懲役8年の不当判決を受けた白国顕さんが迫害死
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 【明慧日本2021年6月22日】河南省信陽市の法輪功学習者・白国顕さん(男性)は2017年3月16日、当局の警官によって連行された。2018年、懲役8年の実刑判決を言い渡された白さんは、鄭州刑務所に収容された。2019年後半、刑務所の迫害により、白さんは呼吸困難の状態に陥った。治療のため、白さんは仮釈放されたが、2021年4月19日に死亡した。享年80歳。

 白さんは2017年3月9日、信陽市の法輪功学習者数人と一緒に、車に乗って近隣の駐馬店市確山県に行き、法輪功迫害についての資料を配ったり、関連の文言を書いた横断幕をかけたりした。しかし、学習者たちが信陽市に戻った翌日、監視カメラで車のナンバーを知った駐馬店市の警官に信陽市まで追跡された。

 2017年3月16日、河南省駐馬店市公安局と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は共謀し、警官を出動させ、信陽市の学習者・白国顕さん、陶玉華さん、楊成雲さん、丁雪梅さん、李俊華さん、楊山萍さんの6人を連行した。警官は学習者たちの家を家宅捜索してパソコンやプリンター、法輪功の資料などの私物を押収した。警官は陶さんの幼い子供3人を含む家族も派出所に連行した。その後、警官は派出所で子供たちの世話はできないと分かり、子供たちと家族を解放した。

 白さんは駐馬店確山留置場に送られたが、他の5人の学習者は駐馬店留置場に拘禁された。

 2017年3月22日午前8時30分、駐馬店駅城区裁判所は白さんを含む、学習者6人に対して不当な裁判を開廷した。

 そして、2018年9月19日、駅城区裁判所は、白さんに懲役8年と罰金2万6000元、陶さんに懲役8年6カ月と罰金3万元、楊成雲さんに懲役8年6カ月と罰金3万元、李さんに懲役7年6カ月と罰金2万元、丁さんに懲役7年6カ月と罰金2万元、楊山萍さんに懲役2年と罰金6000元の判決をそれぞれ宣告した。

 それから、白さんは鄭州刑務所に収容された。刑務所の迫害より、白さんは高血圧症、呼吸困難などの症状が現れた。それで、白さんは刑務所外での治療のため、仮釈放されたが、2021年4月19日に冤罪を晴らせないままこの世を去った。

 鄭州刑務所は男性法輪功学習者に対する迫害が最もひどい刑務所の一つである。同刑務所は新密市嵩山大道にある山の下にあり、かつては河南省労働改造第15分支隊だったが、外には「七里崗セメント工場」という会社名を使っていた。後に「冠泰産業有限会社」と改名した。この刑務所は前後、法輪功学習者千人以上を拘禁していた。刑務所側が学習者たちに「真・善・忍」への信仰を放棄させ、「転向」を強いるため、強制洗脳を行ったり、残酷な拷問を加えたり、奴隷労働を強制したりしている。拘禁されていた学習者は全員、それらの迫害を受けた。70代の年配者から障がい者まで、社会のエリートから貧困者まで、知識人から字が読めない人まで、法輪功学習者であれば、例外なく、重点的な迫害対象になる。警官、受刑者は、様々な手段で学習者を苦しめた。刑務所の迫害により少なくとも10数人の学習者が死亡し、精神障害になった学習者も多くいたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/19/427159.html)
 
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