【明慧日本2021年7月23日】中国共産党(以下、中共)が1999年7月、中国で全面的に法輪功を迫害し始めた時、法輪功はすぐに影も形もなくなると思われた。しかし、22年後の今日、世界各地の学習者が迫害停止の呼びかけを堅持し、法輪功は影も形もなくなるどころか、世界100余りの国家と地域に法輪功迫害の真相を広めていた。ヨーロッパでは、2020年の年末まで、すでに23のヨーロッパ諸国からの党派を超えた500人の政治家がある共同声明の上に署名し、法輪功学習者が二十数年来平和的で理性的に中共の暴政に抵抗することを堅持している精神を褒め称え、そして、ただちに法輪功に対する迫害を停止するよう中共に求めた。
この世界的な政治家による連署行動は、2人のカナダ国会議員ピーターケント(Peter Kent)氏、ジュディ・スグロ(Judy Sgro)氏とスウェーデン国会議員アンソフィーアルム(Ann―Sofie Alm)氏が、2020年7月20日に共に始めたものである。半年間ですでに世界の35の国と地域から来た900人を上回る政治家が共同声明の上に署名した。
この声明は「ただちに中国での法輪功に対する迫害を停止し、そして拘禁されているすべての学習者とその他の良心の囚人を無条件で釈放するよう」中共に促した。連署行動に加入したヨーロッパの政治家はそれぞれ英国、ドイツ、フランス、イタリア、デンマーク、アイルランド、オランダ、スウェーデン、スイス、ベルギー、オーストリア、ノルウェー、フィンランド、ポーランド、チェコ共和国、スロバキア共和国、ルーマニア、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、スペイン、キプロスから来た政治家である。
22年間の迫害停止呼びかけは、ますます多くの支持を勝ち取る
中共は、1999年7.20から中国で全面的に学習者に対して鎮圧を始め、国内外の学習者もただちに世界各国、各地、人々と西欧の各級の政治家に真相を伝えて、中共の虚言を暴き出した。
最初の10年間で、ヨーロッパの学習者は各国、各級の政府、非政府機関に真相を伝え始め、迫害の本質を国際社会に分からせ、法輪功を理解させた。一方、真相を知った人たちは迫害を厳しく非難した。各国に駐在している中共の大使館・領事館の前で、学習者たちが静かに坐禅を組んで、煉功し、通行人に自分たちで作った各種の言語の小冊子を配布している。学習者たちがコミュニティのイベントに参加し、特別講座を催し、楽団を創立し、絵画展を行い、それは各国の人々と各級の官吏、政治家自らに大法弟子の姿を目撃者として証明させた。
ヨーロッパの政治家は法輪功に対して無知から理解へと変わり、2009年「7.20」の時、欧州議会の政治家とイギリス、ドイツ、フランス、ベルギーの議員達は学習者のために公然と 声を上げた。ジェラルド・バテン氏 (Gerard Batten) はイギリス独立党の欧州議会の議員で、彼は広場での集会の発言の中で、学習者の迫害停止を呼びかける勇気を高く褒め称えた。記者の取材を受けた時、バテン議員は「私は、いま分かりました。中国のような国では、人々が立ち上がって話をするには大きな勇気が必要であることを。私達は自由な国家で生活し、 私たちが享受している自由の貴重さを忘れてしまいがちです。だからこそ私はここに来て公衆に直面して法輪功のために話をするのはただささやかな貢献だと思います」と語った。
2009年7月、議会広場で開催した法輪功に対する迫害停止を呼びかける |
自由民主党の国会議員候補者であるネヴィル・ファーマー(Neville Farmer)氏は「私は今日、中共が人権を踏みにじっていることに抗議するためにここに来ました。中共が法輪功学習者に対する生体臓器狩りで暴利を貪るのはとても恥ずかしいことです!」と語った。
欧州議会の副議長エドワード・マクミラン-スコット(Edward McMillan―Scott)氏は2009年に「私は以前『法輪功を迫害するのはジェノサイドです』とよく言いました。確かにジェノサイド条約に準拠しています。残虐な拷問は中国にあまねく存在しています。大部分の残虐な拷問は直接法輪功学習者に向けられており、学習者たちに信仰を諦めさせ、もう修煉しないと言わせるためです。私は国際社会がまず非常に特別な拷問事例をもっと焦点を当てて調査し、そしてそれらの責任者を審判し、今スペインが行っているようにすべきであり、(中共に対する)免責の時代はすでに終わったと思います」と語った。
