旧正月期間に708人の法輪功学習者が連行、嫌がらせされた
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 【明慧日本2021年4月24日】2021年の旧正月期間の2月、全国民が新年を迎える雰囲気の中、中国共産党(以下、中共)政法委員会(治安・司法などを統括する機関)、610弁公室、公安局の警官は法輪功学習者(以下、学習者)とその家族に迫害を加えた。明慧ネットの報道によると、2月の旧正月期間において、中共の警官、裁判官は少なくとも708人の学習者の身柄を拘束し、嫌がらせをした。そのうちの125人は家財を押収され、120人は不当な判決を宣告され、22人は刑務所や洗脳班に送られ、8人は迫害されて死亡し、数十人は逮捕令状を発付されたという。

图1:2021年2月中国法轮功学员遭中共迫害人次统计

図1:2021年2月の迫害を受けた人数の統計

 さらに、2月だけで65歳以上の学習者81人が嫌がらせを受けた。そのうち、最年長は86歳である。80代は20人、70代は44人、60代は17人である。警官らは学習者の自宅に侵入し、家財を押収するほか、年配の学習者の年金を差し止め、合計55万8千4百48元、2万ドル(合計約1100万円)に相当した。17人は給料と年金を差し押さえられた。

 中共によるさまざまな迫害は中国本土の26の省、自治区、直轄市の134の都市を覆った。その中、黒竜江省610弁公室は秘密裏に下級部門に2021年旧正月期間、「ゼロ行動」を口実に学習者を連行することを命じた。安徽省阜陽市は1人の学習者を転向させた場合、賞金3万元(約50万円)が貰える。洗脳班で学習者へ迫害を加担する人の給料は800元(約1万2千円)の賃上げをするなどの優遇を設けた。

 一、2月において268人の学習者が連行された

 明慧ネットの報道による、2月に268人の学習者は身柄を拘束された。迫害の最もひどい地域は河北省32人、山東省27人、湖北省と江西省それぞれ24人、吉林省と遼寧省それぞれ19人、寧夏回族自治区15人、河南省と黒竜江省それぞれ13人、北京市10人である。迫害の最もひどい都市は南昌市20人、武漢市13人、鄭州市8人、邯鄲市、吉林市、銀川市、イ坊市それぞれ7人、大慶市、長沙市、中衛市それぞれ6人である。

图2: 2021年2月中国大陆各地法轮功学员遭绑架骚扰人次统计

図2: 2021年2月、連行、嫌がらせをされた人数の統計

表1:2021年2月、中共に連行された学習者の人数の地域別分布表

地域 連行された人数
河北省 32
山東省 27
湖北省 24
江西省 24
吉林省 19
遼寧省 19
寧夏省 15
河南省 13
黒竜江省 13
北京市 10
湖南省 9
広東省 8
四川省 8
江蘇省 7
陝西省 7
上海市 6
甘肃省 6
福建省 5
内モンゴル 4
重慶市 3
天津市 3
山西省 3
安徽省 2
浙江省 1
合計 268

  1、大晦日 山西省太原市の学習者・張秀英さんは連行された

 山西省太原市の学習者・張秀英さんは2月21日の大晦日の午後、人に法輪功の無実を伝えた理由で、地元万柏林区小井峪派出所に身柄を拘束された。警官は夜、張さん宅にあったパソコン、書籍などの私物を押収した。詳細の状況は調査が必要である。

 2、大晦日 浙江省東陽市の学習者・姚皓さんは身柄を拘束された

 1月27日、浙江省東陽市南市派出所の警官は姚皓さんの自宅に侵入し、姚さんを連行し、翌日、姚さんを東陽市留置場に送り込んだ。理由は姚さんが1月20日に法輪功の無実が書かれた資料を配布したことである。これを誰かに通報された。公安局は監視カメラで姚さんの居場所を追跡した。

