フランス外務大臣 中国での法輪功迫害について懸念を表明
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 【明慧日本2021年2月11日】フランスの外務大臣ジャン=イヴ・ル・ドリアン氏は2020年12月31日、マルヌ県の国会議員リセ・マグニア氏からの問い合わせに対して返信書簡を送り、「フランス政府はずっと法輪功学習者(以下、学習者)が中国で迫害を受けている状況に大きな注意を払っている」と述べた。

 フランス外務大臣ジャン・イヴ・ル・ドリアン氏の書簡の原文PDFファイル(33KB)はこちら

 中国共産党(以下、中共)はすでに二十年以上にわたり法輪功を迫害している。フランスの学習者は弛まずフランス国民と政府の上層部に中共の犯罪行為を暴いており、学習者に対する各種の残虐な拷問や生体臓器狩りなどを含む。現在、すでに多くのフランス国民から署名を支持する手紙が届いている。100人近くの国会議員の正義の支持をも得た。そのうち65人の国会議員が署名をし、『フランス人が中国で不法に臓器移植を受けることを阻止する』などの関連法律を改正をするよう国会に提案した。ある国会議員も直接、大統領或いは外務大臣に手紙を送り、中国で発生した学習者に対する犯罪行為に関心を持つようフランス政府に要請した。マグニア議員もその1人である。

 ドリアン外務大臣はマグニア議員への返信の中で、「中国の学習者の状況と言論の自由の問題に関して、私に思い出させてくれました。フランスは常に、学習者が受けている深刻な迫害について懸念を表明し。関心を持ち続けてきました」と述べた。

 また、ドリアン氏は次のように述べた。「フランスは引き続き、中国政府に基本的な人権と自由を遵守できるように努力し続ける必要があります。双方が会談する際、フランスは(この件に関して)懸念を表明しました。そして中国側に、人権と自由を守るよう呼びかけました」

 ドリアン氏は返信の中で、「フランスと私達EUのパートナーは中国に対して、法治国家として言論の自由をもっと遵守するよう、中国に呼びかけ続ける必要があります。これらの情報は主にEUと中国における人権の対話を通して、中国側に伝達します」と述べた。

 ドリアン氏はまた「フランスとEUは国連人権理事会で、中国に対する懸念を頻繁かつ公に提起しています。私も今年11月20日に国務委員・王毅氏と会談した際、これらの問題について重大な懸念を表明しました」と伝えた。

 最後に、ドリアン氏はマグニア議員に対して「安心して下さい。私達は引き続き学習者の中国での状況と彼らの基本的人権が尊重されているかどうかについて、細心の注意を払い続けています」と言った。

 マグニア議員は、外務大臣からの返信をフランスの法輪大法学会に転送した。フランスの学習者は外務大臣およびマグニア議員の支持と関心に感謝を述べた。学習者達は引き続きフランスの政治関係者に中共の犯罪行為を暴き、もっと多くの人に正義のために発言し、共に中共の法輪功と学習者に対する迫害を阻止する呼びかけていく。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/18/418727.html)
 
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