大法弟子の尊厳を守る
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文/中国の大法弟子 口述、同修 整理  

 【明慧日本2021年5月13日】最近、私たちの県や地域でいくつかの洗脳班が設立され、多くの修煉者が強制的に参加させられています。当局の脅しと策略で、一部の修煉者は、正念をなくしてしまいました。いつも、法輪功の迫害の真相をよく伝えていて、しかも、三退もよく勧めているよくできている同修も含めて、保証書に署名し、法輪大法を修煉しないことを約束しました。私はこの話を聞いて悲しくなりました。昨年9月に中国共産党(以下、中共)による嫌がらせに正念で対抗した経験を紹介したいと思います。

 私は、中共の嫌がらせが始まる直前に、「命をかけて尊厳を守る」という体験談を読みました。その記事は、私に深い感銘を与えました。

 翌日の昼頃、店の厨房で調理に追われていると、村長と地元の中共の書記がやってきて、「当局の人が話をしたいそうだ」と言ってきました。10分ほどして8人のグループがやってきました。その中の1人が国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官だと分かりました。

 私は、食堂の調理の手を止めて、「何の用で来ましたか?」と聞くと、彼らの1人が、「ここは人が多すぎるから、別の場所で話しましょう」と言いました。私は「何も隠すことはないですから、ここで話してください」と言いました。彼らはどうしても別の場所に行きたいと言い、躊躇しているうちに、明慧の記事「命をかけて尊厳を守る」というタイトルを思い出しました。私はすぐに安心して、彼らと一緒に別の場所に行っても構わないと思いました。

 私たちは別の部屋に行きました。彼らは座って、私にも座るように言いました。私は「名前も知らない人とは話したくありません。それぞれが自己紹介をしてください」と言いました。

 2人は気まずそうに顔を見合わせていました。1人目は、「県の政法委員会の○○です」と言いました。2人目は、「国保の者です」と言いました。私は「以前、私の店に食事に来たことがあるので、知っています」と言いました。他の人たちは驚いたように顔を見合わせてから自己紹介をしました。

 彼らの自己紹介が済んだ後、私は「何をしに来たのですか?」と尋ねました。 彼らは、「上司からある講習会(洗脳班)に参加させるように頼まれたのだ。その講習会の最後にあるサインをすればいいのだ」と言いました。私が協力すれば、私の名前は法輪功リストから削除されるというのです。私は彼らの上司が誰なのか尋ねましたが、彼らは教えませんでした。

 私は「あなたたちが何をしようとしているのかは分かっています。あなたたちは私を騙そうとしているのです」と言いました。村長が口を挟んで、「『騙す』なんてそんなことはありません、上の人たちは、あなたとあなたの家族のためにやっているのですよ」と言いました。私は、何年も前のことですが、「地元の警官が十八大(中国共産党第十八次全国代表大会)の前にやってきて、大会開催中に家にいたらリストから外すと言いましたが、あなたたちは私をリストから外しましたか? 私は違法なことをしたことはありません。そもそも、なぜ私がリストに載らなければならないのですか? リストから外すと約束する意味があるのですか?」と聞いてみました。

 村長は、「法輪大法を修煉している限り、あなたはブラックリストに載っています。あなただけでなく、あなたの子供たちにも影響が及びます。彼らは公務員として働くことができなくなります」と言いました。

 私は「私は堂々と法輪大法を修煉しています。村人は皆、私が良い人だと知っています。店は良い材料を使っていると信頼しているから、みんな私の店に食べに来るのです。ブラックリストですか? 私は、あなたたちのようにどこかの政府機関で働くことに興味はありません」と言いました。彼らは言葉を失い、中国共産党支部の秘書は、事態を収拾しようとしました。中国共産党支部の秘書は、私が協力しないのを見て、どうしていいか分からなくなってしまったのです。

 話が膠着状態になったとき、妻が入ってきて「あなた、話が長いわね。お客さんが待っているのよ、早く料理を作ってください」と言ってきました。2人は「もういいですよ」と言って、そそくさと帰っていきました。

 しかし、彼らは完全に諦めたわけではないのです。村長と党書記は、父と叔父たちに私を洗脳班に連れて行くように説得するように言っていました。私は父と叔父に、天安門焼身事件の事実や、法輪大法に関するその他の事実を話しました。4番目の叔父は、政府が私に対して行動を起こす可能性があると警告しました。私は、「何も悪いことをしていないから、怖くないです」と言いました。

 地元当局が洗脳班に私を参加させることができなかった後、誰も私にそのことを話しに来ませんでした。村や県当局は、父に話を聞いてほしいと頼みましたが、父はすでに中共の法輪大法への迫害について知っていましたし、参加していた中共組織もすべて脱退していました。父は私に「気をつけて」とだけ言いました。

 私は彼らと話すときに法に基づいて話していたので、法の力を感じ、悪を極めて小さく感じました。法を正す時期の大法弟子が悪の迫害を人間の観念で処理すれば、大法と自分自身に恥をかかせ、後で後悔することになります。悪は人間の観念や人心を利用して迫害を加えていますが、これは人間の観念を排除する絶好の機会ではないでしょうか。もし私たちが強い意志を持って人間の概念や人心の制限を突破し、正念を持って迫害に立ち向かうことができれば、それは私たちの神を守る方法ではないでしょうか。

 以上は、私の限られた理解です。適切でない所があれば、遠慮なくご指摘ください。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/7/422978.html)
 
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