 姚さんは法輪功を学び始めたばかりである。新婚3カ月あまりで、東陽市人民病院の麻痺科の医師である。2月11日の大晦日、検察庁の機関は姚さんへの逮捕令を発付した。詳細の状況はさらに調査が必要がある。

 3、旧正月の元日 江西省南昌市の年配の学習者はボディーチェックされ、脅かされた

 2月12日の午前8時半ごろ、南昌市のある女性の年配の学習者は市の八一広場を通った時、警官らに囲まれた。当時、警官らは女性に法輪功を学んでいるかと聞き、女性は「はい」と返事をすると、無理やり広場の公衆トイレに連れて行き、服と靴を脱がせてボディーチェックをした後、家財を押収すると脅かした。これは暴力と辱める行為で、国民の自由を侵害する行為である。

 4、旧正月期間 陝西省神木市のエリートたちは連行された

 旧正月期間、神木市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)は陳広昌さん、李凡麗さん、高効科さん、李旭鵬さんと武小軍さんの5人の身柄を拘束した。この5人は社会のエリート達である。

 ◎陳広昌さん(50代)、山東省出身。中国人民大学法律学院の法律修士でベテランの弁護士である。2020年、陳さんは妻の李凡麗さん(44)と一緒に神木市へ帰省した。コロナ禍のため神木市で滞在し、法務会社を創立した。陳さんの性格は穏やかで親切、誠実である。妻の李凡麗さんは神木県沙マオ郷石角塔村の出身で、1995年県トップの成績で中国人民大学環境経済専門に受かった。

 2021年2月15日、地元公安局国保大隊は神木市の陳さん夫婦の自宅に侵入して、パソコン、プリンター、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。市公安局は2人の逮捕令状を発付した。

 2月18日の朝、2人は家から出たとたん、見張っていた国保の私服警官に身柄を拘束され、車に押し込まれた。人民路派出所へ連行され、PCR検査、健康検査、取り調べを受けた。最後に、陳さんは刑事拘束され、留置場へ送られた。李さんは持病が検出され、受入拒否され、6カ月監視すると言われた。

 陳さんは山東誉実弁護士事務所の元所属弁護士で、山東省済南市に在住した。陳さんは10年の弁護士の経験があり、法輪功を学んでいる理由で何度も中共によって迫害され仕事を失ったことがある。

 ◎李旭鵬さん(46歳前後)、神木県沙マオ郷石角塔村の出身である。1993年に中国人民大学の社会学学部に合格し、親も講師である。2021年2月13日、李さんと妻は陝西省綏徳県で旧正月を迎え、綏徳県で身柄を拘束され、県留置場で拘禁された。警官は李さんの綏徳県にある自宅を家宅捜索した。李さんは現在神木市留置場で拘禁されている。

 ◎高效科さん(50代)は陝西省榆林市佳県の出身である。裸一貫で事業を興し、農村自由市場を経営している。

 高さんも旧正月期間に身柄を拘束され、現在神木市留置場で拘禁されている。

 ◎武小軍さん(40代)は神木県北駅の職員で、神木県沙マオ郷武家溝の出身である。

 2021年2月14日、武さんは自宅で神木市国保の警官に身柄を拘束され、自宅にあったパソコン、プリンターなどの私物を押収された。

 5、河北省石家荘市の学習者・杜彦尊さん、高暁傑さんは10日間拘禁

 2月15日午後、石家荘市の学習者・杜彦尊さん、高暁傑さんは法輪功の無実を伝えた時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、市新華支局和平西路派出所に不当に連行された。当日夜、派出所の警官は何も提示しないまま、2人の家の家宅捜索をした。2月16日、2人にPCR検査を受けさせた。2月18日午後、2人は市拘禁所に送られ、10日間の行政拘束を科された。

 6、上海市普陀区の楊曼曄さんは刑事拘禁された

 2021年2月25日の朝7時半、上海市普陀区の学習者・楊曼曄さんは静安支局の警官に身柄を拘束され、刑事拘束された。現在、静安区留置場で拘束されている。

 楊さんは1967年に生まれ、大学卒。普陀区双山路に在住する。楊さんはかつて何度も身柄を拘束され、労働教養処分を科され、不当に判決を宣告され、洗脳班に拘禁されたことがある。

