重慶市の81歳の陳貴芬さん 警官に騙されて不当に拘禁される
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 【明慧日本2021年4月24日】重慶市江津区の法輪功学習者・陳貴芬さん(81歳女性)は4月6日、現地派出所の警官に「健康診断」だと騙されて連行され、留置場に拘禁された。現在、当局の人員らは陳さんを刑務所に収監することを企んでいる。

 陳さんは1999年以前から法輪功を修煉し、真・善・忍にしたがってより良い人を目指していて、心身ともに改善された。昨年、陳さんは資料を配っていた時に監視カメラに撮影された。そして、現地の派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受け、起訴された。同年7月11日、陳さんは重慶市九龍ポ裁判所で開廷されたが、当日に結果は宣告されなかった。

 その後、陳さんに脳血栓や高血圧の症状が現れ、身体の半身が動かなくなり、歩くことができなくなって、現地の漢方病院に2週間近く入院していた。2020年9月17日午前、裁判所の人員らは病院に行き、病院内で「法廷審理」を行い、即座に陳さんに懲役1年6カ月、罰金1千元の実刑を宣告した。

 さらに、法曹関係者らは陳さんを収監するため、陳さんの年齢を5歳減らして改ざんした。

 陳さんが退院した後、警官は陳さんのアパートに行き、「懲役は刑務所外で執行するため、書類にサインしろ」と言って騙そうとした。同年12月、警官はゼロ行動により、陳さんに「サインすれば、今後もうおまえを探さない」と虚言を言って騙そうとした。

 今年4月5日、派出所の警官はまた陳さんに電話をして「今晩、ワクチン接種の注射に来るように」と通知した。注射が終わった後、「明日は健康診断だ、所長がおまえと同行する」と言った。

 2021年4月6日、警官は病院で陳さんに身体検査を受けさせた。陳さんはこのような検査を何度も経験した。正午、陳さんは家に電話して「大丈夫。結果を待っている」と言ったが、午後、息子は派出所長から電話で「母親の靴1足と携帯電話が派出所にあるので、取りに来るように。母親は収監された」という通知を受けた。

 息子は、母親が収監された理由を尋ねると、所長は「母親は昨年すでに判決を下され、懲役1年6カ月だ。今は身体が健康になって収監の条件を満たした。収監は既定の手順に従うだけで、その後は、病気を理由に保釈を申し込めば良い」と言った。

 現在、陳さんは重慶市九龍ポ留置場に拘禁されている。14日後、重慶市女子刑務所に収監されるという。現在、陳さんは歩行困難のため、杖が必要な状態となっている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/20/423575.html)
 
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