政治審査による悲劇 湖南省岳陽市の李君芝さん死亡
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 【明慧日本2021年8月17日】湖南省岳陽市の法輪功学習者・李君芝さん(70歳女性)は市の洛王街道花園坡コミュニティに一人で暮らしていた。2021年の3、4月、李さんは転倒して寛骨を骨折し、病院で手術を受けた後、娘宅で休養していた。

 一方、2021年7月に李さんの孫が軍学校に受かり、息子一家はとても喜んでいた。しかし、中国共産党(以下、中共)の政治審査で李さんが法輪功学習者であるとの理由で孫は不合格となり、入学はできなかったという。

 この政治審査における迫害が孫の前途に影響を与えたショックに、警官による家宅捜索が加わり、李さんは突然、心臓衰弱になった。そして病院で応急処置がなされたが、2021年7月27日に他界した。 

 生前の李さんが中共に迫害された一部事例は、下記の通り。

 1、2011年7月31日夜、黄菊秀さん、李君芝さんは法輪功の無実を伝えた際、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、洞ダン派出所の警官に身柄を拘束された。楼区支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官・黄らは2人を湖濵拘置所に送った。

 2、2017年4月11日午前9時頃、李さんは自宅で楼区公安支局の国保、洛王派出所、洛王コミュニティの大柄な男性5人に身柄を拘束された。5人は身分証を提示せず、理由も説明せずに李さんの背中を殴り、無理やり岳陽県麻塘鎮鳳凰山荘洗脳班に送り込んだ。当初は2日間だけの「お勉強」とされたが、結局15日間拘束された。

 李さんの娘は当日の午後になって初めて母が連行されたことを知り、あちらこちらを探し回った。楼区公安支局の国保に行って当局に連行されたことを知ったが、拘束場所は知らされなかった。

 洗脳班は李さんに煉功させないように、護衛2人を唆して李さんを監視させた。李さんに法輪功を誹謗中傷するビデオを十数日間にわたって視聴させ、李さんにいわゆる「三書」への署名と拇印を強要してから、2017年4月26日午後5時頃、李さんを解放した。 

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/14/429551.html)
 
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