廖光慧さんが成都女子刑務所で頭部負傷、意識不明
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 【明慧日本2021年3月31日】四川省綿陽市の法輪功学習者・廖光慧さん(60代女性)は懲役3年の実刑判決を宣告され、2021年1月20日、秘密裏に成都龍泉驛女子刑務所に送られた。3月10日、刑務所側は家族に電話で廖さんがトイレで転倒したため、頭部をひどく負傷し、成都華西病院に送られたと伝えた。

 家族は病院へ向かったが、医者に脳部の手術費用は少なくても十数万元が必要と言われ、廖さんの息子は同意書にサインをさせられた。家族は帰っても、まだ廖さんの気管、肺部にも大きな問題があると言われた。家族は廖さんが衰弱した原因は刑務所で迫害されたからであると主張している。

 現在、廖さんはいまだ意識不明で重体に陥っている。家族は廖さんの安否を心配している。

 廖さんは法輪功を学んでから「真・善・忍」の教えに従い、自分の言動を律し、より良い人になることを目指している。廖さんの夫・李双全さんも法輪功を学んでいるとの理由で2012年に連行され、懲役5年の不当な判決を宣告された。

 2019年7月20日午後1時から3時過ぎ、十数人の体格のいい私服警官(後で調べたところ、涪城区公安局国内安全保衛部門、花園派出所の警官であると判明)は綿陽市涪城区新華工場の職員宿舎にある廖さんの自宅に侵入し、何も提示しないまま、3時間におよぶ家宅捜索をし、ノートパソコン2台、携帯電話、プリンター、レコーダー、現金数百元、法輪功の関連書籍などを押収し、廖さんの身柄を拘束した。

 廖さんは綿陽市留置場で1年余り拘禁されていた。

 2020年9月1日、綿陽市涪城区裁判所は廖さん、宋玉華さん(78)に対して開廷した。弁護士は廖さんに無罪の弁護をした。9月25日、廖さんは綿陽市涪城区裁判所に懲役3年、罰金3千元(約5万円)、宋さんは懲役3年、4年の執行猶予、罰金2千元(約3万円)の実刑判決を宣告された。

 2021年1月20日、家族に知らせないまま、廖さんは秘密裏に成都龍泉驛女子刑務所に移送された。

 当刑務所は法輪功学習者を転向させることに力を注いでいる。転向しない学習者に新たな管理方法と迫害手段を使っている。楽山市の学習者・陳志連さんは2020年の初めに成都女子刑務所に送られた。そこで殴打され、頭蓋骨を骨折し、脳部は数カ所負傷し大出血した。陳さんは危篤状態に陥り、四川司法警官病院に送られた。瀘州市工商局の学習者・梁文徳さんは懲役5年6カ月の実刑判決を宣告され、2019年6月24日、迫害されて成都龍泉驛女子刑務所で死亡した。

 現在、廖さんの状況も非常に危険である。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/26/422565.html)
 
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