障がい者・張俊玲さんが延吉留置場で不当拘禁
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 【明慧日本2021年6月18日】吉林省琿春市の障がい者で、法輪功学習者の張俊玲さん(62歳女性)が最近、延吉留置場で拘禁されていることが明らかになった。

 張さんは三級障がい者(左足のスネから切断)だが、2019年2月14日に地元公安局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に尾行され、身柄を拘束されたうえ、自宅にあった法輪功の関連書籍と、パソコン2台などの私物を押収された。

 張さんは15日間拘禁され、期間満了後、健康診断という名目で関係者に連れて行かれたが、実際は迫害を受けていた。張さんは健康状態が非常に悪いため、当日午後3時に家に帰されたが、居住監視(自宅監禁の一種)となった。琿春市国保の警官は張さんを第三派出所に引き渡した。

 その日から、コミュニティ、第三派出所の警官が絶えず張さんに電話をかけ、嫌がらせを行った。

 2019年6月の初め、張さんは琿春市検察庁からの電話を受け、検察庁に行くように呼び出された。張さんは健康状況が良くないため、行けないと答えた。検察庁側は公安局の人に家まで行ってもらうと言った。

 6月10日、数人の身分のわからない人員が張さんの自宅に行き、張さんに法輪功の関連書籍はどこから手に入れたのかを聞いた。そして、煉功しない保証書と他の資料にサインを強要したが、張さんは拒否した。 

 2019年9月26日、吉林省延辺州龍井裁判所は張さんに対して開廷した。わずか30分も経たないうちに有罪判決を下した。張さんの健康状態が良くないため、執行猶予になった。

 2019年の初めに拘禁されてから元気だった張さんの体調はずっと悪いままである。左脛の切断されたところを怪我をしているため、義肢を装着できず、車椅子に乗るしかない。中国共産党の関係者は絶えず自宅へ行ったり、電話で嫌がらせをしたりし、三書を書くこと、法輪功をやめることを強要した。そのため、張さん一家は心身ともに大きなダメージを受けた。

 最近の情報によると、張さんは2021年6月9日にPCR検査を受けた後、延吉留置場で拘禁されており、さらなる迫害に直面しているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/15/426989.html)
 
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