【明慧日本2021年5月8日】中国の清明節は亡くなられた方を偲ぶ日である。これまでの1年余りにおいて115人の法輪功学習者は「真・善・忍」の教えを学んでいるとして、中国共産党(以下、中共)の刑務所・留置場・派出所の警官らに迫害されて他界した。明慧ネットの統計によると、2020年において87人の学習者が死亡した。また、2021年の1月から3月まで28人の学習者が迫害で死亡した。
そのうちの16人は長期にわたって不当に拘禁された期間に死んでしまった。8人は留置場、2人は派出所で拘禁された期間死亡した。1人は村の委員会で拘禁された期間、殴られて死亡した。また、そのうちの大多数は中共に不当な判決を宣告され、労働教養処分を科され、拘禁されたことがある。何度も警官らに拷問され、不明な薬物を投入され、苦役的な労働を強いられ、心身とも大きなダメージを与えられたという。
2021年、学習者が迫害されて死亡した状況の統計
名前 | 性别 | 年齢 | 省・直轄市 | 市 | 死亡時間 | 明慧ネットに報道された時間 |
徐積権 | 男 | 73 | 安徽省 | 黄山市 | 2021年1月6日 | 2021年1月 |
廖川江 | 男 | 46 | 四川省 | 宜賓市 | 2021年1月16日 | 2021年1月 |
王潺 | 山東省 | 済寧市 | 2020年9月 | 2021年1月 | ||
李景霞 | 女 | 85 | 黒竜江省 | チチハル市 | 2020年10月20日 | 2021年1月 |
王桂華 | 女 | 重慶市 | 2020年10月29日 | 2021年1月 | ||
厖秀清 | 女 | 65 | 北京市 | 2020年12月8日 | 2021年1月 | |
董建全 | 男 | 62 | 河北省 | 唐山市 | 2020年12月25日 | 2021年1月 |
王芳 | 女 | 54 | 黒竜江省 | 綏化市 | 2020年12月31日 | 2021年1月 |
林守敬 | 82 | 四川省 | 南充市 | 2020年12月 | 2021年1月 | |
隋秀珍 | 78 | 吉林省 | 長春市 | 2021年1月10日 | 2021年2月 | |
楊伝軍 | 男 | 56 | 遼寧省 | 大連市 | 2021年1月20日 | 2021年2月 |
謝德文 | 女 | 57 | 遼寧省 | 大連市 | 2021年1月21日 | 2021年2月 |
張朝貴 | 男 | 83 | 江蘇省 | 蘇州市 | 2021年1月30日 | 2021年2月 |
丁桂英 | 女 | 76 | 雲南省 | 昆明市 | 2021年1月 | 2021年2月 |
姚新人 | 男 | 51 | 山東省 | 煙台市 | 2021年2月11日 | 2021年2月 |
王暁慧 | 女 | 47 | 寧夏 | 銀川市 | 2020年6月6日 | 2021年2月 |
鄧桂英 | 女 | 77 | 雲南省 | 昆明市 | 2020年10月30日 | 2021年2月 |
史長青 | 52 | 遼寧省 | 錦州市 | 2021年1月14日 | 2021年3月 | |
張翠翠 | 女 | 陝西省 | 2021年2月3日 | 2021年3月 | ||
岳彩雲 | 男 | 54 | 河南省 | 商丘市 | 2021年2月24日 | 2021年3月 |
陳永春 | 女 | 50 | 遼寧省 | 営口市 | 2021年3月4日 | 2021年3月 |
王淑梅 | 女 | 59 | 遼寧省 | 瀋陽市 | 2021年3月12日 | 2021年3月 |
郭保軍 | 男 | 63 | 河南省 | 鄭州市 | 2021年3月14日 | 2021年3月 |
林玩貞 | 広東省 | 掲陽市 | 2020年7月 | 2021年3月 | ||
徐宝金 | 男 | 51 | 吉林省 | 通化市 | 2020年10月 | 2021年3月 |
李彩娥 | 女 | 75 | 陝西省 | 2020年11月29日 | 2021年3月 | |
劉秀芳 | 女 | 68 | 黒竜江省 | ジャムス市 | 2021年1月29日 | 2021年3月 |
