【明慧日本2021年6月28日】(吉林省=明慧記者)吉林省吉林市の法輪功学習者・董慶有さん(80歳前後)夫婦は20年来、地元の警官とコミュニティの役員による嫌がらせ、家宅捜索、連行、恐喝を受け続け、数年間放浪生活を余儀なくされた。2020年8月11日、董さんは無念な思いを晴らせないまま死亡した。家族はまだ悲しみに落ち込んでいるにもかかわらず、駅前派出所の警官とコミュニティの役員は2021年4月2日、6月17日、18日とまたやって来て嫌がらせを働いた。
董さんは吉林市計画研究所の元主任技師で、妻・劉順香さんは吉林生物製品会社の職員だった。2人は法輪功を学んでから、多くの病気が消えただけではなく、心が穏やかになり、さらに熱心に人を助けるようになった。
2001年7月12日、吉林市610弁公室、吉林市公安局、吉林市昌邑公安局の関係者と、吉林市駅前派出所の警官・王書文ら(悪報に遭い死亡)が、董さんの自宅に押し入り、意識を失った妻・劉さんと勤務先から帰ってきたばかりの董さんを連行した。当時、家族が保証金として3000元(約5万1000円)を支払った後、警官はようやく体調を崩した董さんを解放した。
2003年のある日、吉林市の警官らは董さんの娘の勤務先に行き、董さんの居場所を尋ね、娘さんに父親の代わりに保証書を書くように強制した。
2008年11月12日、董さん夫妻は、学習者・李文軍さんの両親に付き添って、拘禁中の李文軍さんと面会するために九台飲馬河労働教養所に行った。しかし、労働教養所の外で待っていたところ、董さん夫妻は九台公安局と龍家堡派出所の警官らにより連行された。
情報を知った董さんの家族はとても不安になり、急いで九台公安局に駆け付けて状況を尋ねたが、「数日後に来なさい」と言われた。数日後、家族は再び九台公安局に行き董さん夫妻の解放を求めたところ、公安局側は「家族が妨害しに来た」と主張し、家族を連行しようとした。家族は帰らなければならなかった。
2009年4月25日午前8時、吉林市610弁公室、吉林市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、駅前派出所の警官10数人が、董さんの自宅に侵入し、董さん夫妻を連行し、ノートパソコン、空のDVD、電子書籍、MP4、携帯電話などの私物を押収した。
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2009年9月30日~10月1日の間、駅前派出所の警官は董さんの家族に電話をかけ、董さんの居場所を尋ね「吉林省の国家安全局が探している、早く見つけなさい」と家族を恐喝した。
2017年6月12日9時頃、駅前派出所の警官とコミュニティの役員らは、董さんの自宅のドアをノックし、嫌がらせをした。妻・劉さんは「私たちは良い人を目指しているので、ドアを叩いても恐れません」と言って、ドアを開けなかった。
2017年8月18日、警官らはまた董さんの娘の所に行って嫌がらせをした。 2019年9月2日、駅前派出所の警官らが再びやって来て嫌がらせを働いた。
中国共産党の関係者からの長期にわたる嫌がらせや脅迫の結果、董さんは心身とも限界に達し、2020年8月11日に亡くなった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)