'杨曼晔'

楊曼曄さん

 楊さんはかつて上海松江女子刑務所で拘禁され、長時間にわたって独房に閉じこめれ、両手を後ろ向きにして手錠をかけられ、警官に3、4回顔を電撃され、顔の皮膚が焦げた。また警官が指図した受刑者に殴られ、罵られることもある。その結果、楊さんの体力は耐えられなくなり、歩行時に転倒し、膝が粉砕骨折していたにもかかわらず、刑務所側から刑期を9カ月延長された。

'中共酷刑示意图:多根电棍电击'

中共による拷問イメージ図:電気ショックを加えられる

 7、蘭州市の謝小平さんは放浪生活 妻は人質として迫害される

 謝小平さんは蘭州市安寧区紅芸村の出身である。2020年8月、安寧区の政法委員会(治安・司法などを統括する機関)の書記・劉継英が指図した柴世竜、朱学廷に嫌がらせを受け、四書(誓約書、始末書、声明書、批判書)を書くことを強いられ、転向しない限り刑務所に送ると脅かされた。謝さんは迫害を加担する人に罪を犯して悪報に遭わないようにと考え、2020年9月に放浪生活を余儀なくされた。現在も家に帰れず、行方不明である。家の畑は荒地となっている。

 謝さんの妻は中共の関係者に脅かされ、人質として毎日安寧堡街道会議室に連れられて法輪功を誹謗中傷する映像を見せられ、7、8日間続けられた。謝さんの居場所を自白すれば解放すると言われた。謝さんの妻と息子は尾行されながら、実家と親友の所へ謝さんを探しに行った。

 警官らはさらに錠をこじ開けて謝さんの庭に侵入し、犬3匹を連れて去った。庭にあった三つの小屋を壊した。

 8、湖南省湘潭市の莫利瓊さんは刑事拘禁

 湖南省湘潭市の法輪功学習者・莫利瓊さん(51歳女性)は2月26日に湘潭県公安局に刑事拘禁され、不当な逮捕、起訴、判決に直面している。

 2021年2月5日夜、莫さんは楊家橋峡山口湘水源へ行き、人々に法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布した時、見張っていた警官に湘潭県易俗河呉家巷拘置所に連行された。莫さんは今、馬家河留置場に移送された。

 莫さんは湘潭の出身で会計士である。かつて北京大北農グループ衡陽支社の財政主管者として勤めた。

 中共による法輪功への迫害が始まってから、莫さんは何度も連行され、拘禁され、懲役9年の判決を宣告されたことがある。

 ◎2000年末、莫さんは上京へ陳情に行った時、天安門の警官に北京海淀区派出所に連行された。そこでマイナス14度の室外で服を脱がされ、外で凍らされて、さらに冷たい水を4時間続けてかけられ、警棒で殴られた。

'中共酷刑:冷冻'

中共による拷問:凍えさせられる

 ◎2001年3月10日、莫さんは湘潭県公安局に不当に連行され、身の回りの現金と通帳など3000元(約5万円)に相当する私物は奪われた。市610弁公室は「蘇秦背剣」※で莫さんを取り調べ、拷問した。

 ※片手を上に、片手を下にして、背中で手錠をかけられる。

'酷刑示意图:苏秦背剑'

拷問イメージ図:蘇秦背剣

 ◎2004年12月19日、莫さんは湘潭市岳塘区裁判所に懲役9年の不当な判決を宣告された。長沙市女子刑務所で拘禁されていた期間、莫さんは洗脳班に入れられて、3カ月間毎日20時間以上、法輪功を誹謗中傷する動画を見せられた。また、「蘇秦背剣」、十数日間立たせて、睡眠禁止、掌の大きさの腰かけに3日間座らせる、独房に閉じ込められるなどの拷問を受け、家族との面会も禁じられ、24時間監視され、長時間の強制奴隷労働などの刑罰を受けた。