康茜華 | 女 | 56 | 甘粛省 | 蘭州市 | 2021年3月12日 | 2021年3月 |
一、不当に拘禁され、迫害で死亡した実例
1、昆明市76歳の丁桂英さんは秘密裏に不当な判決を宣告され、迫害で死亡
雲南省昆明市の学習者・丁桂英さん(76)は家族が知らないまま、昆明市五華区裁判所に秘密裏に懲役4年の不当な判決を宣告され、雲南省第二女子刑務所で拘禁された。2021年1月中旬、家族は突然刑務所からの電話を受け、丁さんが「急病」で刑務所病院で応急処置もかいなく死亡したことを知らされた。1月19日、刑務所は丁さんの遺体を火葬した。
丁桂英さん |
2019年8月28日の夜7時すぎ、丁さんは自宅で昆明市宮渡区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官に身柄を拘束され、自宅にあった私物も押収された。丁さんは連行行動に協力しないため、数人の警官に無理やり家からパトカーに押し込まれた。
昆明市留置場は丁さんを拘禁した期間、家族の面会を禁じた。その結果、家族は丁さんがずっと留置場で拘禁されていると勘違いし、国保に丁さんの解放を求めていた。
1月中旬、家族は突然、雲南省第二女子刑務所から知らせを受けた。丁さんは2021年1月14日に突然病気を患い、刑務所病院に送られ、15日の朝8時53分に他界した。19日、刑務所の警官は丁さんの遺体を火葬した。
丁さんが亡くなってから、家族は初めて刑務所の「入所通知」をもらった。情報によると、丁さんは2020年7月10日に昆明市五華区裁判所に秘密裏に懲役4年の実刑判決を宣告され、雲南省第二女子刑務所で拘禁されていたという。
中共による法輪功への迫害において、丁さんは2000年にも3年の労働教養処分を科されたことがあるという。
2、1年以上拘禁され、河南省鄭州市の郭保軍さんは迫害で死亡
河南省鄭州市二七区に在住する学習者・郭保軍さんは2019年11月10日に法輪功の無実が書かれた資料を配布した際に通報され、身柄を拘束され、懲役2年の判決を宣告された。2021年3月14日の夜明け、鄭州市第三留置場はショートメールで家族に郭さんの死亡を知らせた。
郭さんは1958年に生まれ、鄭州市二七区侯寨郷侯寨村に住んでいた。鄭州師範学院を卒業した郭さんは侯寨郷の教育委員会に勤め、郷の駐在村幹部、小学校の先生として働き、その後、郷の衛生院で働いた。1995年、郭さんが病院で働く期間、法輪功を学び始めた。あれから「真・善・忍」の教えに従い、コツコツと働き、他人のことを優先に考え、家族、村中の人、職場の人に絶賛された。
2019年11月10日夜、郭さんは韋溝村で法輪功の資料を配った際、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる2人に通報され、鄭州市新密市白寨鎮派出所に連行された。2020年6月29日、郭さんは懲役2年、罰金2万元(約32万円)の不当な判決を宣告された。郭さんは控訴したが、8月28日の再審で原審維持を宣告された。
郭さんは迫害で死亡した。家族は遺体と対面することを求めたが、留置場にサインを強いらた。その結果、家族は遺体と対面できなかった。
3、岳彩雲さんは杭州第二刑務所で迫害され死亡
河南省虞城県の岳彩雲さん(54歳前後、男性)は、2021年2月24日、浙江省杭州市の余杭区臨平にある第二刑務所で迫害されて死亡した。岳さんは生前、河南省労働教養所で非人道的な迫害を受けたこともある。
岳さんは杭州市でアルバイトをしていた。2020年12月末、岳さんは懲役1年4カ月の不当な判決を宣告され、杭州市第二刑務所に拘禁された。岳さんは迫害で体は衰弱し、重体に陥った時、家族は一時出所を求めたが、拒否されたところ、岳さんが自虐していると中傷された。
2021年2月14日、家族は突然第二刑務所から岳さんが病院で応急処置もかいなく死去したことを知らされた。
当日午後、岳さんの息子は病院へ向かい、痩せこけた岳さんの遺体と対面した。刑務所側は責任から逃れるため、刑務所と関係ないと主張し、息子に「もし情報を広げたら、お前の職場に言ってやる! 」と脅迫した。結局、補償金の名義で3万元(約50万円)を出した。
