法輪功に対する敬意から修煉を始めた
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 【明慧日本2021年7月23日】(明慧記者・夏昀 台湾台中でインタビュー)「それは1999年のことで、当時、すべてのテレビニュースチャンネルが中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害について放送していました。法輪功学習者(以下、学習者)が殴打され、首を絞められ、邪悪な警官に頭を足で地面に激しく踏みつけられましたが、彼らは誰も抵抗していませんでした。その映像を見て、私は泣きました。これはどのような一群の人達でしょうか? このような善良で、平和的な抗議者がこの世にいるのでしょうか?」と逸姗さんは当時の事を思い出し、今でもまだ心に深く刻み込まれていると言いました。「私はそのようなシーンに恐れることはなく、かえって法輪功への敬意が油然と起こって来ました」

 中共は22年間、法輪功を迫害し続けてきました。この22年間、学習者は怯(ひる)むことなく、平和的かつ合理的な方法で法輪功迫害の実態を伝え、迫害に対抗してきました。多くの人々が法輪功を賞賛し、そして中共の噓偽りの宣伝に影響されず、法輪功の修煉に入った人もたくさんいました。台中在住の逸姗さんもその一人です。

 中共の宣伝を信じず

 逸姗さんの父親は、国民政府に従って台湾に行き、高雄に定住した元軍将校でした。逸姗さんは父親から中共はとても悪くて、良い組織ではないと聞きました。1999年、連日の継続的なニュース報道と中共の弾圧により、逸姗さんは法輪功に興味を持ち「台湾にも法輪功があったらいいのに」と思いました。翌年、逸姗さんはある耳鼻咽喉科の医師から法輪功の話を聞き、とても興奮してすぐに学び始めました。修煉を通して法輪功の素晴らしさを体験した逸姗さんは、それから迫害に反対し、法輪功迫害の実態を伝えるために多くの時間を費やしました。

 大法に出会い、心の疑問が解き明かされた

'图1:已届知天命之年的逸姗,神采奕奕。'

50代になっても若々しく、元気いっぱいの逸姗さん

 

 逸姗さんは子供の頃から修煉したいという願望があり、天国や地獄を描いた物語が好きでした。静まる夜になると、いつも空を見て「私は誰なのか? どこから来たのか? どこへと行くのか? この世に来る目的は何なのか?」と考えていました。法輪功の著作『轉法輪』を読んだ時、逸姗さんは「ついに見つけました! これこそが私が欲しかったものです」と言い、喜びのあまり泣いてしまいました。『轉法輪』に書かれた法理は、逸姗さんの心の謎を解き明かしてくれました。「これは宝の本です」と、彼女は毎日のように読んでいます。同時に、教えられた修煉の原則も、彼女の言動に影響を与えています。

 逸姗さんは「本を読み終えた時、私の言動が変わり始めました。子供の頃から家族に愛され、甘やかされて育ちました。しかし、本の中で師父のお教えの法理を読んで、それが間違っていることに気づきました。その時から私はこの甘えの心を取り除こうと思いました」と言いました。家族は彼女の変化を見て驚いたそうです。

 真・善・忍に従って、より良い人になる

 「逸姗さんは法輪功を学んでからすっかり変わった、とても良くなった!」と職場の同僚も彼女の変化に気づきました。今までの逸姗さんは賢くて才能があり、利益の前ではしっかりとしていて、損をしないというイメージがありました。陰で悪口を言われると、必ず相手と是非を争いました。しかし、法輪大法を修煉してから、心から他人のために考えるようになり、善を持って他人と接し、自分の陰口を聞いても一笑に付しました。同僚は、逸姗さんがやさしくなり、彼女と心地よく接することが出来るようになったと感じました。逸姗さんは「これは『轉法輪』を読んで、道理が分かったからです」と説明しました。

 法輪功の本は、修煉者に真・善・忍に基づき、より良い人になるようにと教えます。逸姗さんは毎日本を読んでおり、大法の法理が彼女の言動を導いています。修煉する前、他人とトラブルが生じると「人のやり方で人にやり返す」でしたが、今は「トラブルが来た、つまりテストが来た、心性を高める時だ。以前のように対応してはいけない」と思うようになりました。

 逸姗さんは例を挙げました。ある同僚は、逸姗さんが担当する専用売場チームのリーダーのポストを欲しがり、逸姗さんを排除しようとして、業績を奪ったり、陰で顧客に逸姗さんの噂話をしたりしていました。それを知った逸姗さんはとても驚きましたが、すぐに「どんな時でも他人のために考え、良い人から始める」という修煉者の態度で対応しなければならないと思うと、不平不満の心はすぐに落ち着き、相手を許し、何も起こらなかったかのように同僚にやさしくしました。

 しばらくしてから、会社と顧客は真実を知りました。逸姗さんは「師父は『轉法輪』の中で、失と得の関係を非常に明確に述べられたので、私は他人のことを気にしません。さらに、善を持って他人のために考えるよう、自分を律しています」と言いました。

 迫害に反対する活動に参加する

 時が経ち、逸姗さんは家庭と仕事の忙しい中でも、修煉を緩めませんでした。修煉してから10年が経ちましたが、中共は法輪功への迫害を止めていません。逸姗さんは、身をもって経験した大法の素晴らしさと中共による法輪功迫害の実態を伝え、中共の噓偽りの宣伝に騙された人々に知らせる必要があると思いました。そこで逸姗さんは、余暇を利用して中国国内の人や公安部門などに電話をかけ、法輪功のことを伝え、ソーシャルソフトウェアを使って中国向けにネットで真相を伝え、彼らに中共の邪悪な性質を認識させ、自分のために中共の組織(党、団、隊)から脱退する三退を促しました。そして、より多くの人々が法輪功と接触し、真相をより広く広める願いから、逸姗さんは海外に行って、米国、韓国、香港などの地元の学習者が主催するパレードや迫害の実態を伝える活動に参加しました。

 ここ数年、逸姗さんはさらに多くの時間を費やして、ソーシャルソフトウェアを通じて中国国内の同胞に真相を伝え続けてきました。夜になると指が硬くなることがよくありますが、それでもこれらの情報を知らない人が多いと思うと、硬い指を揉んでから発信し続けました。

 この間、法輪功の真相をより詳細に伝え、情報をより広く広めるために、逸姗さんは他の同修と協力して、全体の力を発揮し始めました。彼らはソーシャルグループを形成し、真相資料を作成して送り、そして一人一人に対して三退を促しました。中共にしばしば情報チャンネルが遮断されるなど、さまざまな妨害がありましたが、逸姗さんは次のように述べています。「道路がどんなに険しくても、砂嵐がどんなに大きくても、私の固い正念を止めることはできません。それは真相を伝え、人を救うことです!」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/19/428342.html)
 
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