで、中共当局により様々な迫害を受けた。明慧ネット報道によると、2021年1月、1216人の学習者が連行されたり、嫌がらせを受けたりした。中の36人が拘禁や洗脳班に収容され、194人が実刑判決を下された。18人が放浪生活を余儀なくされ、7人が迫害死した。169人が家宅捜索を受け、27人が年金や給料を停止された。

图1:2021年1月中国法轮功学员遭中共迫害人次统计

図1:2021年1月 迫害を受けた法輪功学習者数

 迫害を受けた学習者の中で65歳以上は94人。90歳以上が2人、80歳~90歳が19人、70歳~80歳が52人、60~70歳が21人である。押収された現金は計49万6100元(約793万7600円)で、29省・自治区・直轄市の155都市に及んでいる。

图2:2021年1月中共对65岁以上老年法轮功学员迫害人次统计

図2:2021年1月 迫害を受けた65歳以上の学習者数

 一、1月に482人が連行された

 明慧ネットの報道によると、2021年1月、中共当局に連行された学習者は482人いるという。深刻に迫害が行われた省と市は、山東省97人、黒竜江省60人、遼寧省54人、四川省41人、河北省29人、吉林省29人、湖南省23人、威海市30人、チチハル市19人、遂寧市17人である。

图3:2021年1月中国大陆各地法轮功学员遭绑架骚扰人次统计

図3:2021年1月 中国各地で迫害を受けた学習者数

表1:2021年1月 中国各地で迫害を受けた学習者数

地域 連行された人数
山東省 97
黑龍江 60
遼寧省 54
四川省 41
河北省 29
吉林省 29
河南省 28
湖南省 23
広東省 18
湖北省 18
安徽省 17
北京市 16
内モンゴル 10
浙江省 9
上海市 6
甘粛省 4
江蘇省 4
天津市 3
広西省 3
山西省 3
陝西省 2
新疆 2
曇南省 2
福建省 1
貴州省 1
江西省 1
青海省 1
合計 482

 迫害事例

 1、警官らが銃を持ち工場に突っ込み 30人以上の従業員を驚かせた

 目撃者の話によると、2021年1月6日、警官らは孫静さんを連行する際、銃を持って工場に突っ込んで、従業員たちに「皆、携帯電話を出して作業台に置き、両手を頭に置いてしゃがめ!」と命令したという。30人以上の従業員たちは皆ショックを受けた。

 2、2021年1月14日午前、授業中の浙江杭州市の教師・秦曇さんが連行された

 3、遼寧錦州凌海市の7人の学習者が連行された

 2021年1月20日午前、凌海市の学習者たちは三輪車で市場に行き資料やカレンダーを配布していた際、中国当局の虚言に騙された人に通報され、学習者7人が連行された。午後、皆は家宅捜索を受け、5人は数千元から数万元の現金を押収された後、次々と解放されたが、周永林さんと孫継平さんは留置場に入れられた。

 4、山東省煙台海陽市の9人の学習者が連行された

 1月9日午後、海陽市の学習者9人がほぼ同じ時間に連行され、家宅捜索を受けた。2日後、1人は解放されたが、他の8人は留置場に拘禁された。

 5、迫害された学習者を助けたため 武漢市の梁義さんは連行された

 明慧ネットの報道によると、2020年12月31日朝、武漢市の学習者・梁義さんが病院で迫害を受けていた羅亜雄さんを家に迎えた日、羅さんと梁さんの妻・劉アイ芳さんなど複数の学習者が連行された。2021年1月1日、梁義さんも連行され、現在まで漢陽留置場に拘禁されている。

 梁義さんは麻城に生まれ、武漢海電科儀株式会社に勤務している。

'罗亚雄'

羅亜雄さん

 羅亜雄さん(30歳男性)は麻城市白果鎮出身、15歳から法輪功の修煉を始め、武漢市公安警備会社に勤務していた。2019年12月25日、羅さんは漢陽区楚才中高校に法輪功が迫害されているチラシを配布していた時、携帯電話の「現在地を知る機能」によって警官らに追跡され、尾行された。午後、羅さんは連行され、派出所で殴打された。

