【明慧日本2021年5月14日】広東省掲陽市榕城区の法輪功学習者・黄建民さん(50代男性)と妻・彭文緘さんは2020年下半期、掲東区裁判所に懲役4年と懲役3年6カ月の判決を言い渡された。そして、2021年4月、黄さんは広東省四会刑務所に収容され、彭さんは2020年末、すでに広東省女子刑務所に送り込まれていた。
黄さんは榕城区東山村に在住で、法輪功を学ぶ前、重病を患い、手遅れで病院に治療を拒否された。そのとき幸いに、法輪功が黄さんの村に広まり、黄さんは法輪功を学び始め、新たな命を得た。元気になった黄さんは妻とスーパーを経営し、商売は順調で、新しい家を建て、子供も良い子に育った。
しかし、1999年7月20日、中国共産党が法輪功迫害を開始し、法輪功の恩恵を受けた黄さんはとても理解できなかった。そこで、黄さんは1999年末、北京へ行き、政府に自ら体験した法輪功のことを話したかったが、警官に連行され、拘束されて罰金まで取られた。
2000年6月25日、黄さんは屋外で法輪功の功法を煉ったとして、警官に連行され拘束された後、広東省三水労働教養所に送られた。2001年末、黄さんは解放され帰宅した。掲陽市610弁公室のリーダーは黄さんの家に行き、黄さんに法輪功創始者を罵るようと強いた。黄さんは「あなたたち政府の職員は罵ることを教えているのか」と反抗したため、再度、留置場に連行された。
2006年1月12日、黄さんは掲陽市公安局の警官に家宅捜索をされ、連行されて掲陽市東山留置場に15日間拘束された。2006年5月19日、掲陽市東山区公安分局の警官は黄さんを自宅から広東省三水洗脳班に連行し3カ月間拘禁した。掲陽市610弁公室の人員が黄さんにスパイになるように強い、2週間ごとに報告するようにと要求した。
しかし、黄さんは連行、拘束、罰金、労働教養処分、強制洗脳などの迫害を加えられても、法輪功を学び続けた。2017年、掲陽市610弁公室の人員が黄さんの家に行き、「法輪功をまだ学んでいるのか」と聞き、「そうです」と答えた黄さんは掲陽市の重点的な迫害対象とされた。
2019年9月11日、黄さん夫婦は経営している店で掲陽市榕城区公安分局と東陽派出所の警官に連行され家宅捜索をされた。警官はいわゆる「証拠」を集めるため、9月11日から16日まで探知機を持って、黄さんの家に行き、家のたんすや箱をひっくり返したり、床のタイルをこじ上げたり、吊り天井を壊したりした。このような家宅捜索を3回も行った。3日目の家宅捜索で警官は、黄さん夫婦が法輪功迫害を引き起こした江沢民に対して告訴した、最高裁判所と最高検察庁からの受理証を見つけた。掲陽市榕城区610弁公室の人員らはその受理証を黄さん夫婦に罪を被せる「証拠」とした。
2019年9月17日、黄さん夫婦は掲陽市榕城区麻薬更生施設から掲陽市留置場に移送され拘禁された。2020年7月27日、掲陽市榕城区裁判所は掲陽市留置場で黄さん夫婦に対して、不当な裁判を行った。
2020年下半期、黄さん夫婦はともに実刑判決を宣告された。2020年末、妻の彭さんは広東省女子刑務所に収容され、2021年4月、黄さんは広東省四会刑務所に送り込まれたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)