岳さんは法輪功を学んでいるとの理由で二十数年来、何度も中共に嫌がらせを受け、拘禁され、迫害され、かつて労働教養所で「鎖骨を通る」(ワイヤで鎖骨を通る)、「羊の丸焼き」、歯ブラシで肛門をブラッシングするなどの拷問を受けた。
拷問イメージ図:羊の丸焼き |
拷問:束縛椅子 |
岳さんは転向しない、迫害に協力しないとの理由で7日間休ませず、20回縛られ、電気棒で全身を電撃され、警棒で全身を打たれ、さらに、3日間「羊の丸焼き」という拷問を受けた。また、毎日「束縛椅子」に縛られ、休むことなく、頭に受話器を付けられ、法輪功を誹謗中傷する録音を聞かせた。警官は転向しない限り、束縛から解放しないと言いふらした。
拷問実演:縛られる |
4、山東省龍口市の学習者・姚新人さんは法曹機関に迫害されて死亡
姚新人さん(51)は龍口市張家溝留置場で拘禁された期間、迫害で脳出血を起こし、頭蓋骨を開ける手術を受けたが意識不明になった。2021年2月4日ごろ、龍口の国保と裁判所は無理やりICUの治療を止め、姚さんを東江の老人ホームに移送した。2月11日の夜明け1時40分、姚さんは他界した。
姚さんは体格が良くてとても元気だった。龍口鉱務局梁家炭鉱の従業員であった。かつて埠頭で働いたこともある。1998年から法輪功を学び始め、「真・善・忍」に従い、より良い人になることを目指している。しかし、中共による法輪功への迫害において、かつて懲役4年の実刑判決を宣告され、イ北刑務所で迫害され、公職を追放された。その結果、ハードなアルバイトで子供を養う苦境に陥った。
二、長年刑務所で迫害されて死亡した実例
1、甘肃省の法輪功学習者・康茜華さんは迫害で死亡
甘粛省蘭州市七里河区の学習者・康茜華さん(56歳女性)はかつて甘粛省第一労働教養所で吊り上げられるなどの拷問を受けたことがある。2019年4月28日、上海行きの列車に乗った時、七里河区610弁公室、鉄道公安警官に車両のドアで止められ、ボディーチェックされた。その後、15日間拘束された。晏家坪北院コミュニティー、晏家坪派出所による長期にわたる監視、嫌がらせなどの迫害で康さんは2021年3月12日に他界した。
康さんは1997年4月から法輪功を学び始め、心身とも健康になった。歩くことすら困難だった状態もなくなった。康さんは「法輪功を学んでから、私は1人の人間として徳を重んじなければならない、本当の幸せは争って取れるわけではないことがわかった。身勝手は心を狭くするだけです。法輪功にどんなことにあっても真・善・忍に従って、全ての人、家族、友達に善を持って接することを教わりました」と言った。
1999年7.20以降、康さんは西果園留置場で2回拘禁され、1回労働教養処分を科され、1回洗脳班で拘禁されたことがある。管轄区の派出所とコミュニティーの関係者は何度も康さん宅に嫌がらせをした。また、康さんは甘粛省第一労働教養所で残酷な拷問を受けたことがある。
拷問実演:吊り上げる |
中共による法輪功への20年以上の迫害において、康さんは長期にわたって迫害され、国民としての尊厳と人権を奪われた。2015年、康さんは最高検察庁に江沢民を刑事告訴した。
2、8回も連行され、黒竜江省ジャムス市の劉秀芳さんは「ゼロ行動」後、他界した
2021年1月29日20時55分、劉秀芳さんは他界した。残されたのは40年間付き合った病弱の夫である。
劉秀芳さん |
劉さんは1953年生まれ、かつてリューマチ性心臓病、喘息、小便失禁、太腿が腫れるなどの症状があった。そのため、劉さんは何度も自殺しようとしたことがある。しかし、2人の子供のために苦痛と闘ってきた。1995年5月23日、劉さんは法輪功を学び始めた。すべての病気は完治した。
中共による法輪功への22年間にわたる迫害において、劉さんは8回不当に連行され、3回労働教養処分に処され、1回不当な判決を宣告されたことがある。さまざまな迫害を受け、身体に大きなダメージを与えられた。2019年6月、劉さんは脳梗塞の症状が現れ、寝たきりになった。劉さんはかつてこのように自分の経験を話した。「牢屋に戻ると、1人の刑事囚人が心配そうに私の様子を見に来ました。私が怪我を見せたら、その囚人は衝撃すぎて飛び上がり、何度も酷すぎると言いました。リーダーもうつ伏せにしてください。座ったらお尻の肉は腐乱してしまうと言われました。」
