鬱病から抜け出した体験を語った青年に懲役5年6カ月
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 【明慧日本2021年5月26日】(遼寧省=明慧記者)瀋陽市の青年法輪功学習者・宋宇岑さんの家族は5月1日、「二審が終了し、懲役5年6カ月の判決が維持された」と弁護士に伝えられた。法輪功を学んでわずか2カ月でうつ病から抜け出した宋宇岑さんは、事実を人々に伝えただけで、懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡された。この事は、本人と家族に大きなダメージを与えた。

 宋さんは1995年生まれで、父親は2006年に脳血栓を患い、三級障害者になった。母親も国有企業の仕事を失った。家庭の災難で、当時11歳の宋さんは大きな打撃を受けて自信を失い、ますます人を遠ざけていった。そして、大学に進学したが、自分の専攻が思うようにいかず、さらに落ち込んでしまったという。

 2017年、大連理工大学を卒業した宋さんは、就職活動でさらに4万元を騙し取られ、うつ病が重症化した。 2019年1月末、宋さんが働いていた会社は、うつ病を理由に雇用契約を解除し、宋さんを解雇した。

 宋さんは憂鬱な症状を解消するために様々な方法を試してみたが、どれも解決できなかった。彼は何度も自殺や家出まで考えたことがあり、結局、家族全員が絶望な状況に陥ったまま、どうしようもなかった。

 絶望の中、宋さんは幼い時に祖父から聞いた法輪功の素晴らしさと奇跡を思い出し、法輪功を修煉しようと決心した。しばらくして、宋さんは正常に話せるようになり、死にたいと思わなくなり、僅か2カ月でうつ病から回復した。

 2019年3月29日、宋さんは瀋陽医学大学の病院で患者さんに法輪功の素晴らしさと迫害の実態を伝えたとして、看護師に通報され、警備員に警備室まで連行された。3月30日、瀋陽和平公安支局の警官によって平和留置場に移送された。

 面会に行った弁護士によると、宋さんは法輪功を学んで10年以上も苦しんでいた鬱から解放されたので、とても嬉しく思った。そして、病院の患者のことを考えて、自らの体験で法輪功を紹介したという。

 2020年6月16日、宋さんに対する裁判が行われた。6月23日の朝、裁判官が家族からの「弁護状」を受け取ったとき、晴れた裁判所の上空に突然、空から重いものが落ちてきたような異様な雷に襲われ、その響きは1分以上も続いた。

 裁判所は2020年12月28日午後6時過ぎ、6月29日の朝に判決文を受け取るようと家族に通知した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/11/424859.html)
 
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