長春市の付燕飛さんに、懲役5年の不当判決
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 【明慧日本2021年2月28日】吉林省長春市の法輪功学習者・付燕飛さん(47歳女性)は、2020年7月7日に身柄を拘束された。長春市病院の「病監大隊」に拘禁された後、同市第四留置場に移送された。2021年1月5日に懲役5年を宣告された。付さんの息子は母親が長年迫害を受けていることが原因で自閉症になってしまい、義理の親は孫の世話をすることにすでに疲れ切っている。

付燕飛さんと息子

 付さんは長春市二道区八道街小学校の近くに住んでいる。1997年、東北師範大学在学中の付さんは卒業する前に法輪功を学び始めた。大学卒業後、付さんは河北省滄州市任丘市の華北石油教育学院(現在の渤海石油職業学院)に勤務し、学生、同僚、上司から好評を得ている。

 1999年7.20、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が始まってから、付さんは何度も連行され、留置場また刑務所に拘禁され、労働教養処分を科されたことがある。2015年3月14日、付さんは中国の伝統文化を振興する神韻のDVDを無料で配布したとして尾行され、身柄を拘束された。家財を押収された上に、懲役3年の実刑判決を宣告され、吉林省女子刑務所で迫害された結果、痩せ細った。

 2020年5月11日午前、付さんは長青社区城建世紀佳園コミュニティーで法輪功の無実を伝えた際、コミュニティーの関係者に通報された。二道支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の隊長・馮憲龍、楊家店派出所の警官らは付さんの自宅に侵入し、法輪功の資料、法輪功の関連書籍などの私物を押収した上、付さんを二道区支局の国保まで連行した。5月13日の夜、付さんは家に戻されたが、監視され、楊家店派出所の警官らから嫌がらせを受けた。

 同年7月7日夜、付さんは労働公園で法輪功の無実を伝えた際、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、和順街派出所の警官に身柄を拘束され、朝陽区検察庁に不当に逮捕状を発付された。付さんは長春市病院の「病監大隊」に拘禁された。その期間、家族は面会、衣服と現金を渡すことも禁じられ、銀行カードへの振り込みだけが許された。朝陽区検察庁の検察官は家族に会わせないため、家族は検察庁の警備員に資料を渡すしかなかった。

 2021年1月5日、付さんは懲役5年の不当判決を宣告された。詳しい情報は調べる必要がある。

 付さんが中共に迫害された事態の一部

 1999年の7.20以降、付さんは法輪功を学んでいるとの理由で、華北石油教育学院に何度も軟禁されて監視され、職を移動された。2000年10月末、付さんは他の学習者6人と一緒に上京し陳情に行った。天安門広場で「法輪大法は正法である」という横断幕を広げて発声したとして身柄を拘束された。

 付さんは、地元の留置場に連行されて1カ月間拘禁され、労働教養3年を科されて、唐山開平労働教養所で迫害を受けていた。同時に、華北石油教育学院に公職から追放された。付さんは法輪功を諦めないため、開平労働教養所で殴打され、縛られ、吊り上げられ、手錠をかけられて電撃されるなどの拷問を受けた。 

拷問の実演:縛る

 2014年6月2日、付さんは長春市和順街と栄光路の交差点辺りで法輪功の無実を伝えた際、地元二道区公安支局吉林街派出所の警官により身柄を拘束され、葦子溝留置場に15日間拘束された。

 同年11月15日、付さんは人々に法輪功迫害の実態を伝えたとして、二道区公安支局東駅派出所の警官により連行され、葦子溝留置場で5日間拘束された。

 2015年3月14日、付さんは市公安局の警官に不当に連行された。2016年6月20日、市二道区裁判所に懲役3年の実刑判決を宣告され、同年8月5日から吉林省女子刑務所に拘禁された。付さんの息子は当時8歳で、心理的プレッシャーが発散できず、自閉症と言われた。

 付さんは吉林省女子刑務所の2階に3年間拘禁されていた。本人の話による当刑務所で受けた迫害の実態は下記の通りである。

 2016年8月5日、私はもう一人の学習者・趙桂栄さんと第四留置場から吉林女子刑務所に移送され、すぐに囚人服を着せられた。私が拒否したため、1時間近く対峙しており、その時、急に大勢の人が来て、私を部屋に入れた。私は拒否しながら、大きな声で「法輪大法は素晴らしい! 法輪功学習者への迫害は許さない!」と叫んだので、口を塞がれた。

 私は横になったまま、片手と片足だけに手錠をかけてベットにかけられ、四日間過ごした。1日目の夜、私は排便したいと申し出たが、囚人に担当の警官はもう寝たので解錠できないと言われた。本当は夜当番の警官は30分ごとに巡回しなければならないのに、その警官が仕事をサボったため、私は苦しくて辛くてたまらなかった。その結果、私は便秘になり、数日間排便ができなかった。

拷問の実演:ベッドにかけられる

 刑務所は良い人を悪く、悪い人をより悪くする場所である。囚人らは法輪功学習者を迫害するトレーニングを受け、迫害に力を入れないと点数が引かれる。

拷問のイメージ図:殴打、頭をぶつける

 8月16日、私は111番部屋に移送され、囚人・劉平平は私にとても厳しかった。ある日、彼女は私を監視カメラのないところに呼び出し、びんたを食らわせた。

 9月17日、私は2階の牢屋に拘禁された。2階は1階よりも厳しく、牢屋長・鞏翠傑は気性が荒く、いつも率先的に法輪功学習者への迫害に加担した。私が煉功すると、彼女は私に手錠をかけ「殺す」と言いふらし、24時間、禁足された。

 私が煉功したとの理由でよく警官・高陽に手錠をかけられ、毎回数日間続いた。私が食事も水分も摂らないことで抗議して、やっと解錠された。本人は後ろめたいと知っていたので、私が法輪功の無実を伝えると、すぐに逃げた。

 もう1人の私を監視する囚人・梁暁梅は、何度もトイレで私を殴ったり、蹴ったりし、牢屋内で歩くことを禁止した。そのことを警官に告げ口したら、家族全員を刑務所に入れると言いふらされた。彼女の迫害で私は痩せ細ってしまった。

拷問の実演:吊り上げられる

 付さんは2018年3月13日、3年間の刑期が満了となり、吉林女子刑務所から家に戻された。

 2020年7月7日夕方、付さんは長春市労働公園で法輪功の無実を伝えた際、通報されて和順街派出所に身柄を拘束され、朝陽区検察庁に不当に逮捕状を発付された。付さんは最初長春市病院の「病監大隊」に拘禁され、その後、同市第四留置場に移送された。煉功したとの理由で、何度も両手を後ろにまわして手錠をかけられるなどの拷問を受けたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/20/421129.html)
 
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