'酷刑演示:半蹲反铐背挂(就是站不起来也蹲不下)'

拷問の再現:膝を曲げたまま、両手を後ろ向きに手錠をかけられる
(しゃがむことも、立つこともできない無理な姿勢)

 ◎2012年3月12日、莫さんは家に戻されたが、当時1歳未満の子供は母のことを覚えていない。

 莫さんは家に帰っても24時間地元派出所に監視され、家族までも嫌がらせを受けた。莫さんは法輪功を学び続けている理由で、仕事を失い、絶えず仕事を探さなければならず、生活は不安定になってしまった。

 現在、莫さんは再び拘禁されている。

 9、国防科学大学の博士・李志剛さんは不当に拘禁

 国防科学大学の博士・李志剛さんは、2020年10月27日の夜中、自宅に侵入してきた警官らに身柄を拘束され、行方不明になった。2021年2月5日後、李さんの母は初めて李さんがすでに長沙市留置場に拘禁されたと知らされた。

'李志刚'

李志剛さん

 李さんは法輪功を学んでいる理由で、中共による法輪功への21年間の迫害の中、かつて4回身柄を拘束されたことがある。李さんは学習者同士の交流に参加した理由で1年6カ月の労働教養処分を科された。偽りの天安門焼身自殺のDVDの制作に協力したため、懲役5年の実刑判決を宣告された。また世界トップクラスのショーである神韻のDVDを放送した疑いで2年の労働教養処分に処せられ、身柄を拘束され、洗脳班に送られたこともある。

'示意图:关铁笼子'

拷問のイメージ図:鉄のケージに監禁される

 李さんは拷問、殴打、長時間睡眠禁止、独房に閉じ込められ、食事禁止、鉄の檻に閉じ込められるなどの迫害を受けた。

 10、広東省東莞市の李艶霞さんは連行され、家財を押収された

 2021年2月8日昼、東莞市の警官十数人および特警はドアをこじ開け、李艶霞さんの自宅に侵入し、李さんを連行した上、家財も押収した。

'李艳霞'

李艶霞さん

 李さん自宅にあった金庫もこじ開けられ、現金2万ドルと5000元あまりの人民元(合計約230万円)、ノートパソコン、携帯電話、部屋の鍵、車の鍵などの私物を押収され、家中めちゃくちゃにされてしまった。

 2月9日、家族はほかの都市から慌てて帰ってきたが、家のドアに東莞市公安局塘厦分局派出所の封印紙が貼られ、印は田心派出所だった。

 同日の夜7時、田心派出所の警官・陳は家族にいわゆる拘禁通知書を渡した。通知書では李さんは2021年2月9日12時から東莞市公安局に刑事拘禁されると書いてあった。拘禁場所は東莞市第二留置場である。

 李さんは黒竜江省チチハル市の出身である。広東省東莞市に移住した。深セン市で財務関連の仕事をし、コツコツと働き、常に会社の立場で考え、社長に信頼され、同僚にも認められている。

 法輪功を学んでから、李さんの性格は優しくなり、思いやりがあっていつも笑顔で人と接し、よく困る人を助けた。しかし、このような李さんは法律に守れられるどころか、警官に迫害された。

 二、2月において、440人は嫌がらせを受けた

 明慧ネットの報道によると、2月において440人の学習者は嫌がらせを受けたという。最もひどい地域は黒竜江省99人、山東省49人、河北省43人、湖北省41人、北京36人、四川省29人、寧夏20人である。最もひどい都市は大慶市78人、泰安市28人、咸寧市21人、赤峰市19人、保定市16人である。

