【明慧日本2021年8月4日】(ドイツ=明慧記者・徳祥)ドイツの一部の法輪功学習者(学習者)は7月24日、バイエルン州の州都ミュンヘンでイベントを開催し、法輪功を迫害する中国共産党(以下、中共)の罪を明らかにした。学習者は22年間、迫害の停止を呼びかけて戦って来た歴史をドイツの市民たちに伝えた。また、バイエルン州の4人の議員からの支援の手紙を読み上げた。
イベントの中で、積極的に署名して学習者を応援する市民たち |
当日、市内中心部のマリエン広場は、中共ウイルス(武漢肺炎)が発生する前の賑やかさが戻り、たくさんの人々が行き交っていた。多くの人々が足を止めて学習者の功法実演を見たり、「法輪大法は世界に広く伝わっている」、「中共は生きたまま学習者から臓器を摘出している」などの横断幕やパネル資料を注意深く読み、学習者に声をかけて話をする人もいた。また、学習者は議員からの手紙を読み上げ、多くの通行人が足を止めて、学習者の迫害停止運動を支援するために署名した。
議員からの手紙を読み上げる学習者 |
資料を受け取って読む人々 |
署名して学習者を支援する人々 |
ドイツ与党の国会議員で、連邦人権・人道支援委員会のメンバーである、セバスチャン・ブレム(CDU/CSU)氏、自民党国会議員のサンドラ・ブーベンドルファー・リヒト(FDP)氏、国会議員、緑の党の人権と人道支援のスポークスマンであるマーガレット・バウズ氏および、バイエルン自由選民党の州議員ヨアヒム・ハニッシュ氏の4人から支援の手紙が送られてきた。
左上から:セバスチャン・ブレム氏、ヨアヒム・ハニッシュ氏 |
与党国会議員「中共は法輪功への迫害を直ちに停止すべきである」
セバスチャン・ブレム議員は手紙の中で、次のように書いている。「(学習者を)支援するドイツ連邦議会のすべての議員を代表して、この場を借りて心からご挨拶を申し上げます。私たちは、中国(中共)が『国連人権憲章』を尊重することを要求します! 数十年もの間、中共は平和的な坐禅運動を弾圧してきましたが、この犯罪行為を止めなければなりません。法輪功のような精神的集団に対する措置は、国連憲章に約束した国際法上のすべての義務に反するものです。中共指導者の行動は野蛮で非人道的であり、これを明確に記録しなければなりません。恣意的な逮捕、強制労働、拷問、人体の臓器の窃盗などは、すべて処罰されなければならない人道に反する罪です」
また、「あなた達が平和と人権のために献身的に尽くして頂いたことに、心から感謝します。この精神は非常に貴重なものであり、皆さんは落胆せず、あなた達のすべての力を使って平和、自由、民主、人権の価値観を守るため続けていただきたいと思います。私はあなた達の側に立ちます」
自民党議員「私は法輪功の自由と権利のために努力します」
サンドラ・ブーベンドルファー・リヒト議員は書簡の中で、「ドイツ連邦議会の自由民主党議員にとって、人権と宗教の自由を守ることは最優先事項です」と書いている。
「自由と民主を志し、自由に生きたいと思っている人たちへの迫害は、とても悲しいことです。 自由と民主の追求者として、中共政府の人権迫害のやり方に愕然とし、このような行為を強く非難します。政治犯を監禁し、特に臓器狩りは、自由民主社会の私たちが強く反対することです。欧州連合(EU)にとって、特に中国との経済関係の角度から、このことについて沈黙するわけにはいきません」
「中国は、ドイツおよびEUにとって2番目の貿易相手国ですが、今は、中共政府の人権侵害に対して、EUやドイツ政府はより強い姿勢で臨むべき時であり、私たちはもはや傍観することはできません」
ドイツ市民「中共が学習者から生体臓器収奪をしていると聞いて、心から血が流れた」
学習者の説明を聞いて次から次へと署名する市民たち |
当日のイベントでは、学習者を支持して署名する市民たちが大勢いた。
幼児教育者のアレクサンドラ・ウェンドラーさんは、「人が商品のように扱われ、法的な保障が全くない状態で刑務所に入れられ、他人が必要としているとき死ななければなりません。私たちは皆、同じ地球上で呼吸し生活しており、これ(中共による生体臓器摘出)を聞くと、心から血が流れてきた感覚です。これは歴史上見たこともないような犯罪です」と述べた。