ワシントン記念塔前で2000個のキャンドル 迫害の犠牲者追悼
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 【明慧日本2021年7月24日】2000人近くの法輪功学習者(以下、学習者)は、7月16日夜、米国首都のワシントンD.C.でキャンドルを灯し追悼活動を行なった。夜になって学習者たちはワシントン記念塔前でキャンドルを持ち、中国本土で信念を貫き迫害され死亡した学習者たちを追悼した。

'图1~3:二零二一年七月十六日晚,近两千名法轮功学员在美国首都华盛顿DC举办烛光悼念活动。'

7月16日夜 ワシントンD.C.で追悼活動を行う2000人近くの学習者たち

'图4~5:烛光悼念活动之前,学员们在华盛顿纪念碑前集体炼功。'

記念塔の前で煉功する学習者たち

'图6~7:夜幕降临,学员们举起烛光,悼念在中国大陆因坚持信仰被迫害致死的法轮功学员。'

キャンドルを持ち、迫害で死亡した学習者たちを追悼する

 現場にいる学習者たちの中には、迫害の経験者、親族が迫害され死亡した学習者もいる。彼らは残酷な迫害を受けたが、「真・善・忍」に対する信念はますます強く、人々に法輪功迫害の実態を伝える責任をさらに感じ、「人類に希望をもたらしたい」と述べた。

 迫害で父を失った女の子「私も自分の力を発揮したい」

 他の州に住む徐鑫洋さん(19歳女性)は、今回は車で片道2時間以上をかけてワシントンにいる母と合流し、追悼活動に参加した。徐さんは「私の父は法輪功の信念を貫くため、迫害され亡くなりました。父を追悼するためにここに来ました」と言った。

'图8:徐鑫洋(左)与母亲迟丽华(右)手捧父亲徐大为的遗像。'

徐鑫洋さん(左)と母・遅麗華さん(右)の手元に父・徐大為さんの遺影

 徐鑫洋さんの父・徐大為さんは法輪功の資料を制作・配布したという理由で、中国共産党(以下、中共)により懲役8年の不当な判決を宣告された。解放された時は精神異常になり痩せ細り、わずか2週間後に他界した。享年34歳。

 信念は人生の最も暗い時期の支え

 「毎年のキャンドル追悼、私は必ず父の写真を持ってきます」。学習者のシュテファーニ・チャンさんは涙目で父の遺影を見つめて話した。

'图9:法轮功学员斯蒂芬妮·张(Stephanie Zhang)手捧父亲张守仁的遗像。'

シュテファーニ・チャンさんの手元に父・張守仁的さんの遺影

 チャンさんの父・張守仁さんは工場の元管理職である。1997年に法輪功を学んでから、遺伝性の高血圧と心臓病は全て完治した。

 1999年の7.20、中共の元首魁である江沢民は法輪功に嫉妬し、国家レベルで法輪功への迫害を始めた。2000年10月、張さん(65歳男性)と妻は一緒に天安門広場へ陳情に行ったという理由で身柄を拘束された。極寒の中、張さんは留置場の床で3カ月を過ごし拷問を受けた。数カ月後、張さんの妻も再び身柄を拘束された。大きなプレッシャーを受けた張さんは2001年8月に他界した。

 母が連行され父が死亡、娘の張さんは当時中国本土の大学に勤め、職場でいわゆる法輪功を学ばない「保証書」を書くことを強要された。張さんは「迫害を通じて中国社会の現実をはっきり認識できた。中共は「真・善・忍」を修める優しい人に、さまざまな手段を使って迫害し死亡させた。これは中共の邪悪の本質です」と述べた。

 人生の最も辛い時期、信念は支えになった。「このような苦痛の中、本当に耐えられませんでしたが、私の心の中でただ一念がありました。神様を信じることは間違っていません」

 清華大学の卒業生、9年間拘禁、「人類の希望」を維持するため

'图10:清华学子王欣曾被中共非法判刑九年。'

かつて懲役9年の不当な判決を受けた清華大学の卒業生・王欣さん

 清華大学の卒業生・王欣さんは25歳の時、中共に不当な判決を宣告され、刑務所で9年間非人道的な拷問を受け、博士の学位も取り上げられた。

 王さんは刑務所で平手打ちを受け、竹の箸で胸を刺され、髪の毛を引っ張られ、電気ショックを加えられ、法輪功を誹謗中傷するビデオを強制的に見せられるなど肉体と精神の迫害を受けた。王さんは合わせて300日以上断食で迫害に抗議していた。

 王さんは断食期間中、警官にスタンガンで電撃され、濃塩水を灌食された。王さんは「電流がピリピリと鳴りましたが、私は何も言いませんでした。隊長の張はスタンガンが壊れたと思い、ベッドで放電して確かめました。その後、続けて私の手と足を電撃しました。部屋の中はとても静かで、電流のピリピリと言う音しか聞こえませんでした。受刑者らは皆怖がっていました。その後、私は濃塩水を灌食されました。吐き出すことは許されず、吐き出すと、また灌食するぞと脅かされました」

 一週間後、王さんは肺に2つの穴を焼かれ、意識不明になり失禁した。

 9年間の拘禁期間中、王さんの周りだけで5人の学習者が迫害によって死亡した。そのうちの1人は元気であったが殴打され死亡したという。

 迫害を知った市民は、米国政府に「迫害の停止」を呼びかける

'图11:大学生亨特·麦凯(Hunter Mackay)曾在中国生活过三年,对共产暴政有着切身的认识。'

中国で3年間過ごしたことがあり中共の暴政を体験した大学生のハンター・マッカイさん

 ユタ州の大学生・ハンター・マッカイさんは初めて法輪功のことを聞き、とても興味を示した。彼は外交官の父と中国で3年間過ごしたことがあるため、中共の暴政は実感している。彼は「われわれは中国政府の圧迫を直接的に受け中共の暴政を知っています。共産主義は国を壊しました。人々は自由を強く求めています」と話した。

 「中共は自国民を弾圧し、関係者は法の制裁を逃れています。アメリカは自由世界の灯りとして、強い立場を取り、中共の自国民への人権侵害を直ちにやめさせるべきです」と言った。

'图12:重症医生巴里·利伯龙(Barry Liberon)首次了解到活摘器官的罪行。'

臓器狩りの真実を初めて知った重症患者担当の医師・バリー・リュベロンさん

 テキサス州からやってきたバリー・リュベロンさんは重症患者を治療する医師で、彼はイベント会場で臓器摘出の犯罪について初めて知った。これは非常に深刻な問題だと認識し、帰ったらすぐ、このことについて勉強しますと言った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/18/428343.html)
 
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