文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年8月4日】私は政府機関で働く若い女性大法弟子です。先日の午後、私はショッピングのために市の繁華街に行きました。商店街の近くにはストリートガーデンがあり、ショッピングモールや学校、役所の出張事務所などに囲まれて、多くのお年寄りや子どもたちが普段から休んだり遊んだりしています。とても賑やかな場所です。シェアサイクルを駐輪していて、ふと見上げると、庭の花壇の脇に目立つ看板(高さ約1.5メートル、幅約1メートル)が立てられていました。大法を誹謗中傷する言葉が書かれていました。私はそのとき携帯電話を持っていました(シェアサイクルを停めるときに携帯電話のスキャンコードで支払う必要があるからです)。子どもたちが下校する時間帯で、フラワーテラスのそばにはたくさんの車が停まっていて、すでに子どもの下校を待っている親御さんもいました。
携帯電話に目をやりながら、どうしようかと頭を抱えてしまいました。師父の教えをふと思い出し「確固として法を護るべきであり、なぜなら、あなたは大法の一員で、堅固にして破壊できないからです」 [1]。私は「大法弟子の使命は大法を守ることであり、学生が毎日登校や下校するときこの絵を見るのはどれほど悪いことか」と考えました。私がこれに出会ったのは偶然ではなく、出会ったからには大法に則ってやるべきです。
ほんの数秒ほど考えました。もともとこの看板の前にバイクが駐車してあったのですが、女性がバイクに乗って去っていきました。看板のところへまっすぐに向かい、私の思いはただ一つです。「大法をしっかりと守り、衆生をこの絵に毒させないことです」。その看板を力を入れて折ってみると、発泡スチロールの台座に、粘着性のポスターが貼ってありました。スチロールが一瞬にして折り重なり、音を立てました。私のすぐ近くにいた男性は、一瞬私を見て、またすぐに自分の携帯電話に集中しました。その時は怖くなくて、あまり考えてなかったのですが、ただ少しパニックになって、何しろ白昼堂々、大勢の人の前にいるからです。絵は木の柱に固定されていたので、何回か折りたたんだ後、ポスターが閉じて見えなくなったのですが、落ちませんでした。私はそれで立ち去りました。
帰宅後、心の中でまだ少し怖かったので、師父に私の正念を加持して頂き、邪悪な要素が衆生を利用して大法弟子に犯罪を犯さないようにお願いしました。同時に、大法弟子による法の実証を妨害し、衆生が救われるのを妨げるすべての邪悪な存在と邪悪な要因を取り除くために、発正念をしました。
また、ポスターが落ちずにぶら下がっていることを改めて考え、完全に撤去しに行くことにしました。同時に、大法の真相資料(昨年の卓上カレンダーの絵)も用意しました。絵に描かれたのは警官が真相を理解した後、祝福を受けて善行を促されたという話です。これを役所の出張事務所の方に見てもらうのがいいと思いました。夜、暗くなってからマスクをして一人で出かけ、公園の掲示版に真相資料を貼りました。そしてポスターを完全に剥がしました。道行く人々は、私の行動を見てもまるで見ていないかのようにしていました。
衆生を毒するプロパガンダポスターは撤去されましたが、しかし、コミュニティの出張事務所の職員は、真実を知らなければ、まだプロパガンダポスターを掲げ続けると思います。もうすぐ7月1日になり、中国共産党(以下、中共)の赤いプロパガンダはどこもかしこもピークに達します。私は出張事務所の職員の連絡先を見つけ、その後、私たちの学法グループは、善良な人々が真相を理解して救われることを願って、真相の書簡を送り、真相電話をかける準備をしました。学法グループに行ってみると、私の前に何人かの同修が、真夜中に公園で大法を誹謗中傷する他の大きな目を引くポスターをすでに撤去していたことを知りました。私が取り除いたのは、花壇のそばにある小さなものでした。
その日の午後、当時園内にはたくさんの人が集まり、ほど近い距離にコミュニティの出張事務所があり、カメラもあります。もし当時、自分のことを思えば、あえて実行しなかったかもしれません。なぜなら、私も夫も舅も公務員であり、子供たちも学校に通っているので、大法を実証のためにも私の安全は重要です。長年にわたる中共の大法への迫害により、私の家族(一般人)は長い間、恐怖にさらされていましたが、今は少し安定しています。その時、私は本当に自分のことを考えず、ただ大法をしっかりと守ることだけを考えていました。この絵で衆生を毒してはいけない、これが大法弟子の使命だと思いました。
ここまで来て、色んなことがあって、スリリングだったりしましたが、本当に大法に従い、あまり考えすぎないことで、逆に物事が簡単になり、人を救うことがより効果的になりました。人心が多くなると、考えすぎてしまったり、怖くてできなかったり、結果的に人助けする機会を逃してしまうことが多々あります。22年間の修煉を経て、今になってようやく気付きました。実は、昔から師父は言ってくださいました。「あなたが心性を向上させさえすれば、必ず乗り越えられるものです」 [2]。
師父への感謝の気持ちは言葉では表現できません。悔いを少なくするには、着実に修めて精進して、3つのことをしっかりと実践することです。こうすれば、師父による恩を裏切らずに済みます。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨(二)』「大法は堅固にして破壊不可能である」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』