暴力三昧のフリーター婿が再び職探しに至るまで
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年5月27日】私は2010年から法輪大法を修煉し始めました。2012年に主人に先経たれてから私はずっと娘の家に住んでいました。その年の年末、38歳になった娘はまだ修煉していないものの、大法を正しく認識していたおかげでやっとの思いでかわいい赤ちゃんを産みました。家族全員が大変喜んでいました。

 残念ながら、孫娘が生まれて間もなく、娘と婿はしょっちゅう喧嘩するようになりました。婿は少しのことで怒るようになり、娘に暴力をふるったりして建物全体に罵声が響き渡るほどでした。それから婿は会社に行くのもやめ、毎日スマホをいじったり、外で遊ぶようになりました。

 ある日、娘は顔面神経麻痺になり、数日間食事がうまくできませんでした。しかし生活のためそれでも会社に行かなければなりませんでしたが、婿は毎日遊んで少しも娘をいたわることなく、いつも娘の悪口を言ってひいては娘の首を強く締めて殺そうとしたこともありました。たまたま私がそこにいたので直ちに止めました。

 娘は従順なので言い返せずただ泣いているばかりでした。それを見て私も心の中で婿を恨む気持ちが強くなりました。「娘がこれほど苦労して家のために働いているのに、やっとの思いで孫娘ができてこれからお金が必要なときなのに、フリーターになるなんて、けしからん!」と思いました。

 娘の給料は月3000元です。さらに孫娘ができたので一家四人を支えるのは難しいです。私の退職手当金を家賃に当てて、残った分は生活費に充てることにしました。お金が足りないうえ毎日喧嘩ばかりしてどうしたらよいのだろうか。修煉していなければここで我慢することなど絶対しないと思いました。これでは三つのこともままならないのではないかと思い、早く離婚してくれたらと思うようになりました。娘もその時修煉し始めたので、離婚するのは良くないと分かっていてこの現状を目の前にして悩んでいました。

 修煉者に偶然はありません。私と娘は大法に照らし合わせてみました。師父は『轉法輪』の中で「人間がトラブルの中、または人間同士の摩擦の中に身を置かされた時の苦痛は、肉体的な苦痛よりも辛いものです。わたしに言わせれば、肉体の苦痛は最も耐えやすく、じっと我慢すれば、何とか耐え抜くことができます。しかし、人と人とがいがみ合う時の心は、最も制御しにくいものです」とおっしゃいました。

 最初、私と娘は涙をのんでとにかくこの恨む気持ちを捨て、我慢しようと考えました。修煉者は常人とは違って自分に対して高い基準で要求しなければと思いました。しかし毎日がこの繰り返しで、午前真相伝えてから家に戻って婿が朝食と果物を食べあれこれと不平不満を言っているのを見ると、どうしても恨む心が出てきてしまいます。

 我が家はどうしてこうなんだろう。そう思っても私たちはあまりうちに向けて探すことができず、とにかくこの婿が悪い、自分は良くできていると思っていました。しかし、婿を恨む心はやはり良くない物質を生み出してしまいます。師父は『轉法輪』の中で「日頃いつも慈悲の心を保ち、善をもって人に接し、何かをする時にはいつも他人のことを考え、問題が起きた時はいつも他人がそれに耐えられるかどうか、他人を傷つけることはないかを考えていれば、何の問題も起こりません。」とおっしゃいました。私たちはまだ本当の修煉者の基準までほど遠いと分かりました。

 私は娘と学法し、うちに向けて探し、気づいた恨む心や不満の気持ちをすべて切り捨てるように努めました。私たちは法を暗記するようにしました。師父は『轉法輪』』の中で「皆さんもご存じのように、羅漢の次元に達すると、どんなことに遭遇しても心にかけず、常人の中のどんなことも全然気にとめず、常ににこにこしています。どんなに大きな損をしてもにこにこして平然と笑っています」と説かれています。私たちは修煉者ですから、新しい宇宙の未来を切り開く必要があるので、目の前のことを越えられないようではいけないと思いました。

 この環境を離れれば楽ですが、それは同時に向上する良い環境を失うことになります。それで私たちは良くないものを捨て、悪い考えを捨てて、婿の悪口を陰で言うこともやめ、心から婿を愛し、理解し、交流するようにして婿に家族としての暖かさを与えるようにしました。

 私と娘が根本的に変わったことで、婿も徐々に変わり始めました。婿はすぐに怒らなくなり、仕事を探したいと言い出しました。本当に別人みたい! 娘の誕生日に、婿はケーキを買ってくれました。また、普段から家事をも手伝うようになりました。

 これより喜ばしいことがあるのでしょうか! 私はあまりにもうれしくなりました。今思えば、婿が悪くなったり良くなったりしていたのも、すべて私たちの修煉の過程にあることで、私たちの心性が向上するためにあったのではないでしょうか。雪が解け、苦境から抜け出し、家庭が円満になりました。私たち修煉者はもっと着実に修煉し、師父の教えを実践してまいりたいと思います。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/15/394596.html)
 
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