文/韓国の大法弟子
【明慧日本2021年7月26日】(前文に続く)
言葉の壁を突破して、対面で真相を伝えて続ける
観光地で真相を伝えるとき、韓国人にとって、まず言葉が大きな関門となります。中国人の同修が、真相を伝える時の用語を翻訳から録音までしてくれて、とても助かりました。私は次のような言葉を覚えて、中国人観光客に話しました。「私は韓国人です。韓国は自由で民主的な国で、言論の自由と信仰の自由を尊重しています。中国人は炎帝と黄帝の子孫であり、代々神を信仰しており、マルクスやレーニンの子孫ではありません。共産主義は無神論を信奉し、神を信じないので、災難が来ても神のご加護を受けることができません。そのため、私は皆さんに三退を勧めているのです」
中国人観光客は韓国人の私が中国語を話すのを見て、不思議で面白がっています。彼らは、「どこで中国語を学んだのか。ここで一日いくら稼いでいるのか。会社に勤めていた時の給料はいくらだったのか」と聞いてきます。私は法輪功修煉者だと言ってから、法輪功がどのように韓国に伝わったのかを説明すると、彼らは驚いていました。そして友好的に、彼らに法輪功の紹介や迫害の実態を伝えると、彼らの恐怖感が少なくなり、三退もしやすくなります。「あなた、中国語が上手だね」と言って多くの人が握手を求めて、親指を立ててくれる人もたくさんいました。
時には、熱心にパネルを見ている若者に近づき、いくつかの言葉をかけて、三退に同意してくれたこともあります。また、中国語で「偽りの『天安門焼身自殺事件』は、中国共産党(以下、中共)によってねつ造1、2分の間に消火器と消火毛布が見つかるわけがありません。善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあり、これは天の理です。中共は多くの悪いことをしたので、あなたも道連れにならないように......」と話すと、ツアーの半分以上の人が三退したこともあります。
私たちは食事を終えて出てきた中国人観光客の後を追って、一対一で真相を伝えます。話した時、相手はよく私の顔を見つめてきますが、これは私の話の信憑性を確かめるためです。もしその時、「ああ、この人はたぶん真相を受け入れてくれるだろう」と考えたら、きっと失敗します。実は、そう考えた時は歓喜心が出ており、よい効果が得られません。
ある日、その日は特に妨害が多く、肝心な部分を話す時に、聞き手が家族に呼ばれたり、同行の観光客に邪魔されたりして、結局、三退したのは3人だけでした。翌日もまた同じでした。内に向けて原因を探すと、その2日間は学法をせずに真相を伝えに行ったからだと気づきました。3日目、学法をしてから真相を伝えたところ、43人が三退して、4日目は35人が三退しました。実は、みんな師父がやってくださっていて、大法弟子として口を動かしたり、足を動かしたりしているだけだということが分かりました。
ツアーガイドは普通食事が早くて、先に出て来て観光客を待っているため、私はガイドさんにも話しかけて、多くの人が三退をしました。観光バスの運転手さんにも、法輪功迫害の真相資料が入った小さいお土産を渡します。ガイドや運転手、警察官たちは法輪功に理解を示し、これにより、外部からの圧力がほとんどなくなりました。
私は常に目標を定めて結果をチェックしています。私が勧めた三退の人数が5000人を超えた後、目標を1万人に引き上げ、今87%まで到達しています。雪の日、雨の日、祝日など外出したくない時、安逸心を突破して真相を伝えに行けば、必ず良い収穫が得られます。
結び
私はまた、100両の地下鉄車両に、中共による「臓器狩り」を暴くポスター800枚を貼り出しました。地下鉄の広報部門と契約した次の日、外に出ると、突然、穏やかな雰囲気に包まれて、紫色のライラックの花の香りがして、体が軽やかになりました。天目で見えたのは、全身を包んだ漁網のようなものが足首から上に引き上げられ、頭上から引き出され、空で消えた光景でした。あっ! こんなに心と体が解放されて自由な感覚は、言葉で表すことのできない心地良さです。これは、一つ良いことをしたので、師父がたくさんの良いものをくださったということです。
大法の奥深い内容に感銘を受け、私は多くの時間をかけて師父の『各地での説法』を読んでいます。読んでいるうちに人生のすべての疑問が解けました。執着心を放下すればするほど、法理を多く理解することができ、法理への理解が多ければ多いほど、執着心を多く放下できるようになります。両者が相乗効果となり、なんと良いことでしょう。
私は8カ月かけて『轉法輪』を一通り書き写して、また2年間かけて『轉法輪』を一通り暗記しました。学法と中国語の勉強を同時に行い、多くの収穫を収めました。
2019年7月のある日、静功をして入定した時、空に白い雲が浮かんでいるのを見ました。意識の中で、雲は執着、欲望、思想、観念によってできあがった自分だと感じました。私は雲の中にいて、雲がだんだん落ちてきて、このまま落ちてしまったら、死んでしまいます。しかし、私はすぐに「天地の間にあるこの体は完成している」と気づき、勢いよく上へ飛び上がりました。私は、自分を包囲する殻(執着、欲望、思想、観念など)から抜け出さなければならないという道理を悟りました。
その後、私は幸福感に包まれ、丹田から喜びと活力が湧いてきて、孤独でも一人で生きていくことができると感じ、理由もなく微笑みました。
師父が按排された修煉の道においては、どんな困難に遭遇しても、勇敢に挑戦しなければなりません。その道に恐怖や困難はあっても、実際に実行すれば危険なことはなく、正念の中に勇気と挑戦が含まれているのだと悟りました。
(完)
注:
[1] 李洪志師父の著作: 『轉法輪』
[2] 李洪志師父の著作 : 『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」
[3] 李洪志師父の著作: 『長春輔導員法会での説法』
(2021年国際ネット法会の発表原稿)