武漢市の唐常俊さん(73歳) 懲役3年6カ月の不当判決
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 【明慧日本2021年2月12日】湖北省武漢市の法輪功学習者・唐常俊さん(73歳女性)は、2020年11月9日に懲役3年6カ月、罰金2千元(約3万円)の不当な判決を宣告された。現在、唐さんは上訴中である。2019年4月12日、唐さんは地下鉄公安局の警官によって市第一留置場に連行され、現在は公安安康病院に拘禁されている。公安と病院の関係者は家族との面会を禁じている。

 唐さんは武漢市水陸コミュニティーに在住している。2019年4月12日午後、孫に会いに行った。午後4時頃、帰宅の途中、地下鉄で乗客に法輪功迫害の実態を伝えると、通報されて地下鉄公安局の警官に身柄を拘束された。

 同日の夜10時頃、唐さんは地元の紫陽路派出所に送られたが、派出所の警官に受け入れ拒否をされた。地下鉄公安局の警官は、唐さんを国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)に送った。

 2019年4月13日早朝、派出所と国保は捜査令状を持ち、唐さんの自宅の強制家宅捜査を行い、プリンター、パソコンなどの私物を押収した。唐さんは拘束され、武漢市第一留置場に拘禁された。

 同年5月14日、武漢市漢陽区検察庁の警官・高は、唐さんへの逮捕令状を発付した。

 2019年11月6日以前、唐さんは漢陽区検察庁の高(原告側)が捏造した事柄と罪で漢陽区裁判所に起訴された。

 2020年9月10日午後2時、唐さんの裁判は、武漢市中級裁判所のオンラインで開廷された。裁判官は余立進、陪審員は李国芬と袁萍、書記は李慧である。

 法廷では家族の傍聴は許されず、唐さん自身が無罪弁護を行い、「法輪功を学ぶことは無罪です」と述べた。弁護士もまた、唐さんの無罪弁護をした。法廷は2時間続いたが、裁判官は法律に従わずに、唐さんを解放せず、結果も宣告しなかった。

 家族は、法的な書類を一度も受け取っていない。

 2020年11月9日、唐さんは懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。つまり勾留期間は2019年4月13日から2022年10月12日までであり、罰金2千元も課された。唐さんは判決を不服として、武漢市中級裁判所に上訴し、漢陽区裁判所に判決を撤回し、自分の無実と自由を取り戻し、解放されることを求めた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/8/419686.html)
 
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