旧正月の前 1216人の法輪功学習者が迫害される(二)
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 【明慧日本2021年2月11日】(前文に続く)

 4、武漢市女性教師・熊麗華さんは洗脳され、やむを得ず放浪生活を始めた

 武漢市の法輪功学習者(以下、学習者)の熊麗華さんは小学校の教師で、2020年9月1日に学校で連行され、15日間拘留された後、洗脳班2カ月拘禁された。2021年1月6日、学校の共産党書記にサインを強要された際に拒否したため、書記に通報された。書記と警官に連行を企てられ、熊さんは余儀なく放浪生活をはじめた。

 5、大慶市の商穎慧さんは迫害された

 明慧ネット1月21日の報道によると、黒竜江省大慶市肇源県(ちょうげんけん)の政法委、衛生局、総病院は2020年9月から、総病院内科の副主任医師・商穎慧さんにずっと迫害を加え、「三書」にサインを強要した。商さんは「学習者はより良い人を目指しているだけだ」ということを迫害の加担者らにずっと説明し、サインを拒否したので当局からの処罰を受け、商さんは上級医師から中級医師に降格され、給料も減らされた。

 三、1月に36人が洗脳の迫害を受けた

 明慧ネットの報道によると、2021年1月、36人の学習者たちが洗脳班に入れられて迫害を受けたという。安徽8人、吉林8人、山東5人、内モンゴル4人、浙江3人、河北2人、新疆2人、甘粛と広東と広西と湖南にはそれぞれ1人がいる。

 表3:2021年1月 洗脳班に拘禁された学習者数

地域 洗脳を受けた学習者数
安徽省 8
吉林省 8
山東省 5
内モンゴル 4
浙江省 3
河北省 2
新疆 2
甘粛省 1
広東省 1
広西省 1
湖南省 1
合計 36

 迫害事例

 1、2021年1月初め 安徽省淮南市洗脳班が設立された

 2021年1月初、安徽省淮南市に洗脳班が設立された。ここ数カ月、淮南市の学習者たちは各派出所や街、住宅区の人員らにより嫌がらせを受け、洗脳教育を受けるよう強要された。それを拒否した学習者の家に当局の人員らは居座り、ただで食事をしたり泊まったりして、なかなか離れなかった。

 2、広州の劉文さんは洗脳班に拘禁された

 広州市洗脳班の大隊長・楊永成は2020年10月20日から鉄道会社の職員・劉文さんを現地会社の施設内に軟禁して転向教育の受講を強要し、サインを求めたが、劉さんに拒否された。2021年1月7日から、当局の人員らは劉さんを現地の洗脳班に拘禁し、洗脳を強要した。洗脳班は現地のあるホテルに設立された。

 四、1月に学習者たちは現金49万6100元(約793万7600円)を押収された

 明慧ネットの報道によると、1月、学習者たちが押収された金額は計49万6100元(約793万7600円)である。吉林省延辺の朱喜玉さんだけでも20万元(約320万円)を押収された。

表4:2021年1月 学習者たちが押収された現金
名前  省 県区 迫害手段  

 押収された  (元)

朱喜玉   吉林省 延边州   20万
贾立英 山西省 大同市   家宅捜索 13万
修煉していない老人2人 上海市   杨浦区   4万
田国友 辽宁省 朝阳市   家宅捜索 2万
吴才莲 四川省 凉山州 西昌市   2万
战翠玲 黑龙江省 鹤岗市     1万
胡女士 黑龙江省 鹤岗市     1万
王翠霞 山东省 滨州市 滨城区 家宅捜索 1万

 迫害案例

 1、山西大同市の蒋小麗さんと賈立英さんは連行され、13万元を押収された

 蒋小麗さんと賈立英さんは1月19日に連行され、家宅捜索を受けた。蒋さんはプリンターを13台押収され、現在大同市漢方病院に拘禁されている。賈さんは現金13万元を押収され、身柄を拘禁されている。

 2、遼寧朝陽市の学習者・田国友さんは現金2万元を押収された

 2021年1月19日午前、朝陽市向陽警察支局と現地派出所の警官ら十数人が田国友さんの家に押し入り、パソコンやプリンター及び現金2万元あまりを押収し、妻と息子も連行した。2人は現在裁判待ちという形で一時解放された。

