「法輪功学習者の実話を語る世界初の本」
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 【明慧日本2021年5月21日】 5月14日、明慧出版センターの初出版物、英語書籍の『明慧レポート:法輪功が中国で迫害された20年間』(以下『明慧レポート』と略称)が、「ベンジャミン・フランクリン賞」の中の「ビル・フィッシャー賞」の銀賞を受賞した。

《明慧报告:法轮功在中国大陆被迫害二十年》英文书籍封面与封底

英語版『明慧レポート』の表紙と裏表紙

 5月17日、明慧出版センターのデビッド・リー 代表は、『希望の声』の取材を受けて、「この本は、法輪功学習者(以下、学習者)が20年間受けてきた迫害の実況を記録し、法輪功学習者(以下、学習者)の実話を語る世界初の本である」と紹介した。

'图1:明慧出版中心代表大卫·李(David

明慧出版センター代表のデビッド・リーさん

 暴力に立ち向かう平和な抗争、『明慧レポート』による一次情報

 『明慧レポート』の内容について、デビッド・リー氏は、「学習者が信仰をしているだけで刑務所や拘置所、労働教養所に不法拘禁され、殴打、電撃などを受け、多くの人が拷問によって死亡または障害になったかを、詳しく叙述した」と紹介した。

 「彼らはさまざまな職業を持ち、老若男女もいて、彼らの共通点は真・善・忍を修煉することだ。彼らの遭遇、迫害に立ち向かって反対する行動を記録した本である。本は16章あり、前半は中共がいかに法輪功を迫害したかの内容で、学習者に真・善・忍の信仰を放棄させるため、彼らに非常に恐ろしい拷問を行った。本の後半は、彼らがいかに平和な手段で迫害に立ち向かい、真相を伝えたかを記録した」

 主流メディアの迫害に関する報道の欠如

 リー氏によると、授賞式で彼と話をした人は皆、この本にとても興味を持った。中国でこの恐ろしい人権侵害が22年近く続いているのにも関わらず、全世界の主流メディアが迫害についてあまり報道しなかったため、彼らはこのような話題を聞いたことがない。この本は迫害の真相を全面的に記録しており、多くの人に深い印象を与えた。

 「今日授賞式に来た人々のほとんどは、この本が持つ巨大な情報量に驚いた。この本は各国の指導者、特に対中関係の政策決定者にとってきっと良い参考となる。迫害はこれほど長く続いているので、彼らにとって、迫害を止めるために何かをする時が来た」

 本の出版は重大な責任感から始まった

 リー氏は、自身がこのプロジェクトに参加したのは責任感からだったとし、「多くの情報は中国以外の人には分からないものである。どれほどの家族が壊されたのか、どれほどの子供が孤児になったのか、明慧ネットはそのような一次情報をまとめて発表した。このプロジェクトに参加して、全世界にそのことを発信することは、私にとって大きな責任だ」と語った。

 受賞についてリー氏は、「受賞したのは、この本に含まれた独特な内容を審査員は知らなかったのであり、審査員に無視できないものだからです」

 「中国とビジネスをする多くの人にとっても、中共の人権暴行を隠蔽し、何もないかのように中国とビジネスを続けてはならない。この本は彼らに熟考をさせることのできる重い内容のレポートだ」と語った。

 より多くの人に『明慧レポート』を読んでほしい

 リー氏は受賞の感想を「喜びと涙」だと言っている。「受賞するのは喜ぶべき業績を意味するが、しかしこの本の目的とテーマは重いものだ。1億人に対する迫害が22年後の今日も起きて続いている」

 「この本をもっと多くの人に手に取ってもらいたい。法輪功の修煉者が受けている迫害とは何か、修煉者とはどんな人なのか、彼らの価値観はどんなものなのかを知ってもらいたい」

 独立出版社協会(IBPA)は、米国最大の出版協会である。同協会が設立した「ベンジャミン・フランクリン賞」は優れた書籍の編集やデザインを表彰するもので、独立した出版社が獲得できる最も高い国家レベルの栄誉の一つとされている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/19/425920.html)
 
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