南昌市呉志萍さんを洗脳班から精神病院に移送
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 【明慧日本2021年7月7日】江西省南昌市の法輪功学習者・呉志萍さんは、2021年4月14日、19日、住宅区の共産党組織の人員らに何度も「転向」を強要されて拒否したため、やむを得ず家を出て放浪生活を余儀なくされた。その後、呉さんは連行されて洗脳班に収容され「転向」を断固拒否したとして精神病院に移送された。

呉志萍さん

 呉さん(67)は南昌市製鉄製鋼会社を定年退職した元職員で、法輪功の修煉を堅持して、真相を伝えたとして何度も嫌がらせを受け、監視、拘禁、家宅捜索を受けた。2回にわたって裁判を受け計6年6カ月の実刑判決を下された。

 4月14日、呉さんの住宅区を管轄する現地の中国共産党の関係者ら6人は呉さん宅を訪れ「転向」の書類にサインを求めたが、呉さんに拒否された。呉さんはそれらの人員に法輪功についての真相を伝えた。呉さんの話は十分な根拠もあるし、態度も非常に誠実で、それらの人員らは反論できず、ただ「国が禁止しているから、庭での宣伝(注:庭に真・善・忍などの文字が貼ってある)をやめろ」と言って立ち去った。

 4月19日午前と午後、街事務室の人員らは再度2回にわたって呉さん宅を訪れた。呉さんはドアを開けなかったが、ここ数年の経験により、何かおかしい兆しが見えたため、迫害を避けるために、当日夜、呉さんはやむを得ず家を出た。行き先がないため、呉さんは外で一夜を過ごした。67歳の呉さんは、再度放浪を余儀なくされ、家が有っても帰れない状態だった。

 呉さんは一人暮らしで、夫は数年前に亡くなった。娘は当局からの圧力で呉さんとの往来を断った。放浪中だった呉さんはなかなか逃げ切れず、結局、連行されて洗脳班に収容された。同洗脳施設に拘禁されていた学習者は他に4人もいた。

 最近の情報筋によると、洗脳班で転向を断固として拒否した呉さんは、精神病院に移送されたという。

 呉さんは、2008年に法輪功についての真相資料を配布したとして連行され、懲役3年の実刑判決を下された。2015年、呉さんは再度連行され、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/1/427621.html)
 
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