【明慧日本2021年2月24日】四川省西昌市の法輪功学習者・羅明春さんは、2019年8月に不当に連行されて家宅捜索を受け、西昌留置場でつま先だけが地面に接触するという吊り上げの拷問を受けた。2020年12月、羅さんは懲役4年を宣告され、罰金2万元(約33万円)を科された。同時に判決を下された法輪功学習者(以下、学習者)は、他にも6人いた。
2019年7月14日~8月12日、西昌市の十数人の学習者たちとその家族が次々と連行された。
8月12日午後、地元の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と派出所の私服官ら5人は、羅さんの家に押し入って家宅捜索を行い、法輪功の書籍や真相資料、パソコン、法輪功創始者の写真などを全部押収し、羅さんと羅さんの父親を連行した。父親はその日の夕方に帰宅できたが、羅明春さんは西昌留置場に入れられた。
留置場で、羅さんは囚人服の着用、点呼、整列、小さな椅子に座るなどの留置場の規則に従わず、煉功を堅持していたため、迫害の対象となった。
1回目の迫害は、2019年8月18日、羅さんは午前中ずっと電柱に手錠をかけられていた。
2回目は、留置場のベッドに座っていた羅さんは、部屋から引きずり出されて、大門に吊り上げられた。
拷問のイメージ図:吊り上げられる |
つま先だけが地面に接触している状態で鉄門に吊り上げられ、両手で全体重を支えるため、両手は黒くなり、呼吸困難に陥った。午前中ずっと吊り上げられていたので、両手を負傷し、茶碗さえ持てなくなった。吊り上げという拷問の手口は留置場側の常用手段である。
3回目は2019年12月初め、冬の囚人服の着用を拒否した羅さんは、再度大門に吊り上げられ、上着を脱がされて置き去りにされた。
2020年12月、羅さんなどの学習者7人は、それぞれ懲役6カ月~5年までの実刑判決を宣告され、罰金3千元(約4万9000円)~2万元(約33万円)を科された。7人とも不服として控訴した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)