拷問イメージ図:殴打 |
劉さんの死はジャムス市公安局の指示により、管轄区建設派出所および関連居民委員会の法輪功学習者に対する「ゼロ行動」がもたらした。劉さんは息子一家と住んで、ジャムス市向陽区建設派出所に所属している。コミュニティーは何度も息子宅に嫌がらせをし、劉さんの居場所を探していた。
3、10年拘禁されて20種類以上の拷問を受けた瀋陽市の王素梅さんは死亡
遼寧省瀋陽市瀋北新区の法輪功学習者・王素梅さんは10年間拘禁され、20種類以上の拷問を受けたことがある。2018年7月21日、解放された時、ほぼ何も見えず、歩くことさえも人の助けが必要だった。身の回りの生活もできなくなった。それでも地元警官によく嫌がらせをされた。2021年3月12日、王さんは死亡した。享年59歳。
王さんは瀋北新区の尹家郷光栄村に在住する。かつて頭痛、ひどい婦人病などの病気を患ったが、1998年法輪功を学んでから完治した。「真・善・忍」の教えに従い、生活は幸せで充実していた。
1999年7.20以来の毎年、中共の会議あるいは敏感日において、学習者らは不当に連行された。2008年の北京オリンピック期間、中共は全国各地で学習者の身柄を拘束した。王さんはそのうちの一人であった。
4、遼寧省陳永春さんは懲役5年の実刑判決を受け、迫害で死亡
遼寧省営口市の法輪功学習者・陳永春さんは懲役5年の不当な判決を宣告された。2020年10月18日、瀋陽女子刑務所から出所した時、迫害で自分で歩くことができず、目は方向を判断できず、痩せこけていた。2021年3月4日、病院で他界した。享年50歳。
2015年5月、全世界は江沢民を告訴し始めた。陳さんも迷わずに実名で江沢民を告訴した。告訴状に住所、電話番号、身分証明書番号を書いた。同年10月9日午前、陳さんは営口市バ魚圏国保大隊の警官に身柄を拘束され、家財も押収された。陳さんは監視する警官2人に法輪功の無実を伝えたが、2人に「お前を捕まえるのはお金のためだ」と言われた。
陳さんは営口市留置場で1年7カ月拘禁された。留置場の警官は囚人のリーダーを指図し、「死人ベッド」の拷問をさせた。この拷問は人を大の文字に両手と両足を固定したまま、1日24時間、食事とトイレの時間以外は外されることはない。
拷問実演:死人ベッド |
刑務所の警官はさらに囚人を指図し、陳さんの鼻から唐辛子の水を入れさせ、足で胸を踏ませた。その結果、陳さんは呼吸困難になり、意識不明になってしまった。陳さんは迫害に協力しないとの理由で、囚人に殴られた。
拷問実演:足で踏む |
2017年、陳さんは営口市バ魚圏裁判所に懲役5年の実刑判決を宣告された。5月に瀋陽女子刑務所に移送された。刑務所でよく深夜まで働かせ、体罰を受け、囚人に殴られた。
陳さんは解放された後も、バ魚圏区閩江コミュニティーに嫌がらせをされた。陳さんは3回入院し、2021年3月4日に他界した。
5、大連市の謝德文さんは生前、残酷な迫害を受けた
中共による法輪功への22年間の迫害において、遼寧省大連市の法輪功学習者・謝徳文さんは4回拘禁され、2回労働教養処分を科され、馬三家労働教養所で残酷な迫害を受けた。2021年1月21日の2時、他界した。享年57歳。
謝徳文さん |
謝徳文さんは1996年から法輪功を学び始め、病気は完治し、心身とも健康になった。しかし、1999年7.20以降、謝さんは法輪功を学んでいるとの理由で、何度も身柄を拘束され、合計4年8カ月17日間になった。馬三家労働教養所でさまざまに引っ張られる拷問:両手を吊し上げられる、片手は上へ、片手は下へ引っ張られる、両手を後ろ向きに吊り上げられる、両手を両サイドに引っ張られるなどである。
謝さんは大連留置場で床にある鉄の錠を手足を掛けられ、半月動けなかった。迫害に抗議したため、口にトイレ掃除用の雑巾を入れられた。食事の時、両手は後ろ向きに掛けられた。警官に「いぬのように食え」と命じられた。
