67歳の陳書義さん 懲役4年の実刑判決
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 【明慧日本2021年3月6日】河北省淶水県の法輪功学習者・陳書義さん(67)はすでに9カ月間拘禁されている。最近の情報筋によると、涿州市裁判所は陳さんに秘密裏に開廷し、懲役4年の不当な判決を宣告した。しかし、陳さんの家族は開廷通知書も判決書も受け取っていないという。

 2020年5月25日、警官は陳さんの自宅に侵入し、陳さんの身柄を拘束し、家財を押収した。翌日午後2時、陳さんは刑事拘束され、淶水県王村鎮派出所の淶水県留置場に送り込まれ、現在に至る。

 陳さんは淶水県王村鎮東王荘村の出身である。以前、足を怪我をしてプレートで固定されたが、びっこをひいて歩いていた。

 1999年7月、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が始まってから、陳さんは2回労働教養処分を科されたことがある。2001年9月、3年の労働教養処分を科され、保定市八里荘労働教養所に拘禁された。2009年9月、1年9カ月の労働教養処分を科され、高陽労働教養所で迫害されていた。

 陳さんは再び連行され、息子一家は嫌がらせを

 2020年5月25日、淶水県王村鎮派出所の警官と特警は陳さんの自宅に侵入し、家財を押収した上、陳さんと息子の嫁・楊翠玲さんを王村鎮派出所に連行し、取り調べをした。当日夜、楊さんは解放された。

 同時に、陳さんの息子・陳帥さんは出勤中、淶水県派出所の警官に派出所まで呼び出され、取り調べられ、脅かされた。その結果、陳帥さんはその場でショックで意識不明になり、夜8時に家に帰された。

 2020年6月9日から現在まで、陳帥さんは何度も嫌がらせを受けた。王村鎮派出所の警官が電話で嫌がらせをしたり、陳帥さんの自宅または職場で嫌がらせをしたり、自宅の前で見張っていた。そのため、陳帥さんは放浪生活を余儀なくされ、通常の生活と仕事もできなくなった。自宅には陳帥さんの妻と息子がおり、恐怖の中で日々を送っている。

 陳書義さんは2020年6月9日に淶水県公安局に不当に逮捕状を発布された。同年、7月26日ごろ、淶水県検察庁により不当な逮捕状が発布された。

 その後、中共ウイルスの蔓延で家族は弁護士を雇えなかった。法曹機関からのいかなる通知書も受け取らなかった。このように陳書義さんは涿州市裁判所に秘密裏に開廷され、懲役4年の実刑判決を宣告された。

 陳書義さん一家はかつて拘禁、労働教養の迫害に

 2001年7月23日夜、涿州市孫荘郷派出所の警官は陳書義さんの自宅に侵入し、何の捜査令状も提示しないまま家宅捜査を行った。当日夜、家にいた陳書義さん、妻の張桂芬さん、息子の陳帥さん3人は不当に連行された。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打される

 3人は孫荘郷派出所に連行され、殴打され、電気ショックを受けた。当日夜、涿州市拘置所に移送された。そこで十数日間拘束されてから、陳さん親子は留置場に移送された。

 一方、張さんは15日間拘束されてから解放された。陳帥さんも涿州市留置場で4カ月あまり迫害された後、家に帰された。陳書義さんは2001年9月、3年の労働教養処分に処せられ、保定市八里荘労働教養所で迫害された。

 2009年9月2日、陳書義さんは涿州市で人々に法輪功は無実だと伝えた時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、身柄を拘束されて家財を押収された。9月3日、市公安局は陳書義さんを市留置場に移送し、家族との面会を禁じた。

 陳書義さんが連行された後、涿州市公安局は陳さんの故郷の淶水県公安局に電話をかけ、王村郷派出所に指図して陳さん宅の家財を押収した。9月2日の午後5時ごろ、淶水県王村郷派出所の警官・王永川、楊福東、劉建武、郷の新着任の副書記4人は東王荘村の支部書記に案内され、陳さんの自宅に行った。4人は何も提示しないまま、家宅捜索をし、合計1000元相当(約1万6千円)の私物を押収したが、押収リストも出さなかった。

 9月3日午後、淶水県公安局と涿州市公安局の関係者は東王荘村の支部書記の家に拘束通知書を届け、陳さんに「法律の実施を破壊した」罪として、陳さんを涿州市留置場に送った。

 9月18日午後、涿州市公安局は東王荘村の支部書記を通して、陳さんの家族にいわゆる「労働教養決定書」を送った。陳書義さんは高陽労働教養所で1年9カ月にわたって迫害された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/2/421530.html)
 
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