文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年3月1日】数日前に数人の同修が集まりました。この日は、この段階でどうやって法輪功迫害の実態を伝えるか、人を救うかということについて交流する予定でしたが、同修の1人が「まず、Aさんの状況を交流しましょう!」と言いました。
実は1カ月前から、Aさんは主意識が弱く、記憶力が低下し、直前のことさえ思い出せず、動きが非常に緩慢でした。彼女は自分一人で法の勉強と煉功を終えることができず、いつも他の人の助けを必要としていました。5、6ページの法を読むのに1時間近くかかり、いつも単語や行を読み間違えていました。
しかし、これはかつてのAさんの状態ではありません、彼女はとても精進していて、真実を伝え、人々を救うために多くのことをしてきたのをみんな知っており、突然このような状態が現れた彼女に、私たちは驚き、とても不安になってしまいました。
お互いに交流して、Aさんがこのような状況に陥った理由が見えてきました。もちろん、同修の欠点をわざと見つけようとしているわけではなく、また、それを責めようとしているわけでもなく、すでに困難な状況にある同修に悪いものを付け加えようとしているわけでもありません。このような状況の同修に注意を喚起する必要があります。
Aさんが朝は起きられず、夜の12時になっても基本的に正念を発せず、他の三つの正念を発するときも、掌が倒れてボーっとしているように見えました。 私は続けて煉功できないことと正念を発することができていないことは深刻な問題であり、三つのことをしっかり行うという師父の要求を満たしていないと感じました。この時、別の同修が「他の3人の同修もこのような病業の状況に陥っていますが、煉功についていけないことが原因かもしれません。Bさんは静功だけ煉っていて、動功を煉っていません。Cさんの奥さんは長い間朝起きて煉功したことがなく、指摘しても聞いてくれなかったそうです」と言いました。私たちは続けて煉功できない他の同修を何人か挙げました。
この時点で、Wさんは自分のことをこう言っていました。「私は大法を遅く得たので、1999年以前のような個人修煉の段階ではなく、出てきてすぐに法の実証に関わっていました。法の勉強が少なく、私は心性を修める方法を知らなかったので、大法を批判する人には反論したりしていました。年をとっても心性が守ることができない自分が嫌になったり、怒りを覚えたりすることもありました。それでも煉功には積極的で、朝の煉功は全世界の統一の時間帯に起きていました。何度も自分の心性を守れない自分に腹が立って、朝の煉功の時間になっても起き上がらず、自分に腹を立ててベッドに横たわっていることもありました。しかし、2カ月前の朝、鮮明な夢を見て、自分の悟りの浅さに気づかされ、そんなことをしてはいけないと悟りました」
「夢の内容はこんな感じです。ある朝、煉功の時間になり、起きたくないとぼんやりしていたら、また寝てしまいました。私は、夢の中で平屋に住んでいて、ベッドに横になって寝ていました。その時、大法弟子が男女数人でやってきて、急いで家の中に入ってきて、一回りしてから急いで帰ると言って家から出て行ってしまいました。私はすぐにベッドから起き上がり、服を着ていない自分に気付き、別の部屋に駆け込み、服を着てみたら、少し小さかったのです」
「もう一つの部屋には、もう1人の同修がいて、そろそろ煉功の時間だと感じて、彼女はまだ眠っていました(実際の生活では、彼女とこの同修は平屋をシェアしている)。この時、その同修も起き上がっていましたが、数人の修煉者はすでに遠くに行ってしまい、どこにもいなかったので、『彼らはもう家に帰っていったのだ! 私はどうすればいいか?』と考えているうちに夢から覚めて頭がスッキリし、時計を見ると煉功の時間から30分が経過していました。私は先ほど見た夢を思い出しましたが、それは決して夢ではなく、師父が私を悟らせてくださったものだったのです。煉功することも修煉の一環で、本体を変えることです。煉功しない修煉者は修煉者なのですか? 師父について家に帰ることができますか? それ以来、私は煉功に真剣に取り組み、毎日煉功を続けました」
Wさんの話を聞いて、感慨深いものを感じました。確かに、修煉者は煉功を続けることができない場合どうすればいいのでしょうか? それもまた、師父の要求を満たしていないのです。私自身、五式の功法を全部できず、煉功量が少ない時期があったのですが、多くの時間を無駄にしてしまい、それを後悔しました。
交流の後は、法を正す時期が最終段階に達していること、また、私たちの地域ではまだ煉功を続けられない人が多く、非常に深刻な問題であることを皆で認識しました。
師父は弟子からの質問に答えて、師父は「在席の皆さん、聞いていますか? 聞こえましたか? 大法弟子が行なわなければならない三つのことを必ずしっかり行なわなければなりません。煉功しなければなりません。圓満成就していない限り、煉功しなければならず、法を勉強しなければなりません。大法弟子が行なうべき三つのことを行なわなければなりません。これは必ずしなければならないことです」[1]と説かれました。
もう一度師父の説法を復習してから、私達は、これからは、近所の同修がお互いに声を掛け合って交流すべきで、法を学ぶことと煉功することの問題を真剣に受け止め、師父が与えてくださった時間に、しっかり三つのことを行うべきだと話し合いました。
私たちの地域で起こったことではありますが、同修が私たちの教訓を汲み取るように、この文章を書き出しました。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法三』「大ニューヨーク地区法会での説法」