拷問イメージ図:床にあった錠を掛けられる |
大連労働教養所では、法輪功学習者達は断食で迫害に抗議した。当時の所長・カク文帥は「お前らは食わないと、人として扱わないぞ! 家畜にするように灌食するぞ」と言った。
隊長・韓は囚人を指図し、謝さんの手足を4台のベッドの端子に縛らせた。ベッドにあった板を首に1枚、足に1枚、臀部に1枚置いた。毎日3回の灌食の時間以外、ずっとベッドに掛けられた。
馬三家労働教養所で受けた迫害は死んだほうがましなほどだった。謝さんは両手と両足を手錠で固定され、冷たい腰かけに座らせたまま牢屋で1カ月以上拘禁されていた。牢屋から出たらすぐにトラの椅子で4日間縛られた。その結果、臀部の肉は腐乱してしまい、それで初めて手錠を外された。
拷問イメージ図:毒入り注射 |
馬三家の警官は謝さんの意識がもうろうとした状態で精神病院へ送った。滞在した3日間、白と赤の不明な薬物を注射された謝さんは気が狂った感覚があった。
馬三家での拷問:「上大挂」 |
6、2回不当に判決され、大連市の楊伝軍さんは迫害で死亡
遼寧省大連市の楊伝軍さん(男性)は何度も拘禁され、2回不当な判決を宣告されたことがある。2021年1月20日の夜明け1時に他界した。享年56歳。楊さんの妻・戴芝娟さんは2005年12月21日に迫害されて死亡した。
楊さんは大連市法輪功輔導拠点の責任者の1人であった。そのため、大連市警官に重点の迫害対象とみなされた。1999年7月20日の夜明け4時15分、楊さんは大連市公安に身柄を拘束された。楊さんは何度も拘禁され、2回不当な判決を宣告され、合計刑期9年である。
三、長期にわたる迫害で死亡した実例
1、一家は迫害され、陝西省の李彩娥さんと嫁は相次いで他界
陝西省礼泉県建陵鎮明橋東山村の李彩娥さん(75)一家は長期にわたって迫害を受けた。長男は迫害から逃れるように放浪生活を余儀なくされた。次男は不当に連行され、李さん自身も何度も嫌がらせを受け、2020年11月29日に他界した。同年12月18日、息子・袁輝武さんは懲役3年の実刑判決を宣告され、2021年2月3日、長男の嫁・張翠翠さんも放浪生活の中、他界した。
李彩娥さん |
張翠翠さん |
李さんと2人の息子・袁光武さん、袁輝武さん、嫁たち、孫ら一家はすべて法輪功学習者である。袁光武さんはかつて偏頭痛、三叉神経痛、胃潰瘍、肝臓疾患を患っていたが、法輪功を学んでからわずか数日後、完治した。家族、隣人、夫婦同士は仲睦まじくなった。
しかし、1999年7.20以降、李さん一家は何度も迫害を受けた。袁光武さん、袁輝武さんは2回労働教養処分を科されたことがある。袁光武さんは陝西省棗子河労働教養所でさまざまな拷問を受け、その結果、聴力喪失、2回重体に陥ったことがある。現在、ようやく家に戻された。しかし、袁輝武さんは再び懲役3年の不当な判決を宣告された。
2、南京市軍区蘇州軍分区の元幹部・張朝貴さんは迫害されて死亡
江蘇省南京軍区蘇州軍分区の定年退職の元幹部・張朝貴さんは法輪功を学んでいるとの理由で何度も中共に迫害された。2010年、迫害で記憶喪失、身の回りの生活ができなくなった。2021年1月30日、11年間寝たきり生活をしていた張さんは他界した。享年83歳。
中共内部では汚職が風潮になっている中、張さんは最後まで高潔で生きていた。
張さんが寝たきり生活の11年間、蘇州市軍隊城中の幹部休養所の書記・李萍、副書記・金琳は規定に違反し、張さんの介護費を清算しなかった。張さんの妻は何度も相談に行ったが、刑務所に拘禁すると脅迫された。
不完全な統計によると、1999年の7.20以来、民間のルートで収集した情報ではすでに4641人の法輪功学習者は迫害されて死亡した。迫害で死亡した実例は全国の30以上の省、自治区、直轄市に分布した。ここで収集できた迫害で死亡した情報は明慧ネットが中共のネット封鎖を突破して確認できた実例である。実際起きた実例に比べるとまだ氷山の一角にすぎない。百万あまりの法輪功学習者は長期にわたる迫害において死亡した。