ネットゲーム依存から脱却し、家族との関係を修復したギリシア人の物語
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年6月3日】(明慧記者=メルボルン取材)ギリシア出身のソフィアさんは、6年前に主人と一緒にアテネからオーストラリアのメルボルンに定住するようになりました。ソフィアさんは2012年に、同僚の紹介で法輪功を修煉し始めました。

 修煉してから、ソフィアさんは生まれ変わったような人生の機転を迎えました。彼女は8年も続いたネットゲーム依存をやめることができ、落ち着かない性格も穏やかになり、他人のことを配慮するようになったため、全く連絡を取らなくなった家族とも連絡が取れるようになるなど、周りの人々は法輪功のすばらしさを感じました。

 数年にわたる修煉を経て、ソフィアさんは法輪功への感謝の気持ちでいっぱいになりました。「人生に対する疑問がずっと私を悩ませてきました。私はずっと荒れた性格で、そのため両親との関係も悪かったのです。法輪功を修煉し始めたことで、師父の法理の奥深さに感動し、五式の功法が私の体を変えてくれました。今や家族全員が法輪功が素晴らしいと思っています。法輪功は本当に素晴らしいです」とソフィアさんは語りました。

图1:索菲亚参加墨尔本法轮功学员的集体晨炼。

朝の煉功に参加するソフィアさん

图2:索菲亚参加墨尔本当地的法轮功学员反迫害活动。

迫害に反対する活動に参加するソフィアさん

 人生の答えを見つけ出す

 「小さいときから、私はいろんなことに興味を抱いていました。舞台芸術、民族舞踊、陸上競技などを試しましたが、何をやってもこれは私が求めてきたものではないと思っていました。たくさんの質問を心の中でずっと考えていましたが、どうしてもその答えを見出すことはできませんでした」と、ソフィアさんは言います。

 しかし、疑問は法輪功を修煉し始めることですべて解けました。ある西洋人の法輪功学習者がソフィアさんに、英語版の『轉法輪』の無料ダウンロード先を教えてくれました。「この本を読んで最初の1ページ目からすでに感動が始まりました。内容は実に自分が求めてきたものです。師父の写真を初めて見たにもかかわらず、かつて師父とお会いしたことがあると私は確信を持ちました。いつ、どのようなところで師父とお会いしたかは分かりませんが確信があります。とても不思議な感じですね」とソフィアさんは言いました。

 また、ソフィアさんは「煉功し始めた最初の数日間だけでも、体がロケットのように高いところまで飛躍し、長年の問題が解けました。私は毎日できるだけ『轉法輪』を読むようにしました。読むにつれ、心の奥底から暖かいものが浮かび上がってきて、必ず残りの人生をすべて真・善・忍の要求に従って生きていきたいと思いました」と話しました。

 8年にわたるネットゲーム依存症からの脱却

 修煉を始めてから、ソフィアさんの健康状態が良くなりました。性格も穏やかになり、家族が最も驚いたのは、8年も続いたネットゲーム依存が突然なくなったことです。「これまでに何度も、何度もネットゲームをやめようと思いましたが、自制心が弱いせいか、一度も抜け出すことができませんでした。私は2004年にテレビゲームを始めました。それがきっかけで依存するようになり、私の生活は完全に変わりました。私はすべてのスポーツやその他のことをやめてしまいました。ネットゲームを続けるお金がなく、さらに主人とオーストラリアで新しい生活をしなければならないことに直面していなかったら、まだ家でネットゲームをやっていたと思います」。そう語るソフィアさんは続けて、「主人とオーストラリアに来てから法輪功を修煉し始めましたが、ゲームをやりたいという考えがずっと付きまとっていました。

