長春市の千根泰さん夫妻 懲役2年6カ月の不当判決に
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 【明慧日本2021年5月3日】吉林省長春市二道区の法輪功学習者・千根泰さん、張星姫さん夫妻は2019年8月下旬、同区公安支局和順街派出所の警官に身柄を拘束され、拘禁された。2021年4月の情報によると、千さんと張さんは長春市二道区裁判所に懲役2年6カ月の不当な判決を宣告されたという。

 事件の回顧

 千さん、張さんはかつて長春市二道区で食品工場を興し、商売は繁盛していたが、多病で法輪功を始めた。法輪功を学んでから、病気は完治し、生まれ変わった。1999年7.20以降、多くの学習者は法輪功への弾圧停止を求めて、北京へ陳情に行った。その中で迫害されて放浪生活を余儀なくされた学習者がいる。千さん夫妻は数人の学習者を受け入れたとして、経営していた食品工場は閉められた。中国共産党の警官は絶えず、千さん宅に嫌がらせをしたため、千さんは所有していた不動産3件を売り出し、放浪生活を余儀なくされた。

 2007年5月9日、千さん、張さん、娘の千美蘭さん一家3人は二道区公安支局栄光派出所に連行された。そこで千さんは80時間に及ぶ拷問を受けた。その結果、お尻の肉と骨が離れ、黒紫色になり、足の爪は真っ黒になった。心臓、肺は警官にゴム棒で殴打された。千さんが何度も殴られて意識不明になってから、警官らはやっと止めたという。その後、3人は不当に労働教養処分を科された。

酷刑演示:暴打

拷問の実演:殴打される

 千さん夫妻は解放されてから、毎朝早起きして漬物を作って生活を維持し、安定して住む場所もなかった。2015年、親戚の援助の元で、千美蘭さんは韓国へアルバイトに行った。海外での生活が大変でも、美蘭さんは親に苦労させないよう、毎年少しずつ仕送りをしている。

 2017年、千さん夫妻は二道区和順街で30平米のテナントを購入した。テナントを貸し出したが、和順街派出所の警官は貸借人に嫌がらせをし、テナントの持ち主は逃走犯だと脅迫した。その結果、テナントは空いたままである。

 2019年8月下旬、千さん夫妻は自宅で和順街派出所の警官に身柄を拘束され、拘禁された。理由は「海外の勢力と結託し、資金を提供して資料を作った」ことだという。

 2021年4月の情報では、千さん夫妻は二道区裁判所に懲役2年6カ月の不当な判決を宣告されたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/29/423981.html)
 
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