湖北省の許章清さん親子 沙洋刑務所に送り込まれる
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 【明慧日本2021年6月3日】湖北省孝感市の法輪功学習者・許章清さんと妻・涂愛蓮さん、息子・許高瑞さん(法輪功を学んでいない)の3人は2019年9月、自宅で不当に連行された。その後、安陸市裁判所は3人にそれぞれ懲役7年以上の重刑を科した。判決を不服として、3人は孝感市中級裁判所へ控訴したが、原判決維持となった。そして、先日、許さんと息子は沙洋刑務所に収容された。

 情報筋によると、裁判官・楊耀龍は許さんの故郷・新鋪鎮へ行き、許さんについて調べた後、「俺は、許章清が汚職や腐敗行為をした人だと思っていた。調べたら違った。法輪功を学んでいるだけなら判決が重すぎた。でも、中級裁判所も原判決維持の結果を出した以上、俺も何もできない」と話したという。

 許さんは孝感市孝南区新鋪鎮政府の公務員で、妻の涂さんは1年余り前、孝南区新铺镇遠大小学校を定年退職した教師である。許さん夫婦は法輪功を学んで、「真・善・忍」に従って生活で実践し、より良い人になるよう努力してきた。

 2019年9月27日、許さんの息子夫婦は1歳の娘を連れて、実家に帰った。夜9時、嫁・陳春燕さんが娘をお風呂に入れたとき、ドアを叩く音が聞こえ、ドアを開けると、3人の姿が見えた。1人は補助警官でビデオカメラを持っており、1人は村の人で、もう1人は孝感市孝南区新鋪鎮の警官だった。その後、警官は電話で多くの警官を呼び、嫁の陳さんに「取り調べてから、帰宅させる」と言って、許さん、涂さん、息子の3人を連行した。それから、また数人の警官がきて、許さんの家を家宅捜索したという。

 許さんと息子は孝南留置場に送られ、涂さんは安陸市留置場に拘禁された。2019年10月24日、許さん一家3人はともに、孝南区検察庁に陥れられ、不当に逮捕令状が出された。11月のある日、孝南区新鋪鎮の警官は息子の妻の母親を強制的に許さんの家に連れて行き、母親の目の前で許さんの家のドアをこじ開けて入室し、多くの私物を押収した。12月、警官は許さん一家3人の案件を検察庁に渡した。

 2020年11月17日朝、許さんと息子は新鋪鎮派出所の警官に孝感市の40キロ離れた安陸市裁判所に連行され、涂さんとともに不正裁判を受けた。検察官が提出したいわゆる起訴の理由はすべて弁護士によって却下された。その後、検察官は何も言わなかった。弁護士たちは法廷で直ちに3人の無条件の釈放を要求した。当日、裁判の結果は出なかった。

 その後、安陸市裁判所は11月26日、許さん一家に対して判決を下した。許さんは懲役7年9カ月、涂さんは懲役7年、息子は懲役7年6カ月の判決を言い渡され、ともに1万元の罰金を科された。安陸市裁判所の裁判官・楊耀龍が判決書にサインして弁護士らに送ったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/22/426038.html)
 
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