 2013年初め、私は再びゲームを始めました。しかし、今回は昔のようにやりたい欲求が強烈でなくなり、少しずつですが、これらのネットゲームはとても変だと感じるようになりました。パソコンの前に30分以上いられなくなったのです。いつも何かのゲームをやろうとすると、必ず目が刺されたように痛く感じます。同時に、体が何か極めて気持ち悪いものに包まれているように感じます。最後に、私はネットゲームをやめると決めました。私の心も楽になりました。友人たちにゲームをやめたことを伝えると、何人かの友人も数か月後にゲームをやめました。今ではネットゲームに一切興味がなく、再びゲーム依存になるのではないかと恐れる心すら完全に取り除かれました。昔のゲーム仲間も新しい生活が始まり、友人たちとの関係がさらに良くなりました」

 ギリシャの家族の変化

 ソフィアさんにとって、最も喜ばしいのは、ギリシャにいる家族が法輪功の支持者になったことです。

 「長い間、家族との関係がとても悪かったのです。この状況を改善することは無理だとずっと思っていました。オーストラリアに来る前は、母親と一緒に家族で店を経営していました。私は日常の管理を担当していましたが、私は毎日早く起きられないので、店には行きたいときだけ行き、数時間働くだけでとても責任感がありませんでした。加えて母に対する敬意が一切なく、少しでも思い通りにならないと不平不満を言って母のせいにしたりしていました。そのため、母は私のことを非常に良く思っていなくて、母と父が離婚してから、私は父との関係も悪くなりました」

 「両親との関係が悪いので、私は家族が自分が幸せになることを妨げていて、みんなが私に嫉妬して私の生活を壊そうとしていると思っていました。もちろん今はそう思いませんが、主人とオーストラリアに来たのはある意味では家族からの逃避です。法輪功学習者になってから私は自分自身に対して、『もうこれ以上他人を傷つけたり、他人の間違いばかりを探すのはやめよう。自分に対して、そしてすべての人に対して責任を持とう』と自分に言い聞かせました」

 「母との関係の改善は最も難しかったのです。母とは常に連絡を取っていたので、修煉を始めたことを最初に母に伝えました。母は私の言うことを表では反対しませんが、内心では反対していると感じました。なぜなら母はいつも私に共産党がでっち上げた法輪功への誹謗中傷の内容ばかり送ってくるからです。少し時間がたってから、私は急いで母を説得しようとする気持ちを整え、しばらくは母に法輪功の話をしないことにを決めました。とにかく自分を変え、師父の教えに従って向上し、昔のように自分の観念で母を見ないようにと努めました。しばらくすると、母も変わっていきました。私がメルボルンで活動に参加する話を聞いてくれるようになり、母も法輪功の素晴らしさを感じるようになり、神韻を見てみたいと言うようになりました。

 父との関係の改善はまた別のストーリーがありました。「私は父とは3年間一言も話しませんでした。修煉を始めても父とは連絡を取らず、彼を許せないと思ったからです。しかし2015年5月のある日、私が師父の説法を読んでいたとき、父がどんなことをしたにせよ、法輪功のすばらしさを伝えるべきだと思うようになりました。私は父に電話をしましたが、ギリシャは朝だったので父は出ませんでした。そこで私はメッセージを父に送り、郵便局からきれいな真相資料を父宛に送りました。父が私からの資料を受け取ってからメッセージを返信してきて、これがきっかけで私たちが再びつながりました。今では父とは良い関係になり、私も過去の苦しい記憶を忘れ、誰も憎まないことができるようになりました」とソフィアさんは言います。

 このようにソフィアさんが別人のように変わったことで、彼女の両親が娘を見る目が変わり、さらに両親は修煉することを支持してくれるようになりました。

 「法輪功を修煉したおかげで私は生活が楽になり、考えが良くなり、智慧と希望があふれ出るようになったと感じています。私は師父に心から感謝しています。師父がおられたからこそ、私は新しい自分を見つけ、新しいすべてを手に入れることができたのです」と、ソフィアさんは締めくくりました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/19/364228.html)
 
関連文章