【明慧日本2021年2月24日】(河北省=明慧記者)河北省滄州市の塩山県教育局は中国共産党( 以下、中共)による「ゼロ行動」に協力するため、2020年11月から法輪功を修煉する教師に圧力をかけ、公職を解雇し、不当に洗脳班に送るなど様々な手段を使って「三書」を書かせ、法輪功をやめるよう強要した。
塩山県中学校の退職女性教師・韓敏さんと夫の崔銀岱さん(燕山県教育局職員)は、ともに60代の法輪功学習者であり、2020年11月から相次いで県教育局の職員による嫌がらせを受け、修煉しない「保証書」を書かせられ、その後、警察に家宅捜索をされた。
2020年12月上旬のある日、韓さんは買い物をしていたところ、県教育局の職員に呼び止められ、県教育局の庁舎に談話をしに行くように言われ、不当に拘束された。崔さんは、韓さんがずっと家に帰ってこないので、街へ韓さんを探しに行き、後に県教育局の闇監獄(訳注:中共の刑務所)に拘束された。そこには警察もおり、石家荘市から「転向」させるために来た邪悟者もいる。
その1〜2日後、韓さんは再び旧塩山県中学校の部屋に拘束され、「転向」を強要された。崔さんは県教育局の庁舎で「転向」を強要された。家には90歳近くの母親と知的障害者の弟しかおらず、面倒を見てくれる人はいない。
2021年1月上旬まで、韓さん夫婦はようやく解放された。しかし、韓さんは迫害を受けたことにより、頻繁に痙攣を起こし、手を震わせていた。
数日後、数人の警官が自宅から崔さんを連行し、県留置場に拘束した。情報筋によると、県留置場は二つの部屋を「転向班」として用意し、強制的な「転向」を続けていたという。崔さんは15日間の行政留置を終えた後、治療の名目で病院に連行された。病院で、崔さんは痙攣中に苦しんでいる韓さんの映像を見せられた。数日後、崔さんは解放された。
塩山県第二中学校の教師である劉智霞さん(50代女性)は法輪功を修煉しているとして、同じく迫害を受けた。2020年11月から、劉さんは勤務先の職員の嫌がらせを受け、のちに給与を停止され、法輪功を修煉しないよう強要された。2021年1月中旬のある日、劉さんは複数の警官に連行され、県教育局庁舎で「転向」を強要され、約6~7日間拘束された後、解放された。
また、2020年12月下旬のある日、法輪功学習者である韓集鎮出身の劉淑麗さん(60代女性)が連行され、そのまま滄州市留置場に送られ、40日以上も拘束されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)