遼寧省大連市の馬岩さん(74)に懲役4年10カ月を宣告
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年8月14日】遼寧省大連市旅順の法輪功学習者・馬岩さん(74歳女性)は、1994年に法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。しかし、法輪功を放棄しないとの理由で、2回不当に拘禁され、今回、懲役4年10カ月の不当な判決を宣告され、弁護権も奪われたという。

'马岩老人'

馬岩さん

 1999年7.20以降、馬さんは、沙河口区楊樹東街派出所に身柄を拘束され、大連姚家留置場と浄水工場の近くにある薬物中毒回復所で4カ月以上拘禁されていた。地元の派出所はさらに馬さんを夫の働く場所に行かせ、大連市から離れるように追い出した。そのため、馬さんは長年、放浪生活を余儀なくされた。派出所はさらに職場に馬さんの年金2年分を止めるようにと強要した。

 2020年7月、大連市香炉礁派出所および大連市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は馬さん宅へ行って家宅捜索を行い、パソコン、プリンタ、法輪功の資料などの私物を押収したうえ、いわゆる「証拠」を名目に署名を強要した。馬さんの家族が重体に陥り、面倒を見る人が必要なため、馬さんは一時出所ができた。

   2021年1月26日、派出所は馬さんを罪に陥れる資料を検察庁に提出した。検察官は馬さんを召喚し、記録を取った。しかし、裁判の資料には馬さんの証言はなかった。3月1日、馬さんの案件は大連市甘井子区検察庁から甘井子裁判所に提出された。

 2021年3月、大連市香炉礁派出所は、馬さんに署名をさせるために呼び出したが、その後、馬さんを姚家留置場に拘禁した。

 その期間、甘井子裁判所の裁判官・段麗は態度が傲慢で、指定された弁護士を雇うことを拒否したとの理由で、馬さんを困らせ、裁判の前日、不当に逮捕状を発布した。

 裁判の開廷日は2021年3月26日だったが、3月23日、自称裁判官・段麗に指定された弁護士・姜は馬さんに電話をした。馬さんは指定された弁護士が無罪弁護をしないとわかり、電話の中で「自己弁護をする」と、はっきり断った

 そのため、馬さんは翌日、大連市香炉礁派出所の警官・孫に電話で署名するようにと呼ばれた。24日午後1時過ぎ、馬さんが派出所に着くと、所長・張遠と副所長の命令で身柄を拘束された。

 3月25日、馬さんは大連市留置場に移送された。

 馬さんの家族は弁護士を雇い、無罪弁護の準備をした。しかし、大連市留置場は馬さんが入った初日から15日間を隔離期間とし、弁護士との面会を禁止した。その状況下で、家族は裁判官に裁判の開廷を延期するよう申し込んだが、拒否された。電話で「指定した弁護士を雇わないで、自分たちで弁護士を雇ったじゃないか」と嫌味を言われた。

 段裁判官は家族が雇った弁護士と馬さんを面会させないために、隔離期間中の2021年4月7日に裁判を開廷した。家族と弁護士が何度交渉しても、面会できなかった。

 2021年6月7日、裁判所は馬さんに懲役4年10カ月の不当な判決を宣告したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/10/429392.html)
 
関連文章