ハルビン市双城区の年配者7人が拘禁され4カ月経過
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 【明慧日本2021年3月27日】(黒竜江省=明慧記者)黒竜江省ハルビン市双城区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)および幸福郷派出所の警官らは2020年11月27日午後6時頃、法輪功学習者(以下、学習者)劉文昌さんと王淑仁さん夫婦の自宅に押し入り、劉さん夫婦を含む7人の年配者の学習者を連行した。

 劉文昌さん、王淑仁さん、馮秀梅さん、孟秋艶さん、白麗霞さん、劉秋さん、劉淑英さんの7人が、幸福郷派出所に連行された後、男性の劉文昌さんは双城区留置場に拘禁され、6人の女性はハルビン第二留置場に拘禁された。現在に至るまで、すでに4カ月が経った。

 7人の年配者が連行された後の夜、それぞれの家族や子供たちが幸福郷派出所に駆けつけ、連行された学習者たちは皆善良な人であり、法輪功を学んだおかげで病気が回復したと警官に伝えた。

 しかし、警官らは学習者たちに法輪功を放棄する保証書を書くように強制した。村の書記・劉明は、王淑仁さんの息子に母親の前で跪かせ、保証書を書くようにと強要した。

 警察が逮捕状を偽造

 その後、幸福郷派出所の警官は、連行された学習者の家族に電話をかけ、派出所に行って逮捕状に署名するようにと要求した。家族はいずれも70代の年配者で、身内の解放を切望しているため、逮捕状に署名した。

 逮捕状は1式2枚で、家族と派出所がそれぞれ1枚を持っている。しかし、よく見れば、学習者を連行したのは11月27日の午後6時頃だったが、その逮捕状は12月8日の午後5時に作成されたものだと分かる。逮捕状は後から作られたもので、法を執行する警察が法を犯した証拠である。

 村の書記が金銭をゆすり取ろうとした

 学習者の家族たちは、村の幹部を訪ねて家族を救出するための協力を求めた。 しかし、村の書記である劉明から電話がかかってきて、1人に5万元ずつを持って来て、「斡旋する」と言われた。

 巻き込まれた家庭が苦境に陥る

 現在、劉文昌さんと王淑仁さんが拘禁されているため、一家の生活は危機的状況に陥った。連行した当日、警官らがいきなりガラスを叩き割ってドアを壊して侵入したため、ショックを受けた劉文昌さんの息子さんが心臓発作を起こしたという。

 劉文昌さんの息子さんは早くに離婚したため、10代の知的障害児の面倒を見なければならない。このような生活の重圧の中で、息子さんは両親の健康を心配するあまり、頻繁に心臓発作を起こした。

 最近、留置場からの情報によると、劉さんは双城留置場でよくてんかんを起こしているという。法輪功を学ぶ前に、劉さんは重度の肺気腫、てんかん病を患っていた。隣近所の人が道端で意識を失った劉さんを家まで運んでくれたことがある。劉さんの病気は、法輪功を学んだ後に回復したが、留置場の厳しい環境の中で拘禁されている今、家族や親戚の皆は、劉さんの健康状態を非常に心配している。

 また、拘禁されている他の学習者の家族も非常に心配しており、身内が早く家に帰ってくることを願っている。

 7人の学習者の家族は、幸福郷派出所に何度も足を運び、身内の解放を求めたが、派出所の所長と警官らは互いに責任をなすりつけ、言い逃れている。家族は引き続き関係部門を訪ね、解放を求めるという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/24/422481.html)
 
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