【明慧日本2021年5月29日】(四川省=明慧記者)四川省自貢市の法輪功学習者・彭俊英さん(79)は長年にわたって迫害を受け、2015年に懲役1年3カ月の実刑判決を宣告されたことがある。2021年5月18日の朝、夜勤から帰宅した彭さんの息子は、ドアをノックしても家の中から応答がなく、鍵でドアを開けることもできなかったため、すぐに人を呼んでドアを壊して部屋に入った。すると、居間の玄関の横に倒れている母の姿が見え、身体はすでに冷えてしまい、傍らには懐中電灯が点いたままだった。この光景を見て、息子は大変悲しんだ。
彭さんが亡くなった翌日の5月19日、自貢市公安局貢井支局の関係者から「彭俊英に公安局に来て署名しろ」との電話があり、彭さんの息子は「母はすでに逝ってしまいました」と言った時、電話の向こう側からすぐに「どこに行ったのか?」と問い詰められた。
そして、彭さんが亡くなって3日目の5月20日、家族は貢井区検察庁からの電話を受け、やはり彭さんに検察庁に行ってサインをするようにと言われた。家族は「本人は逝ってしまいました」と答えたが、その関係者は「呼び戻せないか? 一体どこに行ったのか?」と先日の担当者と同じ質問をした。
彭さんは法輪功を学び、「真・善・忍」の信念を守り続けたとして、自貢市貢井支局、派出所、コミュニティなどの関係者による連行、自白の強要、嫌がらせを何度もされたため、本人や家族に大きな精神的プレッシャーを与えていた。
2020年12月9日午前9時、貢井支局、派出所、コミュニティの関係者8~9人が再び彭さんの自宅に侵入し、プリンター、携帯電話、『明慧週刊』、法輪功の小冊子、および私有物などを押収し、午前11時に彭さんを貢井区公安局に連行しようとした。
当時、彭さんの家には102歳の父親がおり、彭さんは麺を作って父親に昼食を食べさせてから一緒に公安局に行くと頼んだが、許可されず、強制連行された。さらに、連行された始終はビデオカメラで撮影された。
貢井区公安局に連行された後、彭さんは午後8時過ぎまで尋問を受け、無理やり写真を撮られたり、指紋を押されたり、サインを強要されたりした。夜8時30分、彭さんはようやく解放され帰宅した。
2020年12月14日、2人の警官は彭さんの自宅に行き、サインを強要した。
2020年12月31日、貢井区公安局成加派出所の警官・劉易洪は、彭さんの家に行き、起訴状に署名するよう強要したが、彭さんは断固として拒否した。劉易洪は「サインをしなくても、予定通り検察庁に提出することができる」と言った。
最近では、2021年5月12日、貢井区検察庁の関係者が再び彭さんに電話をかけ、検察庁に行って署名することを強要した。
このような状況下で、頻繁にプレッシャーをかけられ、彭さんの心身は非常に苦しい状態に置かれ、常に恐怖を感じていた。
彭さんは、昨年自宅を家宅捜索されてから5カ月以上にわたり、脅迫、嫌がらせを受け続けていた。それが彭さんの死亡した根本的な原因だと見られる。現在、103歳の父親が家に残されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)