【明慧日本2021年5月23日】(遼寧省=明慧記者)撫順市望花区の法輪功学習者・于桂蘭さん(以下、学習者)(82)は、2021年4月27日午前9時頃、望花区裁判所の第一法廷で不当な裁判を受けた。裁判長は江佳、陪席裁判官は鮑静と郭晶、書記官は宋婷である。于さんを罪に陥れる資料を作成したのは、望花区検察庁の検察官・王俊と孫麗である。于さんは、法輪功を学ぶことは罪ではないと主張した。
于さんは1997年10月に法輪功を学び始めた。そして、知らないうちに、于さんは20数年間患っていた神経症、心臓病、リウマチなどの病気が治り、健康を取り戻した。
于さんは2020年4月2日昼頃、同市順城区葛布新地号で、善意で人々に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じれば、疫病から身を守れると伝えたが、中共当局による法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報された。そして警官は、すでに新地号を離れ、雷鋒体育場の駅でバスを待っていた于さんを連行した。
順城区葛布派出所で于さんは拇印の捺印を強いられた。当日の午後3時過ぎ、警官は于さんを連れて于さんの自宅へ行って家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍40数冊、法輪功創始者の写真、法輪功のお守り30個などの私物を押収した。その後、警官は于さんを派出所に連れ戻し、夜10時過ぎに于さんを解放した。
2020年9月20日、于さんは撫順市李石開発区で法輪功の資料を配っていた時、尾行していた望花区雷鋒派出所の警官に同派出所まで連行された。その後、警官は于さんの自宅を家宅捜索した。
そして、2021年1月28日朝、望花区雷鋒派出所の警官2人は于さんの家に行き、于さんに望花区裁判所に行くようにと告げた。于さんは裁判所に着くと、望花区検察庁より于さんに対する起訴状を手渡された。
于さんを陥れた首謀者は、同市望花区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長・屠剛(40歳前後)である。于さんは起訴状を渡される1週間前、屠剛は于さんの家に行って、于さんに裁判所へ行くようにと言った。
望花区裁判所の副裁判長・李震は2016年12月9日、学習者・賀立中さんに懲役3年、趙静さんに懲役5年、張文清さんに懲役4年の判決を下し、刑務所に送り込んだ。2020年5月29日、51歳の李震は悪報に遭い、オフィスで心筋梗塞を起こして死亡した。
撫順市の法曹部門の関係者は、副裁判長・李震の死を警告として受け止め、法輪功への迫害を直ちに停止し、拘禁されている学習者を無条件に解放するよう望んでいる。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)