【明慧日本2021年4月18日】河北省唐山市路北区韓城鎮の法輪功学習者(以下、学習者)・劉麗莉さん(72歳女性)は、2021年3月17日、韓城派出所の警官に唐山市第一留置場まで連行された。健康診断の結果が不合格だったため、受け入れを拒否された。しかし、3月20日に再び警官に身柄を拘束され、唐山市第一留置場まで連れていかれた。現在、劉さんは逮捕されているという。
ここ2年間、劉さんはよく唐山市路北区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)および韓城派出所の警官に嫌がらせをされ、脅迫された。劉さんの姑(90代)はショックを受けて他界した。盲目の夫も恐怖の中で亡くなった。
1950年5月23日に生まれた劉麗莉さん(または劉麗麗さん)は、法輪功を学ぶ前、心臓病、脳血管痙攣、胆嚢炎、脊椎炎、頚椎症、肺炎、肝炎など多種の病気を患っていた。1996年に法輪功を学んでから健康を取り戻し、明るく前向きになった。十数年来、寝たきりの姑と盲目の夫の面倒を見続けてきた。劉さんは言った「家族の面倒を見れたのも法輪功のおかげで、感謝の気持ちでいっぱいです」
2016年3月31日午後5時40分ごろ、唐山市公安局の警官十数人が劉さん宅に侵入し、3人の若い警官は先に劉さんに手錠をかけてから、家宅捜索を行った。劉さん宅にあった法輪功迫害の実態が書かれた紙幣4千元(約6万円)、パソコン2台、プリンター数台および資材などが押収された。劉さんの姑(当時80代)は部屋から這い出してくるし、ひどい脳血栓で身の回りのことができない夫も警官の連行を阻止しようとした。警官らは劉さんを連行しなかったが、携帯電話2台(監視される可能性が高い)のほかに、家財を全て押収した。
2019年7月13日、唐山市路北区の国保および韓城派出所の警官30人あまりが劉さん宅に押し入って、家財を押収し、劉さんを連行しようとしたが、劉さんの姑の哀願で連行しなかった。
当日、唐山市区、開平区、豊潤区の国保、派出所の警官らは少なくとも15人の学習者を連行したという。そのうち、楊暁明さん(唐山市テレビ局メディア部の中核)、路南区の陳林さん、高振才さん、開平区越河郷の田世聖さん、田淑蘭さん夫妻、遷西県の学習者などがいた。警官らの話によると、携帯電話を盗聴、コミュニティーでの監視、尾行などの手段を半月続けて連行に至ったという。
その後、韓城派出所の関係者は、劉さんと家族に嫌がらせをし、無理やり家の写真を撮ったりして、家族に大きなショックとダメージを与えた。その結果、劉さんの寝たきりの姑(90代)は恐怖のあまりに死亡した。盲目の夫もその後、他界した。
2020年8月、5人の警官は劉さん宅に侵入し、劉さんを韓城派出所まで連行して取り調べた。劉さんは正々堂々と警官に信仰の自由「真・善・忍」の教えに従ってより良い人になることはいかなる法律をも犯していない、誰にも害がない、社会と家庭に百利あって一害なし、逆に良い人を迫害することは警官らに悪い報いをもたらすことを伝えた。警官は、その日に劉さんを唐山市第一留置場まで連行したが、健康診断の結果が不合格だったため、受け入れを拒否された。韓城派出所の警官は劉さんの息子から1万元(約16万円)をゆすりを取った。
その後、韓城派出所は何度も劉さん宅へ行って嫌がらせをした。2021年新年期間、劉さんを検察庁まで連行したが、劉さんは迫害に協力せず、当日解放された。
長期にわたる迫害において、劉さんは心身共に大きなダメージを受けた。
2021年3月17日、韓城派出所の警官は劉さんの家族を騙して、劉さんを裁判所まで連れて行くが、すぐに戻すと言っていたが、そのまま、劉さんを第一留置場まで連行した。しかし、健康診断が不合格だったため、その日の夜、解放された。3月20日、警官は再び劉さんを連行し、唐山市第一留置場に送った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)