表2:2021年2月、中共に嫌がらせをされた学習者の地域別分布表

地域 嫌がらせをされた人数
黒竜江省 99
山東省 49
河北省 43
湖北省 41
北京市 36
四川省 29
寧夏 20
内モンゴル 19
吉林省 18
遼寧省 18
天津市 12
福建省 11
甘肃省 8
江西省 8
河南省 7
上海市 6
広東省 4
江蘇省 4
山西省 3
重慶市 2
貴州省 2
湖南省 1
合計 440

 1、広東省深セン市福田区政法委員会は劉奇旭さんを連行しようとした

 深セン市福田区の学習者・劉奇旭さん(83)は旧正月の前に、深セン市塩田区検察庁に呼び出され、『罪を認め、罰を認め、寛大に扱う告知書』にサインを強いられた。劉さんは「法輪功学習者は無罪である」と書いた。

 旧正月の元日、深セン市桂園派出所の警官は劉さんに2月17日にPCT検査と健康検査を受けるようにと知らせ、劉さんを連行することを企てている。

 2、安徽省阜陽市の嫌がらせ行動を暴露

 阜陽市の嫌がらせ行動は主に潁州区公安支局、政法委員会に加担されている。支局の副局長、政法委員会、610弁公室の関係者は積極的に参与し、筆記用具と朱肉を持ち、学習者の自宅へ訪問し、「三書」にサインと拇印を強要した。同意しないと、その場で洗脳班と拘置所に送り込んだという。

 潁州区政法委員会の書記・董濮玉は下級の鎮から昇進してから2年くらい、功績を残すため、法輪功迫害に力を注いでいる。情報による、1人の学習者を転向させた場合、賞金3万元(約50万円)、洗脳班で働く人の給料は800元(約1万2千円)賃上げされるという。

 明慧ネットの統計によると、2月において、中共は22人の学習者を洗脳班に送り込んだという。そのうち、吉林省10人、福建省と湖北省それぞれ4人、江西省3人、河北省1人である。

表3:2021年2月、洗脳班に拘禁された学習者の地域別分布表

地域 洗脳を受けた人数
吉林省 10
福建省 4
湖北省 4
江西省 3
河北省 1
合計 22

 1、長春市の洗脳班はゼロ行動を続ける

 2021年、吉林省長春市は省政法委員会の指示でゼロ行動を続いた。ビッグデータを利用して1999年前後から法輪功を学んだ人の情報を全てブラックリストにし、街道派出所、コミュニティー、総合管理弁公室の関係者はそれを利用し、嫌がらせ、部屋の捜索を行った。また、「三書」にサインしない限り、仕事を失い、親戚や子供の前途が影響を受ける、判決を宣告するなどと脅かした。

 情報によると、二道区洗脳班の住所は万通花園コミュニティーのあるマンションの4階にあるという。

 四、2月おいて、警官は2万ドル、50万元を強請り取られた

 明慧ネットの報道によると、2月において、警官らは家財を押収、年金を差し止めるなどの手段を使い、2万ドルあまり、558448.4元あまり(合計約1100万円)を強請り取られた。学習者17人は給料もしくは年金を差し止められた。

表4:2021年2月、家財を押収され、年金を差し止められ、ゆすりを強要された金額の統計表

名前  省 県・区 家財押収 強請り取られた現金(人民元)  65歳以上
李艶霞 広東省 東莞市   家財押収 2万ドルあまり、5000元あまり  
黄凡 江蘇省 蘇州市 昆山市   5年の年金272412元 84
王以慶 江蘇省 蘇州市 昆山市   5年の年金118484.8元 76
王志芳 江蘇省 蘇州市 昆山市   5年の年金112751.6元 74
陳秀潔 遼寧省 錦州市   家財押収 10000元  
王傑梅 遼寧省 瀋陽市 渾南新区 家財押収 10000元  
王克秀 山東省 イ坊市 高密市 家財押収 5500元  
曹淑蓮 吉林省 通化市   家財押収 5200元  
馬玉芹 山東省 イ坊市 青州市   5000元  
王鳳英 江西省 南昌市     5000元 79
彭興雲 北京市   懐柔区 家財押収 2900元  
左立 山東省 泰安市 泰山区 家財押収 2000元  
蔡沢芳 四川省 南充市 営山県 家財押収 2000元 80代
邢德禄 黒竜江省 鶏西市 密山市   1000元  
王玉娜 山東省 威海市 栄成市   700元  
張麗萍 山東省 泰安市   家財押収 400元 65
範淑君 四川省 成都市     100元 78
合計         約1100万円  

