四川省の楊凱さんは広漢市警官に身柄を拘束されて行方不明に
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 【明慧日本2021年8月10日】四川省の楊凱さん(50歳前後)は法輪功を学んでいるとして十数年間放浪生活を余儀なくされた。2021年4月7日午後、楊さんは陳先挙さん宅で身柄を拘束され、現在行方不明である。

 十数年前、楊さんは迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。学習者・陳先挙さん(60歳近く)は当時、10代の息子と暮らし、楊さんを自宅に居候させた。一年の中で、楊さんは数カ月間出稼ぎに行き、自分の生活費を稼いだ。また、楊さんが陳さん宅で子供の面倒を見る時、陳さんはアルバイトしに行き、互いに支え合った。

 2021年4月7日午後3時過ぎ、広漢市公安局向陽鎮派出所の警官は陳さん宅へ行き、楊さんの身柄を拘束した。理由は楊さんが市場で人々に法輪功の無実を伝えた際、写真を撮られたが、楊さんが協力しなかったからだという。

 午後5時30分ごろ、警官は村の幹部に案内され、陳さんがアルバイトをしている工場に行き、陳さんを家まで連れてかえり、陳さんにドアを開けさせた。陳さんは家宅捜索するには捜索令状が必要で関連書類の提示を求めたが、警官は何も提示せず、陳さんにドアを開けることを強要した。ドアを開けてから、警官は陳さんと楊さんを広漢市公安局和興留置場に連行した。

 2人が連行された後、警官は陳さん宅にあった法輪功の書籍100冊以上、楊さんのノートパソコン1台、陳さんの息子のデスクパソコン1台、楊さんが他人から預かって修理中のタブレット1台、プリンター数台、現金などの私物を押収した。押収リストがなかったため、具体的にどれくらいのものがなくなったのかは把握できない。

 4月8日午後、楊さんと陳さんは綿竹市留置場に移送された。

 4月14日午後、2人は解放された。しかし、手続きを済ませ、綿竹市留置場から出た途端、待機していた警官と特殊警察部隊に身柄を拘束された。2人はそれぞれ数人に押さえられて、手錠をかけられ、頭に黒い袋を被せられ、パトカーに押し込まれた。当日の夜、身体検査を受けさせられたが、結果は知らされなかった。15日、再び身体検査を受けた。陳さんは十数年来、多くの健康な法輪功学習者が生きたまま臓器狩りされたことを知っており、異常を感じ、頭の黒い被りものを外し、大声で「法輪大法は素晴らしい! 蒙陽派出所は生体臓器狩りに加担しています」と叫んだ。警官はすぐに陳さんを制御し、身体検査が終わってから再び蒙陽派出所に移送した。

 16日、検査結果が出た後、2人は彭州市公安局利春留置場に連行された。

 5月7日午後、陳さんは彭州市公安局利春留置場から無罪解放された。蒙陽派出所は陳さんを広漢市公安局向陽鎮派出所に送り、向陽鎮派出所は陳さんを家に帰した。

 数日後、楊さんは警官に陳さん宅まで連れて行かれ、押収した物は全て楊さんの所有物と確認した。

 警官の話によると、楊さんを新津の洗脳班に送る予定だという。蒙陽鎮の警官は楊さんを広漢市向陽鎮に在住する学習者・陳宗国さん(69)宅へ連れて行き、陳宗国さん宅から押収したプリントなどは全て楊さんの家に置いたと言って訂正した。

 現在、楊さんの家族と連絡が取れず、弁護士を雇うこともできず、楊さんの居場所も分からない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/6/429207.html)
 
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