山東省濰坊市の初立文さん 迫害され死亡
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 【明慧日本2021年8月5日】(山東省=明慧記者)山東省濰坊市の法輪功学習者・初立文さんは、2019年9月22日に再び連行され、濰坊留置場に拘禁された。2020年12月28日、懲役8年の実刑判決を宣告された初さんは、拘禁されていた期間中に重症になったため、仮釈放され帰宅したが、2021年7月1日に亡くなった。享年65歳。

初立文さん

 初さんは濰坊市峡山区太保庄村に在住し、法輪功を学んでから、多くの病気が治り、健康状態も改善され、家庭が睦まじくなった。1999年7月20日、中共による法輪功への迫害が始まって以来、初さんは何度も連行され、労働教養3回(3年、1年[20日後に医療仮釈放]、1年)を強いられ、不当な実刑判決2回(5年、8年)を宣告されたことがあり、留置場、労働教養所、刑務所で拷問を受けた。息子の初慶華さんも、労働教養2年6カ月と懲役3年の実刑判決を科された。

 以下は、初さんが受けた迫害の事実である。

 一、鉄の椅子、街中を引き回され、拘束される

 1999年10月14日、初さんは法輪功の無実を訴えるため、北京に行き陳情したが、現地に戻った後、太堡庄派出所の警官らに連行され、11日間も鉄の椅子に座らされ手錠をかけられ、平手打ちをされた。

 また、初さんは街中を引き回され辱められた後、昌邑留置場に1カ月間拘束された。

 二、灌食、労役、冷凍、針刺し、面壁、縛り付け、手錠

 2000年2月、初さんは昌邑市留置場に拘禁され、木に手錠をかけて凍らせ、その凍った手錠や足かせをかけられた。また、王村労働収容所で灌食され、労働をさせられ、鉄針で刺され、縛り付けられ繰り返し殴られるなどの拷問を受けた。

酷刑演示:罚坐小凳子

拷問の再現:長時間腰掛けに座らされる

 非常に湿気が多く暗い部屋で、初さんは半年間、じっと動かずに小さな腰掛に座らされたり、殴られ蹴られたりして、左耳の鼓膜が破れ、歯も折れてしまった。また、硬いプラスチック製のスリッパの底を立てた状態で頭を叩かれたため、頭はあざだらけになり、切れた傷口から血が流れて、血だらけになった。

 三、パイプで殴られ、手錠をかけられて滅多打ちにされる

 2003年4月3日、初さんは労働教養所から帰宅したが、同年8月18日、昌邑市610弁公室と太堡庄派出所の警官らに再び連行され、鉄の椅子に手錠をかけられて拷問を受けた。

酷刑演示:铁椅子

拷問の再現:鉄の椅子

 留置場で、警官らは初さんに手錠と足かせをかけて、ゴムのパイプで殴ったりして暴力を振るった。

 初さんの妻は典型的な農村の女性で、初さんが連行され家財を押収され、2人の子どもは退学せざるを得なくなった。生活のすべては妻一人で背負わなければならなかった。また、警官が頻繁に嫌がらせに来るため、彼女は耐え切れなくなり、2003年に家出をした。幸せな家庭は中共の迫害により、一家は離散した。

 四、電気ショックを与えられ、首を絞められ、蚊の餌にされる

 2003年11月18日、初さんは懲役5年の実刑判決を宣告され、山東濰北刑務所に拘禁された。濰北刑務所で、スタンガンで電気ショックを与えられ、首を絞められ、蚊の餌にされ、体中蚊に刺された。

酷刑演示:电棍电击

拷問の再現:スタンガンで電気ショックを与えられる

 2004年3月12日、初さんは第六監区に移された。警官らは初さんの服を全部脱がして、庭の木に手錠をかけ、5本のスタンガンで同時に電気を使い切るまで全身に電気ショックを与えた。その結果、初さんの顔は変形して、感電によって全身が潰爛した。

 五、縄できつく縛り付けられ、頭を覆われて大勢で打ち叩かれる

 2008年8月17日、初さんは5年間の冤罪が終わったが、朝から、濰坊市洗脳班に連行され、暖房設備のパイプに手錠をかけられ、殴られたり蹴られたりした。 夕方、太堡庄派出所に連れられ、鉄の椅子に座らされ手錠をかけられた。

酷刑演示:上绳

拷問の再現:縄できつく縛り付けられる

 翌日、初さんは太堡庄の村委員会に連れて行かれ、頭を覆われた状態で殴られ、縄できつく縛り付けられたため、縄が皮膚に食い込んだ。

 六、さらに1年間の労働教養を科される

 2011年12月、初さんは自宅の玄関前で4人の警官に押さえつけられ、棒で頭を殴られ、息も絶え絶えになるまで殴られた。その後4人は去っていった。動けなくなった初さんは一晩中、家の中庭で横になっていた。

 2012年6月11日の午前10時頃、初さんは家で麦刈りの準備をしていたところ、自宅に侵入してきた7、8人の警官に連行され、1年間の労働教養を科され、翌日、山東省第二労働収容所に拘禁された。

 七、懲役8年の実刑判決を宣告され、致死される

 2019年9月22日昼12時頃、初さんと息子は、青島鉄道公安局、太堡庄派出所の警官らにより連行され、家宅捜索を受け、2万元に相当する家財を押収された。息子は2019年9月23日夜、身体検査で基準に達しないため帰宅した。

 初さんは2020年12月28日、懲役8年の実刑判決を宣告され、拘禁中に重症になったため、仮釈放され帰宅したが、2021年7月1日に亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/29/428849.html)
 
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