また10年の粘り強い努力を経て、2019年になり、ヨーロッパの各国の指導者と議員達は次から次へと法輪功の真・善・忍の理念を公然と褒め称え、法輪功学習者の道徳的な勇気に感心し敬服し、そしてみんなが天安門広場で「法輪大法は素晴らしい」と自由に叫ぶことができるようになるまで学習者達を最後まで支持すると表明した。
ドイツの国会議員ウリ・ニッセン(Ulli Nissen)氏は2019年フランクフルトの『世界法輪大法デー』を祝うイベントに参加した。壇上での発言の中でウリ・ニッセ氏ンは「法輪大法修煉者が中国で迫害を被ったことは、私に『怒りと悲しみ』を感じさせました」と語った。「中国政府は法輪功を鎮圧し、学習者が拘禁されました。中共は恐怖の手段を利用し、はなはだしきに至っては生体臓器狩りや残虐な拷問で彼らを『転向』させようとしました。だから今日私はここに立ち、このように言いたいと思います。『このような残虐行為は必ず直ちに制止しなければなりません! 』これは背骨を震えさせます。これは私達が制止しなければならない病的なことです。私のようなドイツ市民や民主主義者にとって、あまりにもひどいもので、そのために私は全くそれらを承認することはできません」と語った。「中国で起きていることは耐え難いことです。法輪功学習者が迫害されるのを許しません!」
ニッセン氏は2019年5月11日、フランクフルトでドイツの法輪功学習者が |
ここ2年来、世界情勢は劇的に変化し、中共が工夫を凝らして疫病発生の状況を隠して全世界に被害をもたらした後、法輪功学習者によって実践された真・善・忍は、ヨーロッパの政治家達に迅速に重視された。
2020年6月12日、ベルギーの連邦参議院は7―162号の決議案を採択して、中共が引き続き良心の囚人、特に法輪功学習者とウイグル人に行った生体臓器狩りの行為を厳しく非難する提案を承認した。この提案は10人の議員によって2020年5月12日に共に参議院に提出し、6月8日の会議で討論し修正して、6月12日に採択された。
ベルギーの数人の参議院議員は各自の党派の発言を代表して、中共の生体臓器狩りの犯罪行為に反対した。マーク・デメスマーカー(Mark Demesmaeker)議員は発言し「私はよく(欧州議会の前で)ルクセンブルク広場で学習者が催したイベントを見て、自分の信仰が認められ尊重されるために、彼らは特に(中共による)営利目的で生体臓器狩りを行う恐ろしい犯罪行為を制止するよう呼びかけています」と語った。
2021年5月に、ヨーロッパの法輪大法学会は多数の国家の政治家からの支持の手紙を受け取った。その中にアイルランドの23人の国会議員が贈って来た祝賀の書簡を含み、アイルランドの国会議員たちが法輪大法の真・善・忍の修煉原則に対する認識を表明し、法輪大法が世界に福祉と素晴らしさをもたらしたことを褒め称え、および、法輪功学習者が中共に対して迫害停止を呼びかけることを支持することを表明した。
アイルランドの23人の政治家が、それぞれ祝賀の書簡を贈って |
イギリスの上院議員マーゴット・ルース・アライン・リスター(Margot Ruth Aline Lister)教授と、バーターセット(Burtersett)のリスター男爵夫人は法輪功学習者に祝賀の書簡を贈り「真・善・忍が日常生活の中の重要な原則だけではなく、その上、政治の中においても重要な原則です」と語った。
イギリスのエクセター市長で議員ピーター・オランダ(Peter Holland)氏が「法輪大法の価値観『真・善・忍』が私の価値観でもあり、もしすべての国家で採用されれば、私は世界がさらにすばらしくなるだろうと信じます」と語った。
イギリス上院議員アラン・ロバート・ハワース(Alan Robert Haworth)氏は「私は法輪功学習者が中国で迫害されているのを知っており、その上すでに何年も続いています」「世界はもっと多くの真・善・忍が必要です」と語った。