 1、江蘇省の年配者3人は数十万元の年金を差し止められた

 明慧ネットの2021年2月28日の報道によると、蘇州市昆山市の学習者・王以慶さん(76歳)、王志芳さん(74歳)、黄凡さん(84歳)の3人はそれぞれに118484.8元、112751.6元、272412元の年金を差し止められたという。

 黄凡さんはかつて懲役3年の刑を宣告され、3年6カ月の保護観察を宣告されたことがある。王以慶さんと王志芳さんも懲役3年1カ月の実刑判決を宣告されたことがある。

 3人とも一人暮らしをして、年金以外の収入がないため、毎月700~800元を損失している。

 2、南昌市の王鳳英さんは経済の迫害をされた

 2021年2月1日、江西省南昌市の学習者・王鳳英さん(79歳女性)は定期貯金を引き出そうとした時、貯金は5000元減しか残っていないことに気づいた。王さんはその場で銀行員に聞いたが、「南昌市東湖区裁判所は2020年8月に貯金から5000元を引いた」と言われた。王さんの年金も差し止められた。

'王凤英老人'

王鳳英さん

 現在まで、王さんは南昌市東湖区裁判所から口頭また書面の通知と説明を一切受け取っていない。5000元が引かれた理由はいまだに不明である。

 王さんは江西省南昌市果品食雑会社の定年退職員である。

 2017年6月、王さんは法輪功の無実が書かれた横断幕を掲げた理由で身柄を拘束され、当時75歳の王さんは懲役3年の実刑判決を宣告された。江西省女子刑務所で王さんは辱められ、苦しめられ、さまざまな拷問を受けた。例えば、脅迫、体罰、殴打、束縛服を着せられたり、吊り上げられる、五馬分屍、不明薬物の注射、食事に不明薬物の投入などの迫害を受けた。

'中共监狱酷刑:抻床(“五马分尸”)'

中共による拷問のイメージ図:五馬分屍

 2020年6月12日、王さんは解放されて家に戻されたが、心身ともに大きなダメージを与えられた。90歳近くの夫は王さんが拘禁されている期間、苦しい中で他界した。

 解放されてから今まで、王さんの年金は市社会保険事務所に差し止められ、経済的に苦しんでいる中、さらに南昌市東湖区裁判所に5000元を引かれた。

 五、65歳以上の学習者は迫害された

 明慧ネットの報道によると、2021年2月において、81人の65歳以上の学習者は連行され、嫌がらせを受けたという。そのうち、80代20人、70代44人、60代17人である。

表5:2021年2月、65歳以上の学習者の年齢別人数分布表

嫌がらせをされた年齢 人数
80代 20
70代 44
65~70歳 17
合計 81

 1、湖北省武漢市武昌区中北路コミュニティーは莫景英さんに嫌がらせ

 武漢市の学習者・莫景英さん(74)は何度も中北路コミュニティーと地元610弁公室に嫌がらせを受けた。2021年2月23日午前9時過ぎ、610弁公室の関係者1人、コミュニティーの1人、若い女性1人は莫さんの自宅へ行き、法輪功をやめるようサインを強いた。莫さんは「私は法輪功を学び、真・善・忍の教えに従い、世の中の一番良いことです。私は正しい行いをしていますので、サインするわけがありません」と断固断った。

