内モンゴル赤峰市の吉仲明さん、王金玉さんが判決下される
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 【明慧日本2021年7月5日】内モンゴル自治区赤峰市の法輪功学習者・吉仲明さんとカラチン旗の王金玉さんは2019年12月末、松山区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官によって連行された。2021年5月、カラチン旗裁判所は吉さんに懲役4年、王さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。判決を不服として、吉さんと王さんは控訴した。

 暴力的な連行

 吉さんは10数年前、免許証などを、ある法輪功学習者の家に置いていた。その後、その学習者は松山区の警官に連行された。警官が家宅捜索をしたとき、吉さんの免許証などを見つけ、吉さんを指名手配した。

 それから10数年間、吉さんは迫害を免れるため、家に帰れず、やむなく放浪生活を強いられた。

 赤峰市の警官は吉さんを連行するため、学習者を装い、学習者の信用を得て学法グループに入った。それにより、2019年12月31日、警官は吉さんと王さんを連行した。警官は吉さんを連行したとき、「お前をやっと見つけたぞ」と怒鳴りながら、吉さんをひどく殴打した。

 吉さんと王さんは松山区留置場に送られた。その後、2人はカラチン旗留置場に移送され、拘禁された。

 不公正な裁判

 2021年2月、王さんと吉さんはカラチン旗裁判所により不当に裁判を開廷された。法廷で王さんの弁護士は法律に基づき、王さんの無罪を主張した。吉さん本人は自己弁護をした。

 王さんの弁護士は、「管轄内を超えて人を捕まえる松山区国保の警官の行為は違法です。法輪功の資料を所持していても法律違反にはなりません。国保は、いわゆる証拠をカラチン旗司法関係部門に渡していません。ですから、裁判所が判決を下す証拠はありません」と述べた。

 吉さんと王さんは「法輪功に関する文言を印字した紙幣は私たちが自分で作りました。これは違法行為ではありません」と話した。

 その日、吉さんと王さんに判決結果を宣告しなかった。

 しかし、2021年5月、カラチン旗裁判所は法律に従わず、吉さんに懲役4年、王さんに3年の実刑判決を言い渡した。その後、2人とも控訴したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/26/427440.html)
 
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