 3、重慶市巴南区の余光和さんは年金の発給を停止された

 余さんは2015年に連行され、その後9年の実刑判決を言い渡され、永川刑務所に拘禁されている。家族は「年金を停止されており、ここ数年すでにもらった20万元以上の年金の返還を命じられた」と言う。

 4、吉林省延辺社会保険管理局は朱喜玉さんから20万元以上を奪った

 明慧ネットの報道によると、朱さんは法輪功を堅持するため、2回にわたって懲役8年の実刑判決を言い渡され、受給した年金20万7132元(約331万4112円)の返還を強要された。

 年金は「養老金」とも呼ばれ、定年退職した人の合法的な財産である。拘禁中の人の年金を停止したり押収したりすることは違法な行為で、年金を回収することも違法である。

 五、65歳以上の学習者94人が迫害された

 明慧ネットによると、2021年1月、連行や嫌がらせをされた65歳以上の学習者は94人いるという。

表5:2021年1月 迫害を受けた65歳以上の学習者数
連行された人の年齢 人数 嫌がらせをされた人の年齢 人数
90歳以上 0 90歳以上 2
80~90歳 6 80~90歳 13
70~80歳 26 70~80歳 26
60~70歳 9 60~70歳 12
合計 41 合計 53

 迫害事例

 1、山東省斎南市の陳蘭芝さん(85)は家宅捜索を受け、強請られた

 陳蘭芝さんは1月15日午前、大明湖公園の石の椅子に小型カレンダー5冊を置いた。カレンダーに挟んだ資料を2人の警備員に気づかれ、通報されたため、大明湖派出所に連行された。

 午後10時、警官らは陳さんを帰宅させたが、家宅捜索を行った。何も押収できなかった警官らは陳さんの娘から1000元(約1万5000円)を強請って、「昨年支払った3000元はもう返さない」と言い残して立ち去った。

 陳さんは2020年2月20日、1日に2回の家宅捜索を受けたこともある。

 2、遼寧省盤錦市の周紹堂さん(83)は嫌がらせを受けた

 盤錦市盤山県の周紹堂さんは1月13日午前、市場に行って真相を伝えていた際、現地の派出所警官らに連行された。午後、警官らは周さんを押さえながら周さんの家に行って家宅捜索をした。周さんの妻は高血圧で動けなくなり、周さん自身も倒れたので、警官らは周さんの連行を家族に邪魔され、3~4時間、膠着状態が続き、警官らは上司に電話した後、周さんの連行を止めて立ち去った。それ以来、警官らは2~3日ごとに周さん家にきて嫌がらせをしている。

 3、河北省三河市の呂関所さんは偽録画の協力を強要された

 河北省三河市燕郊鉄三局住宅区の学習者・呂関所さんは2021年1月13日、「PCR検査に行こう」と隣人に誘われて住宅区事務所に行ったところ、そこに5人の人員が待っていた。その5人が「丁度、あなたを探していた」と呂さんに言った。

 その5人のリーダーは馬某といい、うち1人の女性は張静という。彼らは呂さんに偽ビデオ作りの協力を求めたが、呂さんは拒否した。よって、彼らは「名前は何ですか」と聞いて、呂さんは「呂関所です」と答えた。「以前法輪功を煉ったことがありますか」とまた聞き、呂さんは「はい。ずっと煉っています。永遠に煉ります」と答えた。彼らは「あなたはもう黙っていいから、次は張静さんが答えてください」と言った。彼らは「あなたと彼女との関係は何ですか」と張静に向けて録画しながら聞いた。張静は呂さんを指しながら「私のおばあちゃんです」と答えた。「法輪功を煉っていますか」と聞かれると、「もう煉っていません」と張静は答えた。実は、張静という人は当局の人員らがどこかで誘って来た人で、呂さんとまったく関係ない。当局は偽ビデオを作って、視聴者を騙すためにマスコミに放送させるつもりだろうか。

 正義は必ず勝ち、善悪は必ず報いに遭う!  中国共産党(以下、中共)の罪は完全に清算され、迫害に加担するすべての人は悔い改めなければ恐ろしい結果に直面するだろう。 学習者への迫害を止め、また、これ以上の悲劇を作らないように、関係者に呼びかける。 銃を1センチ上げることは、善良な人々を守る(訳注:「銃の照準」を相手から外す という意味)だけでなく、自分の人生に希望を残すことにもなる。

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 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/6/419588.html)
 
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