2021年の法輪大法デーの祝賀の書簡の中で、ドイツ連邦議会の議員ウリ・ニッセン(Ulli Nissen)氏は「人は法輪大法の真・善・忍の原則によって修煉し、人の善良な本質に復帰することができます。物に対する執着を取り除きます。法輪功を修煉して、自分の生活をさらに充実させることができます」、「真・善・忍は法輪功学習者に提唱された、高潔で平和的な美徳です」
ドイツのヘッセン州の州議会議員のヘイコ・カッセッカート(HeikoKasseckert)氏は「世界でほとんどすべての国にすべて修煉者がおり、数百万の人々が真・善・忍の価値観によって体を鍛え生活しており、これは尊重されるべき価値観です」と語った。
ヘッセン州議会自民党の議員オリバー・スターボック(Oliver Stirbock)氏は「法輪功を代表する真・善・忍の価値は高尚で、尊敬するべきです」と語った。
緑の党の議員マルティナ・フェルドマイヤー(Martina Feldmayer)氏は 「真・善・忍が私達の人類の模範になるべきです」と述べた。
ヨーロッパの議員ミッシェル・カナダ(Michael Gahler)氏は「真・善・忍は普遍的な価値で、キリスト教、政治方面と日常生活の中すべてでそれぞれに対応する名称(訳注:真・善・忍に相当するもの)を見つけることができます」と語った。
2021年の世界法輪大法デーの日に、元スイス連邦国会議員、現在ジュネーブ市の上院議員ルーク・バクタサ(Luc Barthassat)氏は「法輪大法が本当にとても素晴らしいのは、それが真・善・忍の価値に基づいているからです。これは崇高な価値観で、私達の人類の希望を代表しています」と法輪功学習者に語った。
スイスジュネーブ州の国会議員エマニュエル・デオナ(Emmanuel Deonna)氏は「これらの人(法輪功修煉者)が毎日すべて私にとってとても貴重な価値を守っています、それはすなわち真・善・忍です、これも今日の人類にとってきわめて必要な価値観です」と表した。
「法輪功学習者と共に向上する」
ヨーロッパの政治家達が書簡の中で法輪功学習者の道徳的な勇気に対する称賛を表明し、そして学習者と一緒に最後まで歩んでいくと表明した。
2020年の法輪大法デーの際、ドイツのCDUのヘッセン州議会議長イネス・クラウス(Ines Claus)氏は書簡を贈り「私は法輪功学習者の『勇気と気迫が近い将来、この迫害を停止させる』ことを信じます」と表明した。
2021年の法輪大法デーの際、ドイツのヘッセン州の州議員ディルク・バンバーガー(Dirk Bamberger)氏は「私の挨拶をあなた達と一緒に立つ合図として使ってください。あなた方と共に立ち、迫害に対して憤りと唾棄を感じ、それに抵抗するためにできる限りのことをしているという合図だと受け止めてください」と表明した。「私はあなた達の貢献、および社会にもたらした目覚めに対して、最も崇高な敬意を申し上げます。私はあなた達のさらなる力と勇気をお祈りし、あなた達が未来にたくさんの生命を引き続き救うことを望みます」
2021年、イギリス下院議員キャロライン・ルーカス(Caroline Lucas)氏は同じ機会を利用して法輪功学習者に書簡を贈り世界法輪大法デーを祝賀した。キャロライン・ルーカス氏は「当局がかき乱し監視して法輪功学習者を恐喝して迫害するのを容認できません」と語った。「私は世界各地の法輪功学習者と一緒に立っているでしょう」
同時にその書簡はスイスの国会議員マルティナ・ムンツ(Martina Munz)氏に送られた。マルティナ・ムンツ氏は「ここで法輪功学習者の迫害停止を呼びかける21周年を紀念する時、私は学習者と支持者を励ますことができることを望みます。引き続き平和的で非暴力的な方法ですべての中国と世界の人々の人権と尊厳を守ってください。人々が迫害と抑圧の下で人間らしい生活を求めて活動を続け、平和で自由な中国のために努力する時、それは私に希望を感じさせます」。マルティナ・ムンツ氏は最後に「一緒に頑張るすべての人々に感謝します」と語った。
中共が法輪功を迫害し始めてすでに22年になり、全世界の政治家共同声明に欧州23カ国の500人の政治家が参加したことは数字だけではなく、それは中共の恥ずべき運命をも代表しており、法輪功を迫害し始めた時から決められており、その幾ばくもない余命をつないでいる一日一日の中で多くの人々が遠ざかっていった。