【明慧日本2021年3月17日】(黒竜江省=明慧記者)ハルビン市香坊区の法輪功学習者・劉伯濱さんは2020年9月22日に連行され、同市第4留置場で隔離された後、現在に至るまで市第2留置場に拘禁されている。現在、劉さんは濡れ衣を着せられ、道里区裁判所に起訴されていることが分かった。
劉さんは1987年に湖南大学を卒業し、国有企業であるハルビン量具刃具工場のシニアエンジニアだったが、法輪功を学び続けたことで、懲役5年の実刑判決を言い渡されたことがある。
劉伯濱さん |
先天性不妊症から子供を授かり、苦しみから解放される
劉さんは優秀な成績で湖南大学に合格したが、高負荷な勉強による重度の神経衰弱と神経症に悩まされ、苦しんでいた。
結婚してから、劉さんはずっと子供がおらず、権威ある病院で先天性不妊症と診断され、それ以来、さらに悲しみの中でため息が増え、どうしようもない生活を送っていた。
1995年4月、同級生から法輪功を勧められた劉さんは、病気が治り、活力が感じられるようになった。1999年5月、結婚して10年目の劉さんは妊娠した。これは彼女にとって夢にも思っていなかったことだったという。
法輪功の無実を訴えたため、妊婦が上段のベッドに吊るし上げられる
しかし、1999年7月、中国共産党の江沢民集団が法輪功への迫害を発動した。
劉さんは大きなお腹を抱えて1人で列車に乗り北京に向かった。北京に着いた後、先に陳情に行った友人の所に泊めてもらった。劉さんたちは、国家の陳情局がすでに「逮捕局」になったことを知り、自分たちの声をより良く政府に伝える方法を考えていた。しかし、ある日の夜、警官が集団で突然押し入ってきて、劉さんたちをハルビンに連れ戻した。
途中、劉さんは手錠をかけられ上段のベッドに吊るされ、休むこともできず、大変辛かったという。
授乳中に職を解雇された
2000年、息子が生後1カ月だった頃、劉さんの勤務先は劉さんを解雇した。
劉さんは、法輪功は人を善に導く功法であり、自分も恩恵を受けていると主張し、何度も勤務先や、女性連盟、610弁公室などの関連部門に訴えていた。しかし、法輪功のことを聞いて、誰もが関わろうとせず解決策がないと言った。
連行され懲役5年の実刑判決を宣告される
2009年10月25日、劉さんは他の学習者と法輪功の資料を配布している時、警官らに連行され、道外区裁判所に懲役5年の実刑判決を言い渡された。劉さんたちは控訴したが、ハルビン高等裁判所は一審判決を維持した。
劉さんは留置場で8カ月間、毎日小さな椅子に座らされ、刑務所の規則を暗記するように強制された。
拷問の再現:小さい椅子に座らされる |
2010年6月下旬、劉さんは女性刑務所に移送された。初日から、劉さんは囚人服を着せられ、長い髪を切られ、小さな椅子に座らされたり、法輪功を中傷するビデオを見せられたりした。
江沢民を告訴したため、子供と会社が巻き添えにされる
2014年1月、劉さんは冤罪を終えて帰宅したが、劉さんの夫はこれ以上重圧に耐えたくないという理由で、離婚を切り出し、息子を連れて海外に出た。
2015年、劉さんは江沢民を告訴したことで、警官から繰り返し嫌がらせを受けた。2017年、息子が外国の身分を申請する際、地元の部門印鑑が必要なため、手続きをするために戻ってきた。警官らはそれを条件にして、劉さんにいろいろと要求した。劉さんは警官に従わなかったため、結局、息子に必要な印鑑を押してもらえなかった。
劉さんは公職を解雇された後、数十人の従業員を抱える身内の個人会社で経営と営業を担当していた。うまく経営していたおかげで、年に200万元以上の売り上げがあった。2009年に劉さんが連行された後、会社は継続することができなくなり、閉鎖した。
再び連行され、濡れ衣を着せられる
2020年9月22日から23日の2日間、ハルビン市と区の30人以上の法輪功学習者が連行され、劉さんは9月22日に連行され、家宅捜索を受けた。現在、劉さんは未だに市第2留置場に拘禁されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)