 羅さんは留置場に入れられた。2020年11月9日から羅さんは迫害に抗議するため、80日間以上にわたって断食をしていて、体重は84キロから40キロまで激減した。羅さんは病院に運ばれたが、毎日警官10人にシフト制で監視されていた。11月27日、病院にいたままオンラインで開廷された。

 2020年12月31日朝3時、羅さんは2人の警官が眠っていた際、自分の衰弱していた身体のまま病室を出て、病室に鍵をかけて逃げた。梁義さんは羅さんを家に迎えた。午後5時ころ、梁さんは家宅捜索を受け、梁さんの妻と訪れたもう1人の学習者が警官らに連行された。当日、修煉していない羅さんの姉も連行された。その後、梁さんの友人と妻は解放された。

 梁さんは派出所に行って、押収された自分の家財の返還と羅さんの解放を求めたが、逆に拘留された。羅さんの姉は修煉していないが同様に拘留された。

 二、1月に734人が嫌がらせを受けた

 明慧ネットの報道によると、2021年1月、734人の学習者が嫌がらせを受けたという。黒竜江省166人、河北省91人、天津77人、吉林53人、山東52人、四川48人、遼寧36人、湖北35人、内モンゴル33人、安徽24人で、ハルビン73人、大興安嶺33人、赤峰31人、廊坊26人、ジャムス26人。

表2:2021年1月 嫌がらせを受けた学習者数

地域 嫌がらせを受けた学習者数
黑龍江 166
河北省 91
天津市 77
吉林省 53
山東省 52
四川省 48
遼寧省 36
湖北省 35
内モンゴル 33
安徽省 24
広東省 17
寧夏 15
湖南省 12
江西省 12
上海市 9
重慶市 9
貴州省 9
江蘇省 7
曇南省 7
山西省 6
北京市 5
甘粛省 4
河南省 3
新疆 2
福建省 1
浙江省 1
合計 734

 迫害事例

 1、定年退職した設計エンジニア・王用華さんは放浪生活を余儀なくされた

 王用華さんは元武漢港湾工程設計院の上級エンジニアであり、息子は刑務所で迫害されて意識が朦朧となり、少し前に刑務所から解放されたばかりである。最近の「ゼロ行動」の中で、王さんは嫌がらせを受け、放浪生活を余儀なくされた。

 警官らは何度も王さん宅に押し入り、王さんを洗脳班に連行しようとした。警官は「五書を書かないと、年金と医療保険の発給を全部停止する」と脅した。王さんの家の近くに住むもう1人の学習者も放浪しなければならなかった。

 2、吉林省楡樹市教育システムで学習者たちに嫌がらせ

 2020年10月来、楡樹市610弁公室と教育局の関係者らは同市の中高校に行き、そこの学習者たちに対して嫌がらせをした。

 迫害手口は、自ら作った邪説を流したり、法輪功書籍の内容をあちこち一部分取り出して自分の都合のよい解釈をして学習者を騙そうとした。もちろん、学習者たちは騙されるわけはないが、騙されないと、職場での解雇や左遷、子供の未来に悪影響があるなどと、関係者から脅された。こうして嫌がらせを受けた学習者は3人いる。

 3、河北泊頭市の王水永さんは迫害死 娘は嫌がらせを受けた

 当局は「ゼロ行動」の名目で学習者に対して嫌がらせをしたため、2020年10月2日、王用永さんはあまりのショックで死亡した。王さんの娘は迫害に直接加担した関係者らを告発しようとしたので、泊頭市公安局と政法委の関係者らに復讐されそうになった。彼らは王さんの娘が法輪功の活動に参加したか、法輪功を煉っているかを調査しているという。

 (続く)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/6/419588.html)
 
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