鉄嶺市の劉玉華さんは資料を郵送しただけで懲役4年
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 【明慧日本2021年3月14日】遼寧省鉄嶺市の法輪功学習者(以下、学習者)・劉玉華さんは現地の法曹機関に「法輪功の真相を知って平安な日々が保てる」という資料を送ったため、懲役4年の実刑判決を言い渡され、夫も懲役1年の実刑判決を下された。2021年3月4日、身体が非常に衰弱していた劉さんは遼寧省女子刑務所に拘禁された。

 劉さんは刑務所に拘禁される前に、留置場で酷く迫害された。結局、血圧は200mmHg、血糖値は14mmol/L(空腹時の正常値は3.9~5.5mmol/L)に至り、痩せ細ってしまった。しかも、左腕と左腿に感覚がなく、診断の結果は脳血栓だという。

 劉さんと夫・靳(きん)立国さんは学習者で、真・善・忍に従ってより良い人を目指しており、心身ともに受益した。中国共産党が法輪功に対する迫害を始めた後、劉さん夫妻は何度も迫害を受けた。

 劉さん夫妻は一部の法曹機関に「真相を知って平安な日々が保てる」という資料を送ったため、2019年10月9日、鉄嶺市昌図県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らが十数人の特警を率いて「殺人犯を捕まえた」という嘘をつき、劉さん夫妻の家への廊下を封鎖し、劉さん宅に押し入って家宅捜索を行い、劉さん夫妻及び訪れてきたほかの学習者・張学華さんと張麗珍さん、合わせて4人を連行した。午後、女性3人を鉄嶺市留置場に入れ、靳さんを昌図留置場に入れた。同月25日、張学華さんは解放されたが、張麗珍さんは裁判待ちという形で一時解放された。劉さん夫妻は引き続き拘禁された。

 2020年5月19日、昌図県裁判所は馬鹿げた裁判を行った。その裁判は原告も被害者も証人もいない、弁護士が国保の警官を証人として法廷に出るよう要請したが国保に拒否された。「罪を犯したのは警官らと法曹機関の人員たちだ」と弁護士は指摘した。当日、裁判の結果を宣告しないまま、裁判を早々に終了した。

 同年6月29日、劉さんは懲役4年、罰金5千元(約8万円)の実刑判決、靳さんは懲役1年、罰金1千元(約1万7000円)の実刑判決、張麗珍さんは懲役3カ月、罰金1千元の実刑判決を言い渡された。

 同年10月8日、靳さんは刑期満了日を迎えて帰宅した。

 劉さんは引き続き拘禁されている。劉さんは留置場で高血圧となり、留置場側の薬を服用しても、血圧は下がらるどころか、体重は5キロ以上激減し、左腕と左腿も動かなくなった。しかも、お尻に水ぶくれや帯状疱疹ができた。診断によると、脳血栓だという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/11/421952.html)
 
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