10年拘禁されていた時邵平さん 再び実刑9年
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 【明慧日本2021年4月21日】中国科学院の大学院卒の時邵平さん(50歳男性)は法輪功学習者である。2019年11月18日昼、時さんは北京市の賃貸の家で警官に連行され家宅捜索された。その後、留置場に拘禁され続けていたが、2021年4月、時さんは懲役9年の実刑判決を宣告され、家族はすでに北京市第二刑務所に収容されたという通知を受け取った。

'法轮功学员时邵平'

時邵平さん

 時さんはいつも、「真・善・忍」に従って自分を要求し、仕事を真面目にこなし、同僚たちから尊敬されている。

 1999年7.20、中国共産党当局は法輪功への弾圧を開始した。時さんは法輪功を学び続け、人々に法輪功が迫害されている実態を伝えていたが、2001年、当局の裁判所に懲役10年の重刑を言い渡され、北京前進刑務所に拘禁された。刑務所に拘禁されても時さんは法輪功への信奉を堅持し、「転向」しなかった。そのため、時さんは独房に入れられ厳しく監視され、罵られたり殴打されたりし、長時間小さい椅子に座らされ無理な姿勢を強いられるなどの拷問を加えられた。

 前進刑務所で、時さんは元法輪功学習者bの裏切り者たちに6カ月にわたって、「転向」を強要された。しかし、時さんは固く信奉を堅持し、「転向」を拒否した。そして、刑務所側が暴力犯罪者を選び、監視役として、時さんを毎日24時間監視させた。警官と監視役たちは、時さんに1カ月ほどトイレに行くことを許さず、真冬に時さんが拘禁されている独房の窓を大きく開け、冷たい風を入れ、帽子も手袋も着けることをさせず、温かい服を着ることも許さず時さんを凍えさせた。寒くて時さんは体が震えた。

酷刑演示:殴打

拷問の再現:殴打される

 刑務所の警官・曹利華、劉光輝は様々な手段を使って、時さんを苦しめた。時さんは数日にわたって睡眠を剥奪され、壁に向かって椅子に座らされ、警官の指示を受けた受刑者に侮辱され殴打されて顔があざだらけになったが、「転向」しなかった。それから、警官は時さんを長期的に壁に向けて毎日20時間ほど動くことを許さず座らせ続けた。そのため時さんの足の筋肉は萎縮した。また、長期的に睡眠を剥奪された時さんは精神面にも大きなダメージを受け、健康状態が悪化した。

酷刑演示:罚坐小凳子

拷問の再現:小さい椅子に座らせる

 2019年11月18日、時さんは連行され家宅捜索された。その後、時さんは海淀区留置場に拘禁されているが、家族も警官に脅迫をされたため、時さんの具体的な状況がわからなかった。今月になって、時さんの弟は、時さんが懲役9年の判決を受けて北京市第二刑務所に送られたという通知を受けたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/16/423428.html)
 
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