【明慧日本2021年3月27日】(重慶市=明慧記者)重慶市潼南区太安鎮の法輪功学習者(以下、学習者)・譚昌蓉さん(72)は、重慶女子刑務所で受けた迫害を暴露し、所内警官らの悪質な行為を重慶市司法局と刑務所管理局に訴えたため、報復を受けた。2018年10月に譚さんは再び連行され、2019年11月15日に同市江北区裁判所で裁判を受けた後、現在に至るまで行方不明のままである。
譚さんは素朴な老舗の仕立て職人で、料金も安く、人々から頼みやすいと良い評判を得ていた。今では譚さんの家の前には雑草が生い茂り、仕立て屋は閉店となっている。
扉の前に雑草が生い茂っている譚昌蓉さんの家 |
閉店になった譚昌蓉さんの昔の店舗 |
以前、譚さんと話したとき、譚さんは自分が法輪功を学び良い人を目指したがゆえに、中国共産党(以下、中共)から繰り返し迫害されてきた十数年間、息子は母親の愛情を失った。そのため息子は「母親のことを理解できない」と話したことがある。県610弁公室の人員は「法輪功を学ぶと、家族や孫の進学にも影響する」と譚さんの息子を脅し、母親に生活費をあげないように扇動した。騙された息子は、母親の生活を支援することはなかった。そのため、譚さんはずっと仕立て屋を営んで生活していた。
譚さんは法輪功を学ぶ前に、気管支炎や腰痛、腎臓炎、胃痛、頭痛などを患い、毎日薬を飲み、時々点滴を受けていた。しかも年中、帽子を被らなければならなかった。1997年、譚さんは法輪功を学び始めてから、わずか1週間で全ての病気が消え、体が軽くなった。
しかし、中共が1999年7.20から法輪功への迫害を発動した後、譚さんは「真・善・忍」の信念を放棄しないため、様々な迫害を加えられた。2001年、譚さんは労働教養1年を科された。2004年、懲役9年の実刑判決を宣告され、重慶市女子刑務所に収容され、毎日、十数時間も労働を強要された。
2015年3月27日の正午、譚さんは自宅の前に立っている男性を見て「人を待っている」と言ったので、椅子を持ってきて男性に座ってもらい、法輪功の資料を渡し迫害の実態を伝えた。その男性はすぐに譚さんを警察に通報した。譚さんは連行されて懲役3年の実刑判決を言い渡された。
2015年9月末、譚さんは重慶女子刑務所に拘禁されて殴られ、電気棒で長時間電気ショックを加えられるなど、様々な拷問を受けた。
2018年3月に解放された譚さんは、9月2日に実名で刑務所で受けた迫害事実を重慶市司法局と刑務所管理局に訴えた。
そして、10月15日、譚さんは潼南区太安鎮派出所と区公安局の警官らに連行され、重慶市合川区留置場に送られた。その後、江北区復盛鎮留置場に移送された。
2019年11月15日、譚さんは同市江北区裁判所で不当な裁判を受けた後、現在に至るまで行方不明のままである。