 3人は莫さんの夫に代わりにサインしてほしいと求めた。夫は「法輪功を迫害することは犯罪です。サインはしません。早く帰ってください」と断り、3人は帰った。

 2、四川省達州市の74歳の柳明英は再び拘禁された

 2021年2月3日午前、達州市の学習者・柳明英さん(74歳女性)は自宅で地元開江県公安局国保の副隊長・李翔と女性警官1人に身柄を拘束された。当日午後、家族は柳さんへの逮捕令状が発付されたと知らされた。

 柳さんは達州市開江県の出身である。1999年7.20以降、柳さんは中共による身柄を拘束され、拘禁され、懲役6年の実刑判決を宣告されたことがある。

 法輪大法はまた法輪功とも呼ばれている。人々に「真・善・忍」を教え、より良い人になることを導き、病気治療と健康効果がよく、世界中に広がっている。

 中国の憲法によると、国民には信仰自由、言論自由があると定めている。よって、法輪功の書籍と資料を所持することは合法である。法輪功迫害に加担する人は自分だけではなく、家族も悪報を受けるでしょう。迫害を実施する側はいずれも法律に裁かれる。良い人を迫害することは社会道徳を破壊し、後世を害することに等しい。

 結び:迫害と悪の報い

 中共は法輪功への迫害を始めて以来、毎年いわゆる「犠牲」「負傷や身体が不自由」になる警官の情報を発表している。最近、公安部は2020年において、全国の公安機関では315人の警官、165人の警官補佐は死亡、4941人の警官、3886人の警官補佐は負傷した。ここ10年、合計3773人の警官は死亡、5万人以上の警官は負傷したと発表した。

 明慧ネットの報道によると、民間では多くの警官の死は法輪功迫害に関連性があると気づいたと言う。中共は警官に法輪功迫害を命じ、悪い報いを隠すため、「英雄」のように見せかけた。中共の政法委員会、公安部は国民を洗脳するため、警官とその親族に悪い報いの身代わりにするため、死亡した警官に国家級の葬式を行い、数百人から数千人の警官を葬式に参加させた。ネットユーザーは悪事を働いた警官の死は悪報だとコメントしたことで、警官の名誉を辱めた理由で連行、拘禁された。

 「2020年に犠牲した警官のネームリスト」では353人の警官と警官補佐の死亡情報を公開した。情報を整理すると、下記のようなことが明らかになった。

 2020年に死亡した警官289人、警官補佐64人のうち、病気が死因の人は294人、83.28%を占めている。交通事故が死因の人は43人、12.18%を占めている。勤務中で死亡の人は16人、4.5%を占めている。平均年齢は45.1歳、最年少は19歳、最年長も60歳未満である。突発の病気で死亡した人は263人、持病で死亡した人は31人である。そのうち、突発の心臓病で死亡した人は63人、突発の脳出血で死亡した人は32人、コロナウィルスの感染で死亡した人は2人、ほかに白血病、腎不全、動脈瘤破裂、肺塞栓症による呼吸疲憊、腸穿孔などの病気で死亡した。勤務中死亡した16人のうち、犯人に刺されてて死亡した人は7人、水に溺れる、銃の爆発、蜂に刺される、ビルから転落、ガスの爆発、落下して石に的中などの原因で死亡したのは9人である。

 その中に際立つのは警官、警官補佐の中共党員人数は221人、62.6%を占めている。警官の中の党員は215人、死亡した警官の人数の74.39%を占めている。

 2020年に死亡した警官の中、公安局局長2人、政法委員会の関係者1人、支局の隊長6人、大隊長24人、主任16人、派出所の所長8人、派出所の指導員は8人である。

 1999年以降、中共の警官は「治安維持」「安全保衛」「掃黒除悪」を口実に、直接学習者への迫害に参与し、学習者の生体狩りと臓器売買にも加担した。

 明慧ネットの報道によると、1999年の7月以来、すでに解明された情報でも2万人以上の迫害の加担者は悪報に遭っているという。

 迫害を停止し、中共の関連組織から脱退することは命を守る唯一の道である